【G】杉内俊哉・今年の勝敗予想は?【DB】開幕投手・三嶋の評価は?【超激辛GvsDBオープン戦雑感3/21】

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7年ぶりに人工芝が張り替えられた東京ドーム。
今回は張り替えられてから初の実戦となったGvsDBのオープン戦をレポートする。
【ジャイアンツ先発オーダー】
1(遊)坂本 勇人
2(二)片岡 治大
3(右)長野 久義
4(三)村田 修一
5(左)高橋 由伸
6(一)ロペス
7(指)アンダーソン
8(中)橋本 到
9(捕)実松 一成
P   杉内 俊哉
【ベイスターズ先発オーダー】
1(二)石川 雄洋
2(遊)山崎 憲晴
3(右)梶谷 隆幸
4(一)ブランコ
5(左)筒香 嘉智
6(三)バルディリス
7(中)金城 龍彦
8(捕)黒羽根 利規
9(投)三嶋 一輝
【ジャイアンツ登板投手雑感】
①杉内
5回1安打1四球5奪三振 自責点0
直球は131〜139キロ、私には球筋にバラツキがあるように感じた。
彼特有のキレの良いスピンの効いた直球を投げる一方で、スライダー回転の横に若干滑り気味の直球も投げる
これは「狙ってのものなのか?」「意図せず投げてしまってるのか?」
正直私には判断できない。
変化球はスライダーのキレ、コントロールとも抜群のデキ、チェンジアップもまずまず。
全体的な印象は、フォームに力みが無かったので打者のタイミングが合わず、直球で押し込める場面が多く見受けられた。
合わせて変化球もキレが良く低めに決まっていたので、良い時の彼の姿である三振を多く取るピッチングが出来た。
これで一応開幕に向けて、戦う態勢を整えた格好となったが、今年のオープン戦を振り返ると、日によってデキが大きく変わる印象があるので、正直今年の彼の成績は読みづらい。
彼の今シーズンの勝敗願望 13勝6敗
          予想 10勝8敗
彼は負け数の少ない投手で有名だが、今年は序盤から大量失点するケースが増えそうなので、負けも若干増えてくると予想する。
しかし、Gの場合は勝ちゲームのリリーフ陣が強力なので、ランナーを溜めた場面で降板しても、逆転されるようなケースは少ないと思うので、負け越すようなことはないと思う。
躍進へのポイントは、ゆったりフォームで投げる直球のキレ、力んで直球のスピードを上げる事は、逆にマイナスとして作用する。
②笠原
1回1安打(1本塁打)1奪三振 自責点1
直球は142〜146キロ
角度、キレ、スピード感、コントロール、どれも申し分なかった。
この部分に関しては、前回と同じく著しい進歩を感じる。
変化球はカウント球であるカーブでストライクを取れていたが、若干腕の振りが緩み球種がバレやすいので一発を浴びた。
フォークはキレは今ひとつだが、低めに決まっていた。
③久保
1回3安打1四球 自責点2
直球133〜144キロ
力めばスピードが出るが、フォームのバランスが悪くなるので球持ちが悪くなり相手は合わせやすい。
やはり、こういう部分で怪我の影響が出てくると思う。
彼の復活のポイントは、杉内と同じく力感が少ないフォームで、キレの良い直球を投げることがポイントになる。
変化球はカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークを低めに集めていたが、腕の振りが若干緩いので拾われている。
特にフォーク、チェンジアップはその傾向が強い。
④山口
1回1安打3奪三振 自責点0
直球は135〜145キロ、フォーシームとツーシームに投げ分けている。
本調子時の直球に比べると8〜9割程度だが、今の時期では例年並みのデキに戻っている。
変化球はチェンジアップ、スライダー、シュートを投げていたが、かなり腕が振れるようになっている。
キレ、コントロールともに問題ない。
特にシュートは今年も左打者には厄介なボールだ。
これで彼も開幕へ向けて戦う形を整えた。
⑤西村
1回無安打 自責点0
直球は141〜148キロ、スピード感、キレ、コントロール(若干高いが)ともに申し分ない。
変化球もスライダー、フォークともに問題ない。
全体的に若干高かったが、コースに間違いがないので安定感がある。
彼の場合は、1週間位前から既に開幕OKの状態だ。
【ジャイアンツ出場野手雑感】
①坂本
3打数無安打
タイミングが合っていないので、体の開きが早く、下半身を使えていないスイングになっている。
去年終盤の坂本の状態になりつつあるので若干心配である。
②片岡
1打数無安打2四球
打席で粘りを見せているので状態は悪くない。
2度盗塁を試みてるが失敗に終わる。
③長野
3打数1安打
少し体の開きが早いので、甘いボールでもバットの先で捉えるケースが増えている。
やや下降線か?
④村田
2打数無安打1四球
凡退した2打席は紙一重だった。
⑤高橋由
2打数無安打1四球
今日の内容は余り良くなかった。
状態は一進一退か?
⑥ロペス
3打数2安打(2本塁打)4打点
ホームランは直球、スライダー、どちらも高めの甘いボールだった。
去年からロペスは三嶋から打ってる印象が有る。
タイミングが合うのか?
もう一つ、ロペスのバッティングで指摘しておきたいのはチームバッティングである。
8回ノーアウト2塁の場面で、最初から右方向へゴロを飛ばそうとするスイングをしていた。
外国人がチームバッティングを率先して行う現状を見れば、チーム全体の共通意識として深く浸透していることが伺える。
途中からサードの守備に入ったが、唯一の守備機会で送球エラーをした。
彼は元々スローイングには定評が有るが、エラーをしたケースでは足がそろっていたので送球が悪くなってしまった。
⑦アンダーソン
4打数2安打1打点
甘いボール(直球、フォーク)だったが、ヒット2本はいずれもセンター前に運んだモノだった。
しっかり「間」が取れてスイングをしていたので、今日の内容は良かった。
⑧橋本
4打数2安打(二塁打1)1打点
結果、内容とも文句無し。
1打席目のセンターオーバー二塁打は相手守備に助けられた面があるが、内容的には高めの直球をしっかり叩いて強い打球をとばした。
2打席目も課題の一つである内角の直球をライト前ヒット。
3打席目は結果は三振だったが、内容は素晴らしかった。
ただ粘ってるだけではなく、外の直球、カーブに対して踏み込んでスイングしていることに私は感心した。
つまり左投手に対して開かずに、しっかり右肩で壁を作れているのである。
⑨實松
3打数1安打(二塁打1)
3打席目に二塁打を放ったが、2打席目の内容が悪すぎる。
ノーアウト1.2塁の場面でのエンドラン失敗は致命的、バットに何とか当てて欲しかった。
⑩井端
1打数無安打
この日もキッチリ進塁打を決め、その後の得点に繋げた。
⑪藤村
1打数1安打(二塁打1)1打点
犠牲フライを求められる場面で、高めの直球をしっかり叩いてレフトに運んだ。
去年の今頃の彼なら犠牲フライで終わるところだが、今年の彼は違う。
打撃は急激な進歩を遂げたが、守備面では課題を指摘しないといけない。
セカンドとしての彼は肩が弱く、スローイングのモーションが大きいのでダブルプレー成功率が落ちる。
この日も7回筒香のショートゴロでダブルプレーを完成できなかった。
今は彼の最大の課題は、バッティングではなくスローイングである。
⑫松本哲
1打数1安打(二塁打1)
橋本に負けじと少ないチャンスで結果を出した。
最初から果敢にセカンドを狙った走塁も好印象。
【ベイスターズ注目選手・新戦力雑感】
①三嶋
直球は134〜146キロ
コントロールが悪いが、球質が良いのでファールでカウントを稼ぐことが出来る。
但し、セットポジションでは若干球威が落ちるケースが見られる。
変化球はスライダー、フォークを投げていたが、こちらもコントロールが悪かった。
彼の課題が制球力というのは一目瞭然だが、個人的には内角に直球を投げる時、腕が振れていない事が気になる。
内角にビシッと決まるような直球を投げることが難しくても、腕をしっかり振って内角近辺に投げる事が大切だと思う。
少しだけ打者に恐怖心を与えることが出来れば、外の直球のコントロールがアバウトでも打ち取る確率が上がる。
やはりもう一つは変化球のコントロールだろう。
スライダーである程度カウントを稼ぐことが出来れば、直球とのコンビネーションがより有効になる。
ストライク先行ならフォークボールにも手を出してくる。
課題はかなりの部分でG澤村と似ている。
②平田(ドラフト2位・社会人出身)
直球は138〜146キロ
スピード感はそれ程感じない球質で、細かいコントロールは無い。
変化球はスライダーのキレが良く、カットボール、フォークも投げるがコントロールは直球同様アバウト。
打者に向かってくる投手なので、実戦向きと言える。
もう少し外角低めに直球、スライダーを集めることが出来れば、十分中継ぎとして戦力になる。
【登板投手】
G ・杉内〜笠原〜久保〜山口〜西村
DB・三嶋〜田中〜平田〜ソーサ
【ゲームスコア】
DB 000 001 200 3
G  040 100 11✘ 7
【総評】
ベイスターズでは黒羽根の配球で気になるケースがあった。
2回のロペスと長野の打席で初球に内角直球を要求したことである。
この日の三嶋の状態で、そこに強いボールを投げるのはかなり厳しい。
結果、ロペスに一発、長野はフルスイングで紙一重のファール。
どちらもスピード感が落ちた真ん中の甘い直球だった。
結果論かも知れないが、ランナーが溜まった場面で、相手にフルスイングをされる配球は個人的には疑問が残る。
黒羽根からすれば、直球を狙ってる打者に対して、内角の強いボールで詰まらせるという考えかもしれない。
しかし三嶋の状態を考えたら、かなりの確率で逆球になるか、低めに外れると思う。
個人的な考えとして、これらの場面での初球の入り方は、三嶋が一番腕が振って投げることが出来る外の直球を要求し、ファールを打たせる事を考える。
勿論、オープン戦なので別の意図を持った配球である可能性は否定しないが・・・・。
そしてもう一つ、ベイスターズで疑問に思ったのが、センターに金城を起用した事である。
5〜6年前の彼なら、センターを努めても大きな弱点ではないが、今の彼の脚力では守備範囲がかなり怪しい。
事実、2回の橋本のセンターへの大飛球は、他球団のレギュラーセンターなら問題なく処理していただろう。
荒波が戦線離脱し、梶谷、松本啓をセンターで起用するなど苦心が見え隠れするが、仮にシーズン入っても金城をセンターで使わねばならないような外野構成だと、守備力で大きなマイナスと言わざるをえない。
ベイスターズの野手層は確かに厚くなってるが、厚いのは「バッティングが期待できる」野手であって、守備力の高い外野手は不足している。
荒波離脱によって思わぬ弱点が浮かび上がった。
敬称略
皆様からの御意見、御感想を心からお待ちしております。
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