表1【セントラルリーグ順位予想・割合】
優勝 2位 3位 4位 5位 6位
読売 95 5 0 0 0 0
中日 0 30 30 25 10 5
広島 0 30 30 20 20 0
阪神 5 20 20 25 30 0
DeNA 0 5 10 15 25 45
ヤクルト 0 10 10 15 15 50
順位の数字は%
※割合はデータに基づいた数値ではなく、あくまでも私の予想順位を感覚で表した数値に過ぎませんので、何卒御理解下さい。
表1は各チームの予想順位の幅を表す。
ジャイアンツを例にすると、予想順位の割合は、1位になる確率95%、2位が5%、3位以下は無いと予想。
最終的に当ブログとしての順位予想は以下の通り
表2【最終順位予想】
優勝 読売ジャイアンツ
2位 中日ドラゴンズ
3位 広島東洋カープ
4位 阪神タイガース
5位 横浜DeNAベイスターズ
6位 東京ヤクルトスワローズ
順位予想で各チームを評価する上で私が最も重視するポイントは投手力。
それも、以下の2パターンに分けて評価している。
〜優勝するために必要な投手編成〜
①投手力を中心にした守りの野球をするチームの場合
先発投手の「力量」と「頭数」、勝ちゲームリリーフ3人を確立(もしくは強力な2枚+左右豊富なコマを揃える)
②攻撃力を全面に押し出す攻撃型のチームの場合
先発投手の「頭数」、勝ちゲームのリリーフ3人を確立(もしくは強力な2枚+左右豊富なコマを揃える)
勿論、打撃力・走塁力・守備力のバランスの良さが前提だが・・。
①を説明すると、打撃力が若干低く、投手力でカバーしようとするチームで重視するのは、先発投手の「力量」そして「頭数」。
なるべく相手に先取点を与えない、粘り強いピッチングを求められる投手を多く抱えている必要がある。
そしてリードした状態で、強力なリリーフ陣を投入し逃げ切りを狙う。
続いて②を説明すると、高い打撃力で若干弱い投手力をカバーするために重視するのは、先発投手の「頭数」。
仮に先発が先取点を相手に与えても、セーフティーリードの範囲で我慢し、味方の攻撃力で逆転を狙う展開に持ち込む。
そして6回以降リードしたら、逆転を許さない強力なリリーフ陣を投入する。
どちらもリリーフ投手は大きな負担を強いられるが、攻撃型の②の方がリリーフ投手の「力量と人数」が更に需要となる。
では球団別に考えてみる
【ジャイアンツ】
〜優勝予想の根拠〜
①投手陣
先発の軸は菅野・内海・杉内・大竹の四人
率直に言えば大竹が加入した事は非常に大きい。
去年この3人で作った貯金は19(菅野7、内海7、杉内5)
菅野についてはOP戦の内容を見ると、去年同様かなりの貯金を作りそうだが、内海・杉内については2人で7個程度の可能性がある。(特に杉内については不安な部分が多い)
そうすると、菅野が去年と同じ貯金7とすると14個になる。
19ー14=5
残りの貯金5を大竹に期待するわけだが、オープン戦の内容を見るとかなり期待できる。
巷では大竹は貯金が出来ない投手という評価があるが、去年までのカープのリリーフ陣と山口・マシソン・西村を比較すれば、降板後に星を落とすような事は少なくなると考えるので、彼に期待する貯金5は十分期待できる。
一方で、実績が無い若手、新外国人については期待先行なので、過ぎた期待はしない方が賢明。(Gに限ったことではない)
個人的な評価では、今村以外の若手でチームに貯金を作ってくれそうな投手は見当たらない。
イニング稼げる澤村は怪我で出遅れ、宮國、小山は、ピッチングの内容が不安定。
それでも宮國は進歩を見せてはいるが、今村に感じる安定感まで行ってない。
その今村も出遅れているが・・・。
しかしながら、Gの場合は強力なリリーフ三人が控えているので、柱の四人以外の投手が先発でも勝ちを拾うケースが多い。
又、打線の援護が期待できるので、先発が崩れてもロングリリーフ役がゲームをしっかり作れば、同じく勝ちを拾うケースも出てくる。
②野手陣
特に不安はないが、阿部の長期離脱時のみ得点能力は大きく落ちる。
しかし、それでも去年から得点源が阿部に集中せず、村田・長野・ロペス等に分散してるので決定的なダメージではないと考える。
〜優勝以外の可能性を探る〜
5%の不安は、山口・マシソン・西村の強力3人トリオの中から2人長期離脱した場合。
1人なら何とかカバーできると思うが、生命線であるこのトリオが崩れた時、戦い方の根幹が崩れる。
〜結論〜
Gは非常に投打のバランスが取れているが、チームのタイプで言えば攻撃型の②と考える。
②のチームが優勝する条件である投手の頭数、強力な3枚のリリーフを備えているので優勝の大本命は揺るがない。
【ドラゴンズ】
〜2位予想の根拠〜
①投手陣
先発の軸は大野・カブレラ・山井・岡田
軸の4人の中で去年二桁勝ったのは大野のみ、岡田の場合は今年から先発に本格的に挑戦するという段階。
しかも去年、4人とも殆ど貯金が作れていないので、計算出来るとは言い難い。
だが個人的にカブレラ・山井・岡田は能力的には高いレベルに位置していると評価する。
特に岡田は安定感も備えているので、かなりの貯金を作る投手になるポテンシャルを秘める。
大野については評価が難しい投手と考える。
私の印象では100球前後でかなり能力が落ちる投手なので、リリーフ陣が鍵を握りそう。
カブレラ・山井については、首脳陣が使い方を間違わなければ、それなりの結果を出すと思う。
軸と考える4人以外では川上・山本昌・雄太・山内・西川等が考えられる。
川上は開幕投手だが、年間通して軸になるには肉体的に厳しさが残る。
山本昌も同様、そうなると山内、雄太ら中堅クラスの頑張りが重要になる。
西川については、去年の阪神戦の登板を見たが、化ける可能性を秘めた投手ではあるが、過度の期待をしないほうが良いだろう。
そして6月復帰が噂される吉見が、どの程度の能力で復帰してくるのだろうか?
彼が力を発揮出来る状態で復活すれば、Aクラス入りが確かなものとなる。
こう考えるとG投手陣には実績で劣るが、戦えるメンバーは揃っているように思う。
しかし、不確定要素や怪我で離脱することが多いので、不安感は拭えない。
リリーフ陣は浅尾の離脱は確かに痛いが、田島、武藤を筆頭に多彩な面々が揃っている。
岩瀬も年齢的に限界に近づいているのは確かだが、今年も形は作っていくだろう。
今年から森さんがコーチとして復帰し、投手陣を再編成すると思う。
ドラゴンズが強かった当時の投手起用は、調子の上がらない投手は無理して使わず、二軍に落として調整させていた。
そして現状使える投手を優先的に起用していき、調子が落ちたら二軍で再調整させ、再び状態が上がるのを待つようなやり方だった。
今の投手陣に、そこまで余裕ある投手起用が出来るとは思えないが、去年のような投手起用はしないと思う。
それだけでも私の考えでは大きな戦力アップになってる。
②野手陣
井端の後釜、荒木の状態等、不安要素は確かに抱えているが、セカンド・ショート候補として私は岩崎恭を推したい。
高橋周についてはショートは厳しいので、将来的にはサードがベストだと思う。
そして野手陣の鍵を握る選手は、4番を任せられる平田の活躍、そして大島が輝きを取り戻せるかだろう。
1番、4番が固まれば、ルナ・森野・和田など脇を固めるメンバーは揃ってるので得点力は上がる。
こうして見ると打線も悪くない。
〜不安点を探る〜
・現状、投手陣では先発投手に大きな貯金が期待できる軸が居ないこと。
・そうは言っても、浅尾の離脱で台所事情が厳しくなったリリーフ陣。
・野手陣の世代交代が円滑に進むか?
〜結論〜
チームのタイプは守りの野球の①だと思う。
優勝するには、先発投手陣の「力量」が不足している。
だが、十分Aクラスを狙える投手陣に蘇る可能性は大いに感じる。
以上
残りのチームについては次回以降で・・。
敬称略
皆様からの御意見、御感想を心からお待ちしております。
【超激辛NPBコラ厶twitter】展開中!
Twitterアカウント@hideo469998で検索
【超激辛順位予想】2014年・セントラルリーグ順位予想 Part1・ジャイアンツ、ドラゴンズ編
