阪神 000 100 101 3
巨人 040 003 50✘ 12
【勝敗を分けたポイント】
①2回表・打者福留
ワンアウト・2,3塁の場面で、福留がセカンドへ強いゴロを放ったが、前進守備だった片岡がしっかりキャッチし、先取点を許さなかった。
②2回裏・打者長野
福留・西岡の激突プレー等で3点先取した場面の後、長野が追加点を奪った。
これで阪神の勢いは完全になくなったと感じた。
【G注目投手レポート】
〜大竹〜
相変わらず抜群の安定感だった。
時折、変化球が高めに浮いて痛打されるケースも有ったが、勝負どころでは低めに決まり、ゴロピッチャーぶりを発揮していた。
彼の登板時は特に内野守備が重要となってくるが、ロペスのエラー以外しっかり守っていた。
彼は今年相当チームに貯金を作ってくれそうな気がする。
直球のキレ・コントロール、必殺シュートを始めとする変化球の精度を考えたら、打線との兼ね合い次第では最多勝争いのダークホースかもしれない。
そんな事を感じさせるピッチングだった。
〜西村〜
今シーズン初登板を楽な形で迎えられた。
相変わらず先頭バッターの初球の入り方が雑だが、全体的に見れば完璧な内容だった。
直球のキレ・コントロール、フォークの精度ともに上出来だった。
【G注目野手レポート】
〜ロペス〜
久しぶりの5番だからという訳では無いと思うが、3打席目までは、やや強引なスイングだったので心配したが、4打席目にしっかり修正していた。
満塁ホームランも、この修正が伏線だったと思う。
この3連戦で彼は2本のホームランを含む9安打・10打点の大活躍。
去年彼のシーズン打点は55なので、既に開幕3試合で去年の打点の2割を荒稼ぎしたことになる。
今年は去年より右方向に強い打球を飛ばせているので、相手バッテリーからすると攻め手が難しくなっている。
守備については、新人工芝に若干戸惑っているようでミスが目立っている。
元々グラブ捌きは抜群に上手いので、ここはしっかり修正して欲しい。
〜坂本〜
先制タイムリーを含む猛打賞だった。
しかし、バッティングの内容は、まだ自分の形を作れてはいない。
前の試合同様、上半身が先に出てボールを迎えに行って打とうとしている。
この試合のヒットは、いずれも彼の長所である左手の器用さで稼いだモノと言える。
まだ相手投手によって、タイミングの取り方に大きな差がでてしまう状態である。
暫くの間、安定感のあるバッティングは望めないと思う。
彼が今年取り組んでいるバッティングの完成形を見せてくれるのは、もう少し先になりそうだ。
〜阿部〜
6番に打順が下がり、個人的にも奮起を期待したが、物足りない打席が続いてた。
ヒットを1本放ったが、タイミングが合っていない打席が目立つ。
今は、体が開き気味になるスイングなので、かえって左投手相手のほうが結果が出るかもしれない。
だが、彼の場合は坂本以上にバッティングの修正能力が高い選手なので、次の3連戦で突然打ち始める可能性は有る。
【T注目選手レポート】
〜榎田〜
去年後半の直球のデキと比べると、今年のほうが良くなっている印象を受けた。
但し、一番の持ち球であるスライダーの精度が悪かったので、拾われてヒットを打たれるケースも目立った。
この試合は衝突プレー等で序盤から4失点奪われたが、今後活躍が期待できそうな投球の形は見せてくれた。
〜鳥谷〜
彼の場合、重心がカカトに少しかかり気味の状態で、スイングをしている印象が強い。
内角の甘いボールに対しての反応は良いが、外の変化球に対しての見極めがまだ出来ていない。
【総評】
この3連戦でG打線は47安打を放っているが、決して効率が良いとはいえない。
確かに1戦目と3試合目で大量得点だったが、一発で取った点数が多く、綺麗なタイムリーは意外と少ない。
原監督は今後も色んな打順を試し続けるだろう。
打線が派手に打っているので、チーム状態が良いと思いがちだが、攻守両面でプレーに隙が多い。
相手のピッチャーの状態が良くなれば、逆に貧打に苦しむ危険を秘めている。
本来なら第2戦のような試合をキッチリ勝つことがチームに勢いをつけていくと思う。
次の横浜3連戦も打ち合いになりそうだが、相手に隙を与えない戦いぶりを期待したい。
タイガースについては、投手陣が予想以上にガタついてる印象を受けた。
阿部、坂本が本調子ではないG打線に、3連戦で47安打も打たれた事実を深刻に受け止めなければ、このまま下位に低迷することも十分ありえると思う。
最後に西岡選手の早期復帰を心から願っております。
敬称略
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