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中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ(2020.7.21) 巨人ゲームレポート詳細版

中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ(2020.7.21) 巨人ゲームレポート詳細版

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【ゲームスコア】
巨人 001 120 000 4
中日 000 000 000 0
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菅野9回
山本4回2/3、岡田1/3回、佐藤2回、谷元1回、藤嶋1回
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勝利投手 巨人 菅野 (4勝0敗0S)
敗戦投手 中日 山本 (1勝3敗0S)
本塁打
巨人 大城 2号(4回表ソロ) 、岡本 10号(5回表2ラン)
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【巨人攻撃イニング経過】

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【巨人攻撃イニング雑感】
☆1回表(投手:山本)
連続K.O中の山本に対して、巨人打線は何とか立ち上がりを攻めたかったが、高め直球を捉えきれずに三者凡退で終える。

☆2回表(投手:山本)
ボール先行気味の山本に対して大城が1死後に出塁するが、中島の併殺打でチャンスを拡げられず。

☆3回表(投手:山本)
それまで山本の高めの直球を捉えられなかった巨人打線だったが、高めにめっもう強いパーラがこのボールを捉えた事で潮目が変わった。
吉川尚は追い込まれた後に詰まりながらもライト前ヒットを放ちチャンスを拡げ、菅野は送りバントを決められなかったが、亀井が高めに浮いた変化球を詰まりながらもレフト前に運んで先取点を上げる。
しかし、その後の更なるチャンスではサカマルオカにあと一本が出ず(丸は四球)に、結局1点で終わる。

☆4回表(投手:山本)
先頭の大城が初球の高め直球を完璧に捉えてソロHRを放つ。
前のイニングで先取点を奪ったものの、その後のチャンスを潰していただけに、この一発の持つ意味は非常に大きかった。

☆5回表(投手:山本、岡田)
2死後、丸が四球で出塁した後に、岡本が初球の高めに浮いたスライダーを捉えてレフトスタンドポール際へ2ランHRを放つ。
これで巨人のリードは4点まで拡がり、エース菅野にとっては最高の展開となる。

☆6回表(投手:佐藤)
先頭のパーラにヒットが生まれるが、1死後の菅野の送りバントで1塁から2塁に進塁した吉川尚が相手の隙を突く走塁(3塁のベースカバーが居なかった)したが3塁で憤死。

☆7回表(投手:佐藤)
1死後に坂本が二塁打を放つが、丸と岡本が倒れて無得点に終わる。

☆8回表(投手:谷元)
三者凡退であっさりと攻撃を終える。

☆9回表(投手:藤嶋)
この回も三者凡退で終了。
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【巨人守備イニング経過】

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【巨人守備イニング雑感】
★1回裏(投手:菅野)
立ち上がりの菅野はやや制球が乱れて1.2番に連続出塁を許したが、マルティネスを三振に奪って落ち着きを取り戻し、何とか後続も討ち取って無失点で切り抜けた

★2回裏(投手:菅野)
菅野はまだまだ制球にバラツキがあるが、中日下位打線を問題なく三人で片づける

★3回裏(投手:菅野)
先取点を貰った菅野は下位打線から始まるこの回を簡単に三人で終える。

★4回裏(投手:菅野)
序盤はボールが抜け気味だった菅野は、味方が2点リードしてくれて投球に余裕が生まれ、この回辺りから変化球が低めに集まるようになった。

★5回裏(投手:菅野)
味方が更にリードを拡げてくれて、より投球が大胆になった菅野は、ヒットを1本許すが全く危なげなくこの回も無失点で終える。

★6回裏(投手:菅野)
菅野は回を追う毎に安定感が出て来て、1番から始まったこの回もキッチリと三者凡退で抑える。

★7回裏(投手:菅野)
先頭のビシエドに死球を与えてしまったが、後続を落ち着いて討ち取り、この回も無失点で終える。

★8回裏(投手:菅野)
先頭の石川昂を丸の落球で出塁させてしまうが、全く動揺することなく後続をキッチリと討ち取る。

★9回裏(投手:菅野)
さすがに120球を超えた辺りからボールが抜け気味になった菅野だったが、完封をかけたこの回も、2死後に阿部に単打を許しただけでキッチリと試合を締める。
試合終了、見事に菅野は今季二度目の完封勝利を飾る。
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【巨人選手評価/短評】◎最高評価選手 〇高評価選手 ✕低評価選手
◎菅野智之
これで開幕から4連勝、23イニング無失点も継続。
直球の走りは普通、変化球は前回よりもフォークの精度が良かった。
序盤はスライダー系が抜けて苦しんでいたが、徐々にそれも修正されて、中盤以降は右打者には直球とスライダーを軸に、左打者にはカーブとフォークを織り交ぜて打者を封じ込めていた。
一発が出にくい広い球場では、彼のピッチングは大胆さが出てくるので窮屈さは感じないし、この試合のように味方が着実に加点してくれると安心して見ていられる。

〇大城卓三
彼のソロHRは、試合の流れの中では最も貴重な得点となった。
バッティングの状態はかなり良い。
技術的に言うと、早めに始動してゆったりとタイミングを取っているので「間」が生まれ、トップの形をバチっと作ってから振り出す形が出来ている。
アーチェリーで例えるなら、弦をゆっくり大きく引き、パワーを蓄積させつつ狙いをしっかり定めてから手を離す過程が、現状の大城は完璧に出来ている。

〇岡本和真
セリーグ単独トップとなる10号2ランは、勝敗を決めた一発となった。
しかしながら調子は相変わらず良くはない。
右肩が出てくるのがやや早くなっているので、緩急を使われたり、低めにキッチリ落とされると厳しい状態ではあるが、積極性を失っていない事が好結果に繋がっている印象。
状態が悪いなりにも結果を出し続けている事は、打者のステータスが1段階上がった証拠と言える。

〇亀井善行
先取点となるタイムリーを放ち勝利に貢献する。
一方で、技術的に見ると、やや調子を落としている印象。
タイミングが合っていないケースが多く、下半身が使えずに小手先のスイングが増えている。
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【総評】
➁巨人バッテリーの術中に完全にハマってしまった中日打
終わって見れば、中日打線にとってはチャンスと呼べるのは初回だけだった。
前段でも触れたが、立ち上がりの菅野は決して良い状態とは言えなかったが、クリーンアップにあと一本が生まれず無得点で終わってしまい、菅野に自分のピッチングを取り戻す猶予を与えてしまった。
そして余裕が生まれた菅野に対してはほぼノーチャンスで、右打者には外角の出し入れ、左打者にはカーブとフォークを多めに使われて凡打の山を築いてしまった。
又、序盤は菅野に対して粘りを見せていた中日打線だったが、得点を奪われたあとは攻撃が淡白になってしまい、菅野を完封ペースにしてしまった。

➁山本の投球内容とマルティネスの配球傾向を掴んで的確に指示していた巨人ベンチ
3回表の攻撃前に石井コーチが円陣の中心となって山本攻略の指示を出していたが、あくまでも筆者の想像であるが「ポイントを前目に置いて高めに浮いたボールを初球から積極的に叩く」という指示を受けたと思う。
多分、試合前のミーティングでは、制球にバラツキのある山本には四球での出塁も視野に入れていたと思うが、逆にそれが高めに浮いたボールを打ち損じる結果(もしくは直球系に差し込まれる)に繋がり、序盤の攻撃を終えてしまっていた。
そこを取っ払って早い段階で軌道修正して、各打者にはより積極的に仕掛けていくように求めていったと思うし、それが良い結果に繋がったと見ている。
又、その指示には背景があり、それはマルティネスの配球だった。
筆者はマルティネスがスタメンマスクを被った中日の試合を巨人戦以外も数試合見たが、彼の配球の傾向は「➀ストレート系が多い、➁ストライクゾーンで勝負する、➂相手の弱点を攻める事よりも投手本位の配球」という印象を持っていた。
この傾向と山本の投球スタイルをリンクさせて配球を考えると、巨人ベンチにとって配球傾向を読み取るのはそんなに難しい事ではない。
つまり「➀追い込まれるまでは直球系に絞る、➁早々に追い込まれても遊び球を使わずに真っ向勝負を仕掛けてくる」という読みが出来る。
その傾向が如実に表れていたのが大城に対しての配球で、第1打席はカウントが悪くなってから甘い直球を捉えられて右安、第2打席は前の打者(丸)に2アウトから四球を許した後で、前の打席で捉えられた直球を初球から要求(内角へ要求)し、それが甘くなって一発を浴びてしまった。

➂エース登板で5回までに4点リード、最高の形でリリーフ陣を休息させた巨人
恐らく、この試合展開だと巨人のリリーフ陣は早い段階で勝利を確信して、最低限の準備だけを怠らずに各リリーフ投手は肩を休めていたと思う。
連戦の頭だっただけに、これは今後に向けて非常に大きい。

以上 敬称略
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