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読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ(2020.7.28) 巨人ゲームレポート詳細版

読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ(2020.7.28) 巨人ゲームレポート詳細版

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【ゲームスコア】
DeNA 100 001 000 2
巨  人 100 200 01X 4
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DeNA投手:井納5回、石田2回、エスコバー1回
巨人投手:菅野7回、高梨1回、大竹1/3、中川2/3
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勝利投手 巨人 菅野 (5勝0敗0S)
敗戦投手 DeNA 井納 (2勝2敗0S)
セーブ 巨人 中川 (0勝1敗3S)
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本塁打
DeNA 佐野 4号(6回表ソロ)
巨人 坂本 5号(1回裏ソロ) 、岡本 12号(4回裏ソロ)
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【巨人守備イニング経過】

【巨人守備イニング雑感】
☆1回表(投手:菅野)
菅野は先頭の梶谷をセカンドゴロに討ち取るが、吉川尚の送球エラー(記録は内野安打と送球エラー)が生まれていきなりノーアウト3塁のピンチを招いてしまう。
そして続くソトの犠飛であっさり先取点を奪われてしまう。
但し、2死後からの連続ヒットで招いた追加点のピンチは、宮崎を平凡なライトフライで討ち取って何とか踏ん張った。

☆2回表
1死後、柴田に粘られた挙句に四球で塁に出し、思うように投球できない菅野はかなり苦しんでいた。
そんな彼に救いの手を差し伸べてくれたのは「不可解なラミレス采配」だった。
何故か前回のカードと同じように、この場面でも井納に送りバントを命じずにフリーで打たせ、結局、菅野にとって厄介な梶谷を2死1塁という「長打だけ避ければ失点しない」という状況で迎え、何とか討ち取って失点を防いだ。

☆3回表
2死後、またも佐野とロペスに出塁を許しピンチを迎えてしまったが、宮崎を三振に討ち取り何とか凌いだ。

☆4回表
この回あたりから菅野の制球がようやく落ち着き始め、下位打線を三者凡退で討ち取る。

☆5回表
味方が勝ち越し、更に追加点を上げた事で、エースの士気は更に上昇し、この回も1番から始まる上位打線を三者凡退で討ち取る。
「勝ち星の権利を得る5回」「勝ち越し直後の守り」「打線の巡りが上位」という試合が大きく動きかねない状況で、並の先発投手なら崩れやすいシチュエーションだったが、流石の投球でそれを微塵も感じさせなかった。

☆6回表
球数が100球に近づいた菅野は、先頭の佐野にまたも粘られた挙句に今度はHRを放たれ1点差に詰め寄られる。
そして2死2.3塁という大ピンチを迎えるが、ここで代打で登場した神里から簡単に三振を奪い踏ん張った。

☆7回表
球数的にこの回で降板濃厚だった菅野は、1番から始まるDeNA打線を全力で抑えにかかり、見事に三者凡退で終えた。

☆8回表(投手:菅野⇒高梨)
直前の味方の拙攻で嫌な流れでの登板となった高梨は、それを全く感じさせない投球で4番から始まった相手打線を三者凡退で封じ、逆に味方打線に追い風を与えてくれた。

☆9回表(投手:高梨⇒大竹⇒中川)
一度は高梨をマウンドに登らせ、相手が右の中井を代打に送ると見るや、交代を告げて大竹をマウンドに送るという石橋を叩く采配で始まったこの回だったが、不運な内野安打が2本重なり、巨人側にとってはトラウマが残っているソトを迎えるが、最後は中川がしっかり締めて逃げ切った。

【巨人攻撃イニング経過】

【巨人攻撃イニング雑感】
★1回裏(投手:井納)
1死後、坂本が完璧なバッティングでソロHRを放ち、立ち上がりに不運な失点を奪われたエースを援護した。

★2回裏
直ぐに同点には追いついたが、井納のピッチングは上々のデキだった。
大城以下を完璧に封じられて三者凡退でこの回を終えた。

★3回裏
2死後に亀井が2塁打を放つが坂本が倒れて無得点。

★4回裏
1死後に岡本が難しいボールを上手く捌いてレフトスタンドへ勝ち越しHRを放つ。
更に大城の四球とウィーラーの2塁打でチャンスを拡大し、パーラのセカンドゴロの間に追加点を奪う。
既に昨日の速報版で触れたが、このパーラとの対戦(DeNAバッテリーの配球ミス)が、この試合の大きな分岐点となった。

★5回裏
あっさりと三者凡退で攻撃を終える。

★6回裏(投手:井納⇒石田)
追加点が欲しい巨人打線だったが、替わった石田からベストピッチをされて三者凡退に封じられる。

★7回裏
1死後、代打の陽が四球で出塁し、相手のバッテリーミスで1死3塁という絶好のチャンスを迎えるが、代打北村がポップフライ、同じく代打の石川も二ゴロでまたも追加点が奪えなかった。

★8回裏(投手:石田⇒エスコバー)
先頭の亀井がヒットで出塁し、巨人ベンチは切り札の代走・増田大を送って、追加点をしゃにむに奪いにかかる。
坂本は三振したが、丸の初球に増田大が二盗に成功してチャンスを拡げる。
そして丸は見事にセンター前に弾き返して、喉から手が出るほど欲しかった貴重な追加点をもぎ取った。
ここで本筋からズレるが「何故、増田大は坂本の打席で盗塁を仕掛けなかったか?」を説明したい。
坂本の場面では、エスコバーが牽制球を一球も投げなかった事が、増田大がスタートを躊躇する要因だった。
その証拠に、丸の打席では、初球を投じる前に牽制球を投げたので、そこで増田大は躊躇なくスタートを切れた訳である。
つまり、エスコバーの牽制を一度でも見た事で「この牽制なら確実に帰塁できる」という安心感が生まれ、それが直後のスタートに繋がったという事だと思う。
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【巨人選手評価/短評】◎最高評価選手 〇高評価選手 ✕低評価選手
◎菅野智之
立ち上がりから状態があまり良くなく、直球の走り、変化球のキレ・精度ともにイマイチで苦しいピッチングが続いていた。
特にフォークが全く決まらない状態だったので、当たっている佐野やロペスには攻めきれずに捉えられていた。
しかし、その他の打者には殆どヒットを許さず、結果的には打線を分断させる事は成功し、勝てる投手の絶対条件である「調子は悪いが要所を締めるピッチング」でチームを勝利に導いた。
これで開幕から五連勝となり、月間MVPもほぼ確実なモノとした。
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〇高梨雄平
前段でも触れたように、試合の流れ的には非常に厳しい状況での登板だったが、そんな心配を微塵も感じさせない見事な投球だった。
彼の投球スタイルは、左打者には外角への直球とスライダーの出し入れ、右打者にはベース盤をより広く使って外角へのスライダーとチェンジアップを軸に組み立てているが、打者がまだまだ彼の投球に慣れていないので、当面は今の攻め方を変えない方が良い。
これで打者が慣れてくると、左打者にとっての内角、右打者にとっての外角のツーシーム系の精度アップが必要になってくるが、まだまだそこに拘る必要はないと思う。
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〇岡本和真
勝ち越しHRを放ってチームの勝利に大いに貢献した。
彼もここにきてバッティングの状態は上昇傾向にある。
凡打の内容も紙一重なので、だからこそ本人も悔しさが表情に出たと思う。
技術的には前回の詳細版で指摘したように、トップをしっかり作ることによって、スイングするまでに僅かながらも、打者にとっては最も大事な「間」が自然と生まれるので「バットのしなり」を感じるスイングが出来ている状態になりつつある。
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〇坂本勇人
初回にすかさず同点HRを放ち、不運な失点をしたエースを援護射撃した。
結局、ヒットはこのHRだけだったが、バッティングの内容はかなり良くなっている。
技術的には、タイミングがしっかり取れるようになって「ボールを手元まで呼び込んでから強く叩く」という彼本来の形が出来つつあるので、打席での迷いが減って集中力も増している印象がある。
次戦以降も期待して良いと思う。
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〇丸佳浩
8回裏の試合を決める見事なタイムリーヒットで勝利に大きく貢献した。
彼もこの試合でのヒットはこれだけだったが、バッティングは確実に上昇傾向にある。
このタイムリーヒットも、10日前の状態だったらバットの先に当たって内野ゴロに終わる可能性が高かったが、今は踵体重の傾向が無くなりつつあり、しっかりと右足が踏み込めているので芯近くで捉える事が出来た。
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【総評】
~得点方法の「引き出し」に大きな差がある両チーム~
ラミレス体制になってから幣ブログでは言い続けていたいたし、開幕前の戦力分析でも指摘していた事だが、DeNA打線は見た目の派手さとは裏腹に、数字上では決して優秀とは言えない打線である。
攻撃の中で主力の長打が出ないと複数得点が望めないDeNAと、4回と8回の得点シーンでも分かるように決して「主力の長打だけに頼らない巨人の多彩な攻撃」とでは、特に接戦での得点力に大きな差を感じる。
結局、この試合はDeNAはヒット9本(しかも相手のエラーあり)で2得点、巨人はヒット6本で4得点、投手のデキも明らかにDeNA側の方が優勢だったにも関わらず巨人が試合に勝った。

以上 敬称略
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