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ジャイアンツの現状を考える! 〜主力投手編〜 超激辛NPBコラム再始動!

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突然ブログを休止して申し訳有りませんでした。
一時は全く時間が作れない状況の中で、ブログ閉鎖も考えましたが、皆様の温かいコメントやメールを読んで思い留まり、休止という形をとっておりました。
お陰様で体調を崩していた家族も社会復帰し、私も通常の生活に戻りました。
一時は野球が頭から完全に抜けてましたが、5月になり時間が少しづつ取れ始めて、見ていなかったG戦に関しては録画で全試合見ました。
ようやくGについて語れる環境が整いましたのでブログを再開します。
皆様、今後とも宜しくお願い致します。
まず再開第一弾は、主力投手を個別に論評していきます
・菅野
先日連勝はストップしたが、ここまで文句無しの結果を残している。
技術的には直球の質が上がったので、少々甘くてもファールを打たせてカウントを稼ぐことが出来ている。
スライダー、カーブについては安定感があり高いレベルで維持されている。
但し、フォークはデキの良し悪しが激しい。
高めに浮いてしまうケースも多いので、勝負球で使うなら、それまでに内角を意識させないと怖い。
彼が打たれているのは、スライダーかフォークの抜け球が多い。
どんな素晴らしい投手でも失投はあるが、大事なのは「打者が失投を打ち損じる状況」を作っておくこと。
その状況を作るには、シーズン中のどこかで「各打者の懐をしっかり攻めておくこと」が必須になる。
そういう意味では、負けはしたが阪神戦の内容は素晴らしかった。
・内海
未勝利が続いている。
彼で貯金が出来ていないことが、そのまま2位という順位に関係していると言って良いだろう。
技術的には直球、変化球のキレは例年通り問題ない。
やはり問題は制球力が考えられる。
特にカーブ、チェンジアップは、コースが良くても高めに浮くケースが目立ち、打者に拾われてしまう。
そしてもう一つ気になるのが右打者の外に投げるツーシームの精度が低いこと。
左打者だと懐にくるツーシームが決まらない。
ハッキリとボールになってしまうケースも多いが、甘く真ん中に入ってしまい長打を浴びてしまっている。
但し、筆者の見解では微調整で浮上可能と見るので、今後は期待できると思う。
相性の良い交流戦でキッカケを掴んで欲しい。
・杉内
シーズン前の予想と大きな差はない。
よくも悪くもこんな感じで今シーズンも推移していくと思う。
但し開幕当初と比べて直球のキレは上がってきている。
ゆったりフォームからリリースポイントで切るような感じにはなってきた。
ボール球が非常に多い投手なので、リリーフ陣のデキが彼の勝敗を左右していく。
リリーフ陣が整備出来れば、去年程度の勝利数(12勝)も見えてくる。
反対に不安定な状態なら8勝程度で終わってしまう可能性も十分有る。
・大竹
防御率は悪いが、筆者の評価は非常に高い。
高いレベルでピッチングを行っている点をまず評価したい。
アウトローの変化球、直球の出し入れ、懐を鋭くえぐるシュートが特に素晴らしい。
確かに6回位に捉まるケースが目立つが、これは捕手側の配球に問題があると思っている。
前半から外のスライダー中心であれだけ攻めれば、後半手詰まりになるのは目に見えている。
カープ時代の石原の配球を参考にしたら良いと思う。
阿部はシュートを得意とする投手の配球に慣れていない。
・西村
まず感じたのは体の開きが速いので打者からボールが見やすいこと。
元々、この癖を持っている投手だったが、シュートを投げ始めた事と関係しているかもしれない。
直球が抜け気味になり、フォークは制球が悪く浮いて危ないボールになっている。
だが、それでも何とか開幕当初は形を作っていた。
しかし困ったらフォークに頼る配球で、西村は完全に自分を見失ってしまった印象が強い。
これも捕手側の配球に問題があると個人的には感じる。
もっと若いカウントではファールを打たせるような配球をして欲しかった。
二軍の尾花、豊田両コーチとジックリ相談して、心とフォームのケアをして再起に期待したい。
彼が復活すればG優勝の確率はかなり高い。
・マシソン
開幕2戦目でマートンにガツンとやられて、自分の直球に対して疑心暗鬼になっていた印象が強い。
より速いボールを投げようとして体の開きが早くなり、打者がタイミングを合わせやすくなっていた。
神宮のヤクルト戦でバレンティンに一発を浴びた辺りをピークに、徐々に良くなっていると思う。
元々、6月くらいから調子を上げるタイプなのでその点も好材料になる。
G優勝の為には、マシソンの役割がセットアッパーである事が必須だ。
・山口
ツーシーム系のボールは威力十分で145キロを超えるが、対左打者の外の直球(右打者の懐)が140キロ前後に留まっている。
恐らくコントロールに自信が無いから腕を振れないのだろうが、ここをツーシーム並にしないと厳しい。
このままでは外のスライダーで空振りが取れない。
また甘くなれば高確率で打者に自分のスイングをされる。
但し、彼の場合も5〜6月くらいから徐々に調子を上げるので期待したい。
かなり状態は上がってきている。
・久保
先日の阪神戦で圧巻の投球をし、復活を強く印象づけた。
西村が調子を上げるまで、セットアッパーの役割を期待したいが無理はさせて欲しくない。
何とか笠原、香月、土田あたりを上手く使って登板過多を回避して欲しい。
彼が本格的に調子を上げるのは夏場だと思っているので、その前に潰れる事態は避けたい。
西村の調子が上がらなければ、彼に期待する役割は決して小さくない。
技術的には非常にレベルが高い投手だと思う。
肘を痛めて以前のようなスピードが出なくなった分、体の開きをギリギリまで我慢してボールを長く持ち、変化球と直球の腕の振りが全く変わらないこと。
あの選球眼が良い鳥谷が、全くタイミングが合わずに完全なボール球のフォークを振らされているのがその証拠である。
上記の投手に先発ではセドン、今村、宮國、小山がどう絡んでいくか?
セドンが外国人枠の関係で交流戦の登板が無さそうだが、二軍で結果を残している小山が上がってくるか?
今村の状態は良くない。
ボールを長く持てるタイプの投手だが、少し体が前に突っ込んでしまってる。
こうなるとコントロールにバラツキが出るし、右打者の懐に強いボールを投げられない。
個人的には再度二軍で作り直して、7〜8月の勝負時に活躍して欲しい。
最後にもう一つ指摘しておきたいことが有る。
これは反対意見も多いと思うが、筆者は捕手阿部の配球面での冴えを感じない。
配球を読まれている印象が強い。
敬称略
皆様からの御意見、御感想を心からお待ちしております。
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