悪い流れを断ち切った片岡の意地と松本哲のスーパープレー【5月20日・超激辛LvsG雑感】

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★勝敗を分けたポイント
・初回、ワンアウトからの片岡の四球
西武ファンからの激しいブーイングの中で打席に入った片岡だったが、追い込めれてから粘りを見せて、結局9球投げさせて四球で出塁した。
先頭の長野がボールツーから簡単にゴロを転がしてしまった後だけに、余計際立つ出塁となった。
結局、坂本とのエンドラン、セペタの犠牲フライで先取点を奪った。
この後、片岡はチャンスの場面で2点タイムリーツーベースを放ち、Gの勝利に大きく貢献した。
・2回、ツーアウト1塁での松本哲のスーパーキャッチ
序盤、まだ制球にバラツキの有った杉内にとっては、非常に有り難かった松本哲のスーパープレーだった。
杉内がカウントを取りにいった甘い直球だっただけに、バッテリーは非常に助かった。
仮にこの飛球を捕れなかった場合、間違いなく同点に追いつかれていた。
先取点を奪った直後の回だったので、ここで失点すると単に同点という事だけではなく、ゲームの流れを一気に西武側に渡しかねない状況だった。
「ピンチの後にチャンス有り」の格言通りに、次の回でGはビッグイニングを作った。
★選手個別雑感
・杉内
毎度お馴染みの不安な立ち上がりを何とか凌いだ。
味方の大量援護前は全体的にボールが高く、危ないボールも結構有ったが、西武打線に助けられた側面も強い。
直球のキレは今シーズンの中では良い方の部類、スライダー、チェンジアップも徐々に精度が上がった。
今シーズンの彼のピッチングは、良くも悪くもこんな感じだと思う。
・福田
今シーズン初登板だったが、ランナーがいる状態でのピッチングに課題を残した。
また、腕の振りが本来のモノではなく、変化球を投げる時は特に緩い。
適度な荒れ球が魅力だったが、しっかり腕を振らねば打者には見極められてしまう。
・阿部
この試合の彼は冴えていた。そして体もよく動いていた。
エラーの場面は本来ファーストに任せるべきフライだと思うが・・・・。
バッティングでは貴重なタイムリーを放ったが、状態としては本来のものとは程遠い。
・セペタ
ホームランを放ったが、バッティングは慣れれば結果が出てくるスイングをしている。
懸案だった守備も、酷いレベルのモノではない。
肩はプロでは中の上、スローイングも早くて正確なので緩慢な動きには見えない。
守備範囲は狭い・・・。
・村田
相変わらず状態は上がっていない。
相手は今のスイングなら内角を強く意識させる配球をしてくる。
・長野
セーフティーバントは試合の流れをグッと引き寄せる殊勲プレーだった。
但し、バッティングでは有利なカウントでの対応に疑問が残っている。
何でも手を出しているように見えてしまうのは、チームの士気に関わってくるので注意して欲しい。
しっかり狙い球を絞って、一発で仕留める空気を打席で見せるようになれば、結果は必ずついてくる。
・松本哲
改めて感じたのは、彼の外野守備は橋本、長野のレベルより、かなり差をつけている。
肩は二人よりも弱いが、前へのチャージでしっかりカバーしている。
彼がセンターを守っていると、投手陣は精神的に大きなアドバンテージになるだろう。
このゲームは彼のスーパープレーで勝ったと言っても過言ではないだろう。
★総評
この試合は結果的には快勝だったが、ライオンズに助けられた感も強く、内容的には高い評価をあたえるモノではない。
但し、守備でリズムを作って攻撃の流れを作ったこと、杉内〜阿部のバッテリーの攻めの姿勢、セーフティーバントや押し出しに見られた泥臭さ、そして交代選手の必死なプレー。
こういう面が出てくれば必ずチームの状態は上がってくると思う。
その為には、Gベンチは控え選手を積極的にゲームで使って、ベンチ入り全員で勝利を勝ち取る姿勢を見せて欲しい。
★ジャイアンツ浮上の鍵を握る選手は?
思い起こせば、前回の3連覇、そして去年までの2連覇のチームには、控え選手とレギュラー選手に一体感があった。
時折テレビに映し出されるベンチでの選手の表情を見ると、非常にゲームに集中していたし、身を乗り出してゲームを見ていた。
では、今年のチームはどうだろうか?
残念ながら私にはそういう雰囲気を今のGベンチからは感じない。
原因は色々なことが考えられるが、まずキャプテン阿部と、選手会長の村田が結果を残すことが必須だと思う。
この二人が活躍すれば必ずサカチョーコンビにも波及し、それがチーム全体に拡がっていくと思う。
★真の黄金時代へ向けて・・長期的なビジョンとは?
その一方で矛盾するかもしれないが、サカチョーコンビが今シーズンの成績で阿部、村田を大きく上回り、名実ともにリーダーとなって欲しいという個人的な願望もある。
そろそろ二人でジャイアンツを引っ張らないとチームが活性化しない。
彼らがチームの軸になれば、グッと世代交代が進み、中井、橋本、小林等が引っ張られていくだろう。
そして大田泰示も・・・・・。 願・・・。
セペタ、ロペス、アンダーソン等の外国人にも勿論期待するが、長期的な視点で考えるならチームの軸として考えていくのは危険である。
しっかり若い有望な選手を育成して、それでも足りない面があれば外国人選手とFAで補強するというビジョンを貫かなくては真の黄金時代は来ない。
同じことは投手陣にも言える。
内海、杉内の時代から菅野、澤村が両エースとして君臨すれば、宮國、今村、松本竜らが引っ張られていくと思う。
澤村の巻き返しに期待したい!
敬称略
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