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読売ジャイアンツvs阪神タイガース(2020.8.18) 巨人ゲームレポート詳細版

読売ジャイアンツvs阪神タイガース(2020.8.18) 巨人ゲームレポート詳細版

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【阪神攻撃経過】

【巨人攻撃経過】

【イニング別雑感】
☆1回表(投手:菅野)
菅野の立ち上がりの投球は「絶対に先取点を与えない」という強い意志を、今年最も感じさせたモノだった。
その結果、2番の糸井には好打を許したが、近本、サンズ、大山をキッチリと討ち取った。

★1回裏(投手:高橋遥)
前回やられている高橋遥に対して、巨人もかなりの対策を立てていたと思うが、初回は変化球多めの投球に対して坂本・松原・ウィーラーが対応できずに三者凡退で終わる。

☆2回表(投手:菅野)
1回裏の相手先発・高橋遥の投げっぷりを見て、益々先取点は絶対に許されないというプレッシャーが菅野の肩に圧し掛かり、ややリズムを崩して「ボール先行・フルカウントのケース」が多くなっていたが、そんな中でも2アウトから木浪に2塁打を許したものの、他の打者を最終的には力でねじ伏せていた。

★2回裏(投手:高橋遥)
2アウトから中島が四球で塁に出たが、この回も得点の匂いも感じられないまま攻撃を終える。

☆3回表(投手:菅野)
下位打線から始まったこの回を菅野は、打者三人に対して11球で終え、徐々に投球テンポが上がってきた。

★3回裏(投手:高橋遥)
下位打線から始まったこの回もアッサリと三者凡退で終わる。

☆4回表(投手:菅野)
菅野は阪神のクリーンナップを完璧な投球で三者凡退に封じる。

★4回裏(投手:高橋遥)
2巡目に入っても相変わらずチャンスすら作れない巨人打線だったが、2アウト後に岡本が一発を放って均衡を破る。
まあ、配球的には阪神バッテリーに疑問を感じる部分はあるにはあるが、ここは岡本のバッティングを褒めるべきだと思う

☆5回表(投手:菅野)
この回も菅野は安定感抜群の投球で三者凡退で終える。

★5回裏(投手:高橋遥)
高橋遥はややボールが抜け始めていたが、まだまだ球威は衰えておらず、坂本のフェンスギリギリの大飛球もやや差し込まれていた。
結局三者凡退で終える。

☆6回表(投手:菅野)
菅野は近本の内野安打と糸井の進塁打で2死2塁のピンチを招くが、サンズの「捉えた打球」はラインドライブがかかってライトフライ。

★6回裏(投手:高橋遥)
先頭の松原がヒットを放つが後続が続かず無得点。

☆7回表(投手:菅野)
前の回の味方攻撃が嫌な流れを作ったので心配したが、そんな事を微塵も感じさせずにキッチリと三人で退ける。

★7回裏(投手:高橋遥)
高橋遥も最後の力を振り絞って巨人打線を完璧に抑える
結局、巨人打線は岡本の一発を含めてヒット二本で抑えられてしまった。

☆8回表(投手:菅野)
尻上がりに調子を上げてきた菅野はこの回も三人で片づける。
特に福留への投球は全球キレッキレで素晴らしかった。

★8回裏(投手:ガンケル)
巨人打線は替わったガンケルから捉えた打球を放つが、野手の正面を突いてヒットは生まれず三者凡退。

☆9回表(投手:菅野)
1番から始まった最終回も、菅野は変わらず落ち着いたマウンドさばきで2アウトをしっかり奪い(糸井には一瞬ヒヤリとさせられたが、打った球はボールゾーンでしっかり押し込んでいた)、サンズには一発を警戒して四球で歩かせるが、最後は大山を注文通りに討ち取って試合終了。
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【ゲームスコア】

【巨人選手評価/短評】◎最高評価選手 〇高評価選手 ✕低評価選手
◎菅野智之
今日の菅野は立ち上がりこそ慎重さが先行して、やや投球が窮屈になっていたが、これは最近の味方打線の状態と相手投手の力関係から「絶対に先取点を与えれはならない」という意識がそうさせたと思う。
まあ、今日に限らず菅野は序盤に球数が多くなって、中盤以降に徐々に球数が減っていくパターンが多いが、これは味方打線が彼にとってのセーフティーリードの得点を奪ってくれた場合に限ることで、この試合のように1-0の展開ではかなり珍しいともいえる。
それだけ阪神打線の淡白さに問題が有っただろうし、菅野が尻上がりに調子を上げた事も大きかったと思う。
さて、今年の菅野がここまで八連勝している最大のポイントをチャートを使って説明したい。
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まずは対右打者に対して

去年までの菅野は右打者に対する内角(9.14.19)はストレート(フォーシーム)を投げる事を好まず(苦手としていた)、ここにはシュート系(ツーシーム、ワンシーム)、又はインスラしか投げてこなかったが、これは本人が制球に自信が無かったからだと思う。
実際にテレビ画面を通して見てると、菅野が右打者に投じる時は、あくまでも見せ球(ボールゾーンに外れる球)の域を超えることなく、最終的には最も自信がある外角低め(11.12.16.17)にストレートとスライダー系(カットボールを含める)を出し入れで勝負し、手詰まり感が出てくると同じところにパワーカーブを使ったり、低めのフォークで攻めていた。
よって、右打者は外角一点に目付して、あとは球種を絞れば良いだけだったので、意外に菅野はフルスイングしやすい投手とも言えた(それが近年の被HR激増に繋がっていた)
そこで菅野はフォームを変えてまでの覚悟を持って自分の投球を見つめ直し、悪い時の癖である「過度な横振りフォーム」を修正し、縦振りでボールを切るように修正した事でボールの威力が増し、抜け球が減って内角へのストレート系を選択しやすくなった(投げ切る自信を持てるようになった)と見ている。
これまで外角だけに目付をしておけば、何とかなっていた各チームの右主力打者はかなり面食らっていると思う。
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次に対左打者に対して

左打者に対しては去年までと攻め方に大きな変化は感じないが、今年は前述のフォーム修正でフォークの精度が良くなり、左打者に対しては右打者以上に多彩な攻め筋を持てるようになっている。
左打者目線では去年まではやはり彼の最大の武器であるスライダー系を内角(11.12.16.17)に集まられるパターンが多かったのでどうしてもそこに目付が置くが、今年は12.17..14.15への「威力が増した150キロ超のストレート」も頭に入れつつ、15.23へのフォークボールと16.17のスライダー系にも対応出来る待ち方をしないとヒットはなかなか打てないという事。
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最後に菅野が勝てる投手である最大のポイントは「無駄な四球を殆どないこと」だと見ている。
仮にカウントを悪くしても、打者にフルカウントから粘られても高い確率で四球を出さずに、打者としっかり最後まで勝負出来ているので、野手も守備にリズム感が出て好守が生まれやすくなり。攻撃への切り替えもスムースになるので援護点も生まれやすい。
今年は試合数が少ない特殊シーズンだが、この状況で仮に20勝するような事になれば、後世に語り継がれるべき偉大な記録・記憶としてGファンの心に深く刻まれるだろう。
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〇岡本和真
ハッキリ言って状態はかなり悪いし、ここに来て足の上げ方(タイミングの取り方、始動の方法)にまで試行錯誤しちゃっているので、かなり拙い状況にはなっているが、何故か高橋遥にはタイミングが合うというか相性が良い。
この試合、高橋遥が岡本に対して投じた失投は1球だけだったが、そのボールを一発で仕留めた。
体験談として語るなら、打者はどんなに不調でも、得意な投手からは何故か打てるというかタイミングが自然と合うので良い結果が生まれる。
そして、これをキッカケに嘘のように不調が吹き飛んで、バッティングが劇的に良くなるケースも多いので、第2戦の彼のバッティングには要注目である。
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【総評】
➀原監督の予想通りの試合展開になっていた。
原監督は間違いなく最少得点、僅差の勝負を想定してオーダーを組んだと思う。
それが守備には定評がある吉川大と、ライトが本職の俊足強肩の松原を起用したことから伺えた。
そして、まさに原監督の予想通りに試合が進み、吉川大と松原も派手さは無かったが安定した守備で貢献していた。

➁全く工夫を感じなかった阪神打線
菅野にとっては天敵福留が不調でスタメンが外れてくれたので、かかるプレッシャーは間違いなく半減していたと思う。
筆者の目には彼の表情、ピッチング内容から察すると、気を使って投げていたのは糸井とサンズだけのように見えた。
4番の大山はスライダーに対して合わせるようなバッティングになってるので怖さを感じないし、5番のボーアも明らかにバットのヘッドが落ちたところからスイングしてるので、一時のような迫力は感じない。
よって2番糸井と3番サンズのどちらか一人を確実に討ち取れば、高い確率で無失点で切り抜けられると踏んでいたと思う。
しかも、阪神打線は菅野を攻略する為のチーム単位での方向性が最後まで見えなかった。
「序盤は少しでも粘って球数を放らせる作戦なのか?」と思いきや、3回以降は一変して淡白なバッティングで菅野を助けていた。

以上 敬称略
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