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読売ジャイアンツvs阪神タイガース(2020.8.20) 巨人ゲームレポート詳細版

読売ジャイアンツvs阪神タイガース(2020.8.20) 巨人ゲームレポート詳細版

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【攻撃経過】


【イニング別雑感】
☆1回表(投手:戸郷)
戸郷は立ち上がりからストレートが走っていた。
近本をストレートで空振り三振、木浪をフォークボールでサードゴロ、糸井にはやや投げずらそうにして四球を与えるが、サンズをストレートで空振り三振を奪い、上々のデキで初回を終えた。

★1回裏(投手:青柳)
横の揺さぶりを上手く使う青柳に対して、巨人打線は松原・重信・坂本、三者凡退で終える。

☆2回表(投手:戸郷)
戸郷はボーアから三振を奪った後、大山と梅野に連続ヒットを浴びてピンチを招いてしまうが、後続の植田と青柳をを力勝負で難なく討ち取る。

★2回裏(投手:青柳)
岡本、丸が凡退した後、大城が四球で塁に出るが、吉川尚が左飛に終わって無得点。

☆3回表(投手:戸郷)
戸郷は安定感抜群の投球で、二回り目の上位打線(近本・木浪・糸井)を三人で片づける。

★3回裏(投手:青柳)
青柳からここまでチャンスすら作れていない巨人打線は、再び2死後に松原が四球で出塁するが、重信が倒れてこの回もほぼ無抵抗で無得点。

☆4回表(投手:戸郷)
戸郷は益々ストレート、スライダー、フォークのコンビネーションが冴えて、一発のあるサンズ、ボーア、大山を簡単に退ける。

★4回裏(投手:青柳)
坂本、岡本が倒れた後、丸にようやく長打(2塁打)が生まれて初めて得点圏に走者を進めるが、大城が青柳には全くタイミングが合わずに三球三振。

☆5回表(投手:戸郷)
先頭の梅野をフルカウントから力勝負で右飛、植田と青柳からは三振を奪って、こちらも付け入る隙を与えない。

★5回裏(投手:青柳)
先頭の吉川尚がフルカウントから左安を放ち、この試合初めて先頭打者が出塁する。
続く炭谷が通算200個目の犠打を決める。
しかし、後続の戸郷、松原にタイムリーが生まれず無得点。

☆6回表(投手:戸郷)
三巡目となるこの回は、戸郷にとっては最大の山場と思われたが、近本をフォーク攻めで三球三振、木浪にはストレートで三振、糸井を投ゴロに討ち取り難なく退ける。

★6回裏(投手:青柳)
先頭の重信が初球を叩いてライト線への3塁打を放つ。
この時のライト糸井の守備位置が不可解で、何故もっとライト線をケアしていなかったのか?
青柳のピッチングスタイル、重信のバッティングスタイルとスイングの特徴、これらをしっかり頭の中に入れておけば、もう少しライト線寄りに居なければならなかった。
しかも膝の悪い糸井なのでどうしても動きが緩慢になるし、3塁コーチャーの後藤は2塁で止まろうとした重信を見て、全く躊躇なく3塁進塁を指示した(つまり、後藤は糸井の守備力を見透かしていた)
この辺りの阪神ベンチからの指示不足、不徹底さが、この試合の勝敗を分ける目に見えないポイントになっていた。
そして、続く坂本が難なく犠牲フライを放って巨人側に待望の先取点が入る。
その後、2死から丸が2塁打を放つが大城が倒れて1点で攻撃を終える。

☆7回表(投手:戸郷⇒高梨)
均衡が破れると試合が大きく動き出すのは長い野球史の中で何度も目撃していた光景で、この試合も御多分に洩れずにそうなった。
野球の神様に試練を与えられたかのように戸郷は先頭のサンズを四球で歩かせてしまい、ボーアからは三振を奪うが、大山には右安を打たれて1死1.3塁の大ピンチで、今、阪神打線の中では最も頼りになる梅野との対戦を余儀なくされる。
この場面で戸郷はフルカウントからサード正面の強いゴロで何とか討ち取って2アウトとする(岡本ナイスプレー、吉川尚は送球の際にまたも握り損なってダブルプレーを奪えず)
阪神ベンチはここで代打の切り札福留を起用し、巨人ベンチは無失点の戸郷をスパッと諦めて高梨を投入する。
高梨は福留を歩かせてしまうが、続く代打の中谷を三振で討ち取り、この試合の最大の山場を無失点で凌ぎ切った。

★7回裏(投手:岩貞)
追加点が欲しい巨人打線だったが、吉川尚、炭谷、ウィーラーが倒れて三者凡退で攻撃を終える。

☆8回表(投手:中川)
中川は1死後に上本にヒットを許すが、主軸の糸井、サンズをキッチリと討ち取って無失点で終える。

★8回裏(投手:岩貞⇒馬場)
先頭の松原がしぶとくヒットを放ち、重信が送りバントを決められずに三振に終わる。
坂本を迎えたところで阪神ベンチは岩貞から馬場にスイッチするが、結局これが裏目に出てしまい、坂本は甘いフォークを捉えて左中間突破の2塁打を放ち、1塁走者の松原が快足を飛ばして一気に生還して貴重な追加点を奪う。
その後、ワイルドピッチ、申告敬遠などでチャンスを拡げるが、代打の亀井が凡退してトドメを刺すところまでには至らなかった。

☆9回表(投手:デラロサ)
デラロサは非常に良い投球をしていたと思うが、審判のジャッジとの相性が悪かった。
先頭のボーアを四球で歩かして嫌な雰囲気になるが、続く大山が初球のスライダーを打ち上げてくれて左飛、梅野も三ゴロで討ち取って2アウト、陽川にも四球を与えてしまうが、最後は高山を平凡なセカンドゴロに討ち取ってゲームセット。
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【ゲームスコア】

【巨人選手評価/短評】◎最高評価選手 〇高評価選手 ✕低評価選手
◎戸郷翔征
やや阪神打線を見下していたようにも感じられ、プロ入り以来間違いなくベストピッチだった。
直球、スライダー、フォーク、全てのボールにキレがあったので、少々甘くなっても外野手の頭を越える事は無かった。
その中でもスライダー系が時折抜けて甘く入ることがこれまでは多かったが、この試合では右打者の胸元に大きく抜けてくれてたので助かっていた。
ぶっちゃけ当たっていない阪神打線だからこそ、平常心で投げ続けられていたかもしれないが、それを差し引いても、とても高卒プロ入り二年目の若者とは思えない落ち着いたマウンド捌きだった。
これで6勝となって新人王争いでは一歩リードした。
そして、その争いでは一騎打ちとなっているカープの森下とは今日チームが対戦するが、戸郷の為にも何とか彼をマウンドから引きずり下ろして欲しい。
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〇坂本勇人
苦手の青柳に対して全く合っていなかったが、それでもここぞの場面で貴重な先取点となる犠牲フライと、追加点となる左中間への2塁打を放って、打撃陣の中ではチームの勝利に最も貢献した。
技術的な視点でバッティングを見ると、まだトップから振り始めでヘッドが下がってグリップが先に出てしまうので、打球に強さが出てこないし、見極めも悪くなってしまうが、まあそれでも結果を出すあたりは流石というしかない。
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〇重信慎之介
先取点の口火を切った3塁打は値千金だが、他の打席の内容が相変わらずイマイチだった。
淡白さも感じるし、簡単に打ち上げてしまうし、何よりも8回の送りバントを決められなかったのは拙かった。
その後の坂本がカバーしてくれたから良かったが、仮にこれで流れが悪くなって9回に逆転されていたら一転して戦犯扱いされるところだった。
石川と同じで「イケイケ」が彼の良さかもしれないが、場面に応じてもう少し慎重に事を運ぶ姿勢も必要である。
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〇松原聖弥
8回に左の岩貞からしぶとくヒットを放ち、貴重な追加点となるチャンスメイクを行った。
1番としては2度の出塁で出塁率が五割という結果は十分に合格点、守備での貢献も大きいので、阪神三タテの立役者と言っても過言ではない。
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【総評】
➀阪神は何故8回裏に馬場を投入したのか?
巨人打線は岩貞を比較的に苦手にしているし、デキを見ても彼から得点出来そうな予感があまりしなかったので、阪神ベンチが馬場に替えてくれたことはホント助かった。
どう考えても今の坂本にとっては「左右と縦の揺さぶり両方をケアする必要がある岩貞」よりも、「外角に目付して縦変化だけケアすれば良い馬場」の方が与し易かった。
決して馬場から坂本が長打を放ったのは偶然ではない。
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➁青柳にはバント攻めが有効ではあったが、あえてその作戦をしなかった原采配
5回の炭谷の送りバント処理(一塁への送球は加減したワンバンド送球、送球イップス)を見ても、青柳はフィールディングに大きな不安を抱える投手である事は明白で、チームによっては青柳をそこから潰そうとするケースもこれまでには何度かあった。
しかし、原はそれをしなかった。
いや、これは完全に憶測だが、あえてしなかったと思う。
つまり、この先、もっと緊迫した状況(ペナント終盤、短期決戦など)でそれを実行する為にも、今は手の内をあえて見せないというか、ある意味まだまだ余裕があるという事だと思う。
まあ。。。原は「敵の傷口に塩を塗るような作戦」は通常あまり取りたがらないが。。。苦笑

以上 敬称略
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