対カープ3連戦 2勝1分け
~総括~
まず開幕戦の試合前に行われたOBによるチャンピオンリング贈呈セレモニーは感動した
私のような昭和50年代初期からGと共に歩んできた世代にとっては
列席した数々のOBの昔の姿を思い起こしノスタルジーに浸った
また贈呈された現役選手はこの上ない感動を覚え
特に若い世代は「ジャイアンツ」という球団の歴史を感じる絶好の機会となったであろう
そしてOBの方々も大変感慨深い思いをされたと思います
球団には是非今後もOBに対してリスペクトする気持ちを忘れないで頂きたい
それが「ジャイアンツ」という球団である事を我々ファンも再認識すると思う
さてカープは今回残念な結果となりましたが魅力のあるチームだと改めて思いました
生え抜きの日本人選手と自軍スカウトの目利きによる外国人選手を中心に
勝つ為には手段を選ばない王者に正面からぶつかる姿勢は
カープファンの心に深く刻まれた事でしょう
手に汗握る素晴らしい3連戦を見せてもらいました
では試合の総括を
この3連戦の先発投手をあらためて見ると
カープの立場からすると2勝1敗を目指した投手起用に感じた
初戦は比較的開幕当初苦戦するGに対して
ボールが動いて的を絞らせないバリントンを宮国に当て
打線が宮国から最低3点は取れると踏んだのだと思う
その思惑は成功しカープは有利に進めていましたが誤算は今村だった
2戦目はルーキー菅野に対して新戦力の久本を当てた
久本には4~5回まで何とか2失点以内で踏ん張ってもらい
ルーキーにプレッシャーをかけたい思惑だったが
投手起用に関しては読み通りも打線が湿ったままだった
3戦目はエース前健で必勝態勢だった
内海は確かに素晴らしい投手だがチャンスを全く作れない投手ではない
エースが踏ん張り投手戦に持ち込めば5~6回に内海を捕まえられると考えていたと推察する
つまり山口以下のGリリーフ陣と対峙する前に内海を攻略して有利に試合を進めたかったのであろう
その証拠に先発オーダーに右を並べて前半で勝負に出ている感がアリアリだった
しかし予想以上に味方打線が機能せず
2戦目終えて疲弊気味のリリーフ陣(更に計算に入れていた永川の故障)を
タイスコアで投入する羽目になってしまった
ある意味ここでこの日のGの勝利は濃厚になっていたのかもしれない
G側から考察すると
2戦目の試合だけ勝ちゲームにできた試合で初戦は負けを覚悟した試合
3戦目は試合前のカープリリーフ陣の疲弊度を考えれば
内海が僅差の勝負で前健と対峙することを前提とすれば勝ちが見える試合
逆に内海が捕まったらどうしようもならない試合と考えたであろう
そして絶対勝たなければならない絶好の展開に終盤持ち込み
エルドレッドに1発打たれヒヤッとしたが終わってみれば必然と感じる結果に終わった
要注意選手:丸、前田健、バリントン
MVP:脇谷
MSP(Most しょっぱい Player):長野
対カープ3連戦の総括
