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「継投に余裕を与えた丸佳浩のダメ押し弾」東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツ(2020.8.27) 巨人ゲームレポート詳細版

「継投に余裕を与えた丸佳浩のダメ押し弾」東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツ(2020.8.27) 巨人ゲームレポート詳細版

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【イニング経過、雑感】※イニング経過は巨人公式HPより抜粋
☆1回表
先発は高梨。
坂本は右中間二塁打。無死二塁。松原は送りバント失敗。一死一塁。亀井は二飛。岡本は三ゴロ。0対0。
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先頭の坂本がいきなり二塁打を放った後、松原がセーフティー気味の送りバントを失敗してチャンスの芽を潰してしまう。
一方で、高梨の調子は今まで対戦した中では上位の部類に入るデキだった。

★1回裏
先発は戸郷。
坂口は二ゴロ。青木は四球。一死一塁。山田哲は遊撃併殺打。0対0。
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戸郷の立ち上がりは非常に慎重だった。
いつもよりやや抑え気味に投げて制球を重視していた印象。
しかし、一死から青木を歩かせてしまうが、山田を低めのスライダーを打たせて併殺を奪う。

☆2回表
マウンドは高梨。
丸は左前打。無死一塁。中島は投併殺打。吉川尚は遊飛。0対0。
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先頭の丸がヒットで出塁するが、中島の打球はハードラックの併殺打。

★2回裏
マウンドは戸郷。
村上は空振り三振。エスコバーは左前打。一死一塁。雄平は右飛。田代は四球。二死一、二塁。西田は空振り三振。0対0。
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戸郷は初回と同様にやや変化球の制球を乱してピンチを招いてしまうが、ヤクルト各打者のミスショットにも助けられて何とか無失点で切り抜ける。

☆3回表
マウンドは高梨。
炭谷は右越えソロ本塁打。巨人先制。1対0。戸郷は空振り三振。坂本は三ゴロ。松原は空振り三振。1対0。
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炭谷のラッキーパンチ(失礼w)で巨人が先制したが、この一発で開き直った高梨は気合を前面に出す投球をするようになった。

★3回裏
マウンドは戸郷。
高梨は見逃し三振。坂口は一ゴロ。青木は四球。二死一塁。山田哲は四球。二死一、二塁。村上は四球。二死満塁。エスコバーは遊飛。1対0。
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戸郷は相変わらず制球に苦しんでいた。
それと先取点を貰った事で、やや大胆さが影を潜めて慎重さが先行してしまっていた。
それが主力打者への三連続四球へと繋がり、一転して大ピンチを迎えてしまったが、エスコバーがボール球を振ってくれてこのピンチを脱した。
まあ、確かにエスコバーに対してもカウントを悪くして絶体絶命の局面にはなっていたが、個人的には力勝負(見え見えの直球勝負)でも何とか抑えられると読んでいたので、そんなにハラハラはしなかったが、エスコバー自身が前の打席でヒットを打って、前向きな姿勢になっていたことも、最後のボール球に手を出した要因だった。

☆4回表
マウンドは高梨。
亀井は左前打。無死一塁。岡本は遊飛。丸は四球。一死一、二塁。中島は空振り三振。吉川尚は右前適時打。2対0。右翼手の失策で走者が進塁。二死二、三塁。炭谷は敬遠四球。二死満塁。戸郷は見逃し三振。2対0。
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「ピンチの後にチャンスあり」
野球の格言通りの展開となったこのイニングは、吉川尚が高梨のベストピッチを打ち砕く見事なバッティングで追加点を上げた。

★4回裏
マウンドは戸郷。
雄平は左中間二塁打。無死二塁。田代は見逃し三振。西田は右飛。二死三塁。高梨は右ゴロ。2対0。
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追加点を貰った戸郷だったが、この試合はなかなか波に乗れていなかった。
特にこの回は良いボールと悪いボールがハッキリしてしまっていて、カウント球が良くても勝負球が甘く入るケースが多くなってしまい、そこを雄平と高梨に突かれたが、高梨のライト前へのヒット性のゴロを、あらかじめライト線前方にポジショニングしていた松原が素早く処理してライトゴロにするビッグプレーが生まれ、またも戸郷は失点を免れた。
そのライトゴロについて触れると、プレーそのものの評価よりも、あらかじめ自分の中で想像(想定)していた事が素晴らしい。
この想像がなければ、ややもすれば慌ててしまって一塁への悪送球に繋がりかねないし、これほどまで見事にライトゴロを成立させることは出来なかったと思う。
今年から一軍戦力になっている新鋭の松原までもが「原イズム」「原野球」を体現出来ている事が素晴らしいし、これこそ首位に立つチームの野球(プレー)だと思う。

☆5回表
マウンドは高梨。
坂本は四球。無死一塁。松原は空振り三振。亀井は見逃し三振。岡本は左越え適時二塁打。3対0。二死二塁。丸は左越え2点本塁打。5対0。中島は三ゴロ。5対0。
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二死から岡本のタイムリー二塁打と丸の2ランが生まれ、ヤクルト側からすれば非常にダメージの残る失点となってしまった。
速報版でも触れたが、この丸の2ランがこの試合を決めたと思う。

★5回裏
マウンドは戸郷。
坂口は一ゴロ。青木は三邪飛。山田哲は左前打。二死一塁。村上は右前打。二死一、三塁。エスコバーは右飛。5対0。
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戸郷は二死からまたまたピンチを招いてしまったが、ここでもエスコバーのミスショットに助けられた。
しかし、球数が嵩んだのでこの回でマウンドを降りる事になる。

☆6回表
マウンドには2番手の星。
吉川尚は二ゴロ。炭谷は遊ゴロ。戸郷の代打・モタは中飛。5対0。
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星に対して巨人の下位打線は三者凡退。

★6回裏
マウンドには2番手の大江。
雄平は右前打。無死一塁。田代の代打・廣岡は遊ゴロ。一死二塁。西田は三ゴロ。
マウンドには3番手の鍵谷。
星の代打・西浦は左前適時打。5対1。二死一塁。坂口は三ゴロ。5対1。
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大江は、やや制球が甘くなっていたが、雄平のヒットだけで何とか凌いでいく。
そして二死三塁で登場した鍵谷がタイムリーを許すが、後続を断ち切って失点1で終える。

☆7回表
マウンドには3番手の近藤。
坂本は左前打。無死一塁。松原は三ゴロ。一死二塁。坂本の代走に吉川大。亀井は一ゴロ。二死三塁。岡本は空振り三振。5対1。
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近藤に対して先頭の坂本が出塁するが、後続が倒れて無得点で終える。

★7回裏
マウンドには4番手の高梨。
青木は左越えソロ本塁打。5対2。山田哲、村上は左飛。
マウンドには5番手の大竹。
エスコバーは三ゴロ。5対2。
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高梨は先頭の青木に一発を浴びて移籍後の連続無失点が途切れるが、後続の山田と村上には自分のバッティングをさせずに討ち取り、替わった大竹もエスコバーをキッチリ抑える。

☆8回表
マウンドは近藤。
丸は一ゴロ。北村は見逃し三振。吉川尚は二ゴロ。5対2。
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丸以下の巨人各打者は、近藤の低めのフォークを捉えられずに三者凡退。

★8回裏
マウンドは大竹。
雄平は遊直。近藤の代打・宮本は空振り三振。西田の代打・川端は二ゴロ。三者凡退。5対2。
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イニング跨ぎとなった大竹は、ヤクルト下位打線を危なげなく三者凡退で討ち取る。

☆9回表
マウンドには4番手のマクガフ。
炭谷は遊ゴロ。重信は一ゴロ。吉川大は中前打。二死一塁。
マウンドには5番手の長谷川。
松原の代打・ウィーラーは四球。二死一、二塁。大竹の代打・若林は左前打。二死満塁。岡本は中飛。5対2。
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巨人打線はマクガフに対して二死から吉川大が出塁し、替わった長谷川に対しても攻め込んで二死満塁のチャンスを作るが、岡本にあと一本が出ずに無得点。

★9回裏
マウンドには6番手のデラロサ。
西浦は右飛。坂口は右越え二塁打。一死二塁。青木は三直。山田哲は空振り三振。試合終了。5対2。
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抑えのデラロサは、一死から坂口に二塁打を打たれるが、青木と山田を討ち取ってゲームセット。
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【ゲームスコア】
巨  人 001 130 000 5
ヤクルト 000 001 100 2
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勝利投手 巨人 戸郷 (7勝2敗0S)
敗戦投手 ヤクルト 高梨 (2勝3敗0S)
セーブ  巨人 デラロサ (0勝0敗6S)
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本塁打
巨人   炭谷 1号(3回表ソロ) 、 丸 13号(5回表2ラン)
ヤクルト 青木 11号(7回裏ソロ)
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【巨人選手評価】◎最高評価選手 〇高評価選手
◎丸佳浩
試合を決めるダメ押し2ランは見事だった。
一方で、凡打の内容を見るとやっぱりまだまだ本調子とはどうしても思えない。
彼は良かった時はもう少しトップで左足に重心を置くバッティングをしていたが、現状は体重移動が早くなってインパクトの瞬間は体が前に出されているケースが多い。
勿論、ボールを前で叩くこと自体は問題ではないが、今の形はまだまだバットとボールを衝突させているように感じるし、バットのしなりを感じないスイングに見えてしまっている。
こうなるとボールの見極めも悪くなるし、コンタクト率は落ちてくるので三振の数も多くなる。
現状のバッティングのままなら、今の5番が適任だとは思うが。。。

〇戸郷翔征
ストレート系の走り、フォーク、スライダーの精度、どちらもイマイチだった。
それでも5回を無失点で乗り切れたのは、ヤクルトとは初対戦だった事がやはり大きかったし、打者が戸郷の投球になかなか対応しきれていなかった。
確かに審判の厳しい判定もあったが、序盤から特にスライダー・フォークが上手く操れずに球数が増えてしまった。
正直、相手のミスショットに助けられていた印象は否めないが、そんな中でも最後まで打者と勝負する姿勢は失われていなかったので、そこは他の若手・中堅の先発投手とは大きな違いを感じる。
この試合のように、調子があまり良くない時でも勝ちを拾っていけるようになれば、15勝に限りなく近い数字を残すことになると思う。

〇坂本勇人
本調子まであと一歩というところまで来ていると思う。
ストレート待ちで変化球にも対応出来ているし、多少崩されてもバットの芯付近で捉えられているのは、下半身の粘りが使えている証拠でもある。
「あと一歩」の部分は、やはりストレート系への対応がイマイチなところで、特に外角直球に対するバットスイングがまだまだスムースさを欠いている。
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【技術的に気になった巨人選手】
*岡本和真
5回のタイムリー二塁打は久しぶりにバットのヘッドがスパッと抜けたが、それでもやはり多少詰まり気味だった。
現状、彼の構えを見て気になるのは、クローズ気味に立っていること。
元々、その傾向がある打者だが、調子が悪くなると上体の開きが早くなることを過剰に恐れて、左肩をロックさせて少しでも長くボールを見ようとする意識に変化する。
この形だとストレート系には差し込まれ、そのボールを意識すると今度は変化球に泳がされるという悪循環が生まれてしまう。
一方で、タイミングを取る作業も本来なら下半身主導になるべきだが、今は上半身で無意識にとってしまっているので、どうしても上体に無駄な動きが出てくるので、本人の感覚ではタイミング的に「捉えた」と思ったボールでも、実際はやや差し込まれているので、そこに齟齬が生まれて益々バッティングを崩してしまうという悪循環も生まれてしまっている。
まあ。。これも全て体の疲れが原因だと思う。
特に下半身は相当悲鳴を上げていると思うので、個人的には腰と内転筋の故障を危惧しているが、恐らく監督は彼を休ませることはしないので、ここは何とか自分の力で乗り越えて欲しい。
この苦しみから抜けたその先には「優勝と二冠王の称号」が待っているだろう。
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【総括】
※リリーフ陣が登板過多で崩壊する前に、イニングイーターの先発投手が出て来て欲しい
確かに巨人ベンチはリリーフ陣の運用を上手くやってると思う。
現状、一番マルチに起用されている(負担をかけている)大江も、ここまでベンチ入りさせずに完全休養日を設けていたし、恐らく明日は先発が左の田口なので完全休養日となると思う。
他のリリーフ陣も少しでも登板過多気味になれば、ベンチ入りから外す事を首脳陣は躊躇しなかった。
また、ベンチ入りさせていても温存しているケースもある(この試合なら中川)
恐らく、巨人首脳陣は中川をリリーフ陣の核と考えていると思うので、彼に疲れが残らないように細心の注意を払っているフシを感じるが、他の投手にも他球団と比べると過度の負荷はかけているようには感じない。
とはいえ、ここ最近は菅野以外の先発がほぼ6回持たない状況が続いているので、もう一人イニングイーターが欲しい。
勿論、勝ってくれることにこした事は無いが、それ以上にタフな先発投手の台頭に期待したい。
その一番手としてはやはり現状のメンバーでは田口になると思うが、彼の今後の活躍ぶりが意外と優勝の鍵かもしれない。

以上 敬称略
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