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「この13連戦でペナントの行方がほぼ決まる?」読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ(2020.9.1) 巨人ゲームレポート詳細版

「この13連戦でペナントの行方がほぼ決まる?」読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ(2020.9.1) 巨人ゲームレポート詳細版

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【イニング経過、雑感】※イニング経過は巨人公式HPより抜粋
☆1回表
先発は菅野。
梶谷は二ゴロ。中井は右飛。ソトは空振り三振。三者凡退。0対0。
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立ち上がりの菅野はストレート系がやや抜け気味だったが、そのボールで空振りを取れていたのでスピード感と球威はあったと思う。
初回はストレート系で押していたことが印象的だった。

★1回裏
先発は上茶谷。
坂本は左前打。無死一塁。松原は空振り三振。亀井は見逃し三振。岡本は四球。二死一、二塁。丸は左飛。0対0。
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先頭の坂本が出塁したが、松原がアッサリ三振してしまって流れを切ってしまった。
その後、二死から岡本が四球で出塁してチャンスを拡大するが、丸が凡退して無得点。

☆2回表
マウンドは菅野。
佐野は左前打。無死一塁。細川は三直。倉本は空振り三振。大和は二邪飛。0対0。
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菅野は先頭の佐野をヒットで出塁させてしまうが、後続をキッチリ討ち取ってこの回も無得点で終える。

★2回裏
マウンドは上茶谷。
ウィーラーは空振り三振。大城は一ゴロ。吉川尚は四球。二死一塁。菅野は見逃し三振。0対0。
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上茶谷はこの回辺りから制球が徐々に安定し始める。
巨人打線は二死から吉川尚が四球で出塁し、九番の菅野まで回すミッションは成功する。

☆3回表
マウンドは菅野。
上茶谷は遊ゴロ。戸柱は空振り三振。梶谷は二ゴロ。三者凡退。0対0。
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この回も危なげなく三者凡退で退ける。

★3回裏
マウンドは上茶谷。
坂本は投ゴロ。松原は左飛。亀井は遊ゴロ。0対0。
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1番から始まった攻撃も、上茶谷の直球とスライダー系に苦戦して三者凡退。

☆4回表
マウンドは菅野。
中井、ソトは見逃し三振。佐野は投ゴロ。三者凡退。0対0。
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菅野はDeNA上位打線を力でねじ伏せるナイスピッチでこの回も無失点。

★4回裏
マウンドは上茶谷。
岡本は遊ゴロ。丸は四球。一死一塁。ウィーラーは空振り三振。大城は右越え2点本塁打。巨人先制。2対0。吉川尚は一ゴロ。2対0。
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二死一塁の状況で、大城が高めに浮いたチェンジアップを捉えて先制2ランを放つ。
この場面を振り返ると、DeNAバッテリーの配球に疑問を感じた。
上茶谷の投じた変化球の中では、誰が見てもチェンジアップの精度が悪かったし、実際に同じ左打者の吉川尚、丸にもチェンジアップを投じていたが、いずれも高めに抜けてしまっていた。
そして、大城との対戦は二死一塁という場面だったので、ここは一発を絶対避けねばならない配球を求められたが、バッテリーはカウント球でこのボールを選択してしまい「あわよくば一発」という姿勢で打席に立っていた大城はこの絶好球を見逃さなかった。

☆5回表
マウンドは菅野。
細川は三塁失策。無死一塁。倉本は左前打。無死一、二塁。大和は左前打。無死満塁。上茶谷は空振り三振。戸柱は投ゴロ。2対1。二死二、三塁。梶谷は見逃し三振。2対1。
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それにしてもDeNAの細川の成長ぶりには目を見張った。
以前はやみくもに振っているようにも感じたが、今は同じフルスイングでもスイングの軌道がインサイドアウトを徹底しているので中身が濃くなっている。
この回は、その細川のサードゴロを岡本がエラー、後続にも連打を許して、菅野は無死満塁の大ピンチを迎えてしまう。
まあ。。その後は「さすが菅野」というギアチェンジを見せて最少失点で凌ぎ切ったが、この回の失点は「完投」という観点では痛恨のイニングで、これが後々微妙に影響してしまう。

★5回裏
マウンドは上茶谷。
菅野は中飛。坂本は四球。一死一塁。松原は左飛。亀井は中飛。2対1。
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巨人打線は何とか菅野を援護したかったが、一死後に坂本が四球で塁に出るも、またも松原は繋げられずに結局無得点で終わる。

☆6回表
マウンドは菅野。
中井、ソトは空振り三振。佐野は二ゴロ。三者凡退。2対1。
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この回の菅野は全く隙を見せずに三者凡退で抑える。

★6回裏
マウンドは上茶谷。
岡本は右前打。無死一塁。丸は左飛。ウィーラーは三塁併殺打。2対1。
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先頭の岡本がヒットで出塁するが、後続が続かずにまたも追加点を奪えなかった。

☆7回表
マウンドは菅野。
細川は投ゴロ。倉本は一ゴロ。大和は右中間二塁打。二死二塁。上茶谷の代打・山下は三飛。2対1。
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二死から大和に長打を浴びるが、菅野は全く動揺することなくボールを低めに集めて得点を許さなかった。

★7回裏
マウンドには2番手のパットン。
大城は中飛。吉川尚は四球。一死一塁。菅野は投犠打。二死二塁。坂本は中飛。2対1。
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二死一塁のチャンスで坂本が打席に立つが、坂本の捉えた打球はセンター正面を突くハードラック。

☆8回表
マウンドは菅野。
戸柱の代打・乙坂は三ゴロ。梶谷は空振り三振。中井は四球。二死一塁。中井の代走に柴田。ソトは四球。二死一、二塁。
マウンドには2番手の中川。
佐野は右前適時打。2対2。二死一、二塁。細川は二ゴロ。2対2。
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菅野にとっては中井の四球が痛恨だったと思う。
野球脳が高い彼にとっては、この四球によってソトとは真正面での勝負を避けざるを得なかったと思うし、ソトを歩かせれば球数からして交代を命じられる事を覚悟していたと思う。
結果、中川が佐野に同点打を許したが、逆転までは許さなかった事が何よりも大きかった。
それは巨人ベンチも「最悪同点で留めておけば終盤の攻防で勝ち越せる」と読んでいた筈で、佐野を迎えた場面は外野を深く守らせて逆転を防ぐ守備陣形を敷いていた。

★8回裏
マウンドには3番手の石田。
松原は空振り三振。亀井、岡本は右飛。2対2。
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先頭の松原は3ボールから直球を三球続けて空振りしてしまう。
こういう姿を見せてしまうと、今後、相手バッテリーに見下ろされるようになるので、こういう三振の仕方は避けて欲しかった。
後続の亀井と岡本も石田を捉えられずに三者凡退で終える。

☆9回表
マウンドには3番手のデラロサ。
倉本は空振り三振。大和は遊ゴロ。嶺井は見逃し三振。三者凡退。2対2。
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デラロサは安定感抜群の投球で三者凡退に討ち取り、最終回の攻撃に向けて良いリズムを生んだ。

★9回裏
マウンドには4番手のエスコバー。
丸は二塁内野安打。無死一塁。丸の代走に増田大。ウィーラーは中前打。無死一、三塁。ウィーラーの代走に吉川大。大城は敬遠四球。無死満塁。大城の代走に岸田。吉川尚は右前適時打。巨人サヨナラ。試合終了。3対2。
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ここまで内容的に決して悪くなかった先頭の丸にようやくヒットが生まれ、代走に増田大を起用して相手バッテリーにプレッシャーを与える。
続くウィーラーは初球の外甘の直球を綺麗にセンターへ弾き返し、増田大の好走塁もあって無死一三塁、絶好のサヨナラのチャンスを作る。
DeNAは大城を申告敬遠して無死満塁、最後は吉川尚がエスコバーのストレートをコンパクトに振り抜いてサヨナラ勝ち。
結局、最終回の攻撃を見てると、巨人とDeNAの控え選手の差(実戦で機能する戦力の差)と、攻撃の多彩さ(一発だけに頼らない足を絡めた攻撃、それを確実にこなしていく選手)という記録や見た目では分かりずらいファクターの差が勝敗を分けたと思う。
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【ゲームスコア】
DeNA 000 010 010  2
巨  人 000 200 001X 3
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勝利投手 巨人 デラロサ (1勝0敗7S)
敗戦投手 DeNA エスコバー (0勝2敗0S)
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本塁打
巨人 大城 6号(4回裏2ラン)
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【巨人選手評価】◎最高評価選手 〇高評価選手
◎大城卓三
攻守で大活躍し、久しぶりに存在感を周囲に知らしめた。
バッティングでは上茶谷の失投を見逃さずに一発で仕留めた集中力は見事だった。
キャッチャーとしては、配球が抜群に冴えていた。
特にDeNA打線のキーとなるソトと梶谷に対する配球は、決して球種とコースを一方に偏らずに最後まで的を絞らせていなかった。

〇菅野智之
調子としてはまずまず良かったと思う。
まあ。。多少甘いボールは散見していたが、多くの打者がそれを捉えきれなかったのは球威とキレがあった証拠だと思う。
速報版や前段でも指摘したが、やはり味方のミス絡みではあったが、味方の得点直後の守りで失点した事が開幕10連勝を決められなかった最大の要因だと思う。

〇デラロサ
去年の絶好調時と比べるとフォーシームの球速は2~3キロ遅いが、フォームに力みが無いので打者のスピード感に大きな差はないと思う。
又、去年までは対左打者対策として、チェンジアップ系を多めに使っていたが、今年はツーシームの割合が多くなっている印象。
このボールが低めに決まれば、多くの左打者から簡単にゴロアウトを奪えると思う。
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【技術的に気になった巨人選手】
*松原聖弥
ここ数試合、彼の打席で攻撃の良い流れを止めてしまうケースが多い。
スタメンで使われ始めた当時のバッティングと今を比べると、相手の研究が進んで一定の攻略法が出来てしまっている。
基本的には膝元の変化球に弱点があるので、そのボールを多投されて空振りする場面が多くなってくるとどうしてもそのボールを過剰に意識してしまう。
そうすると今度は得意だった筈のストレート系の打ち損じや空振りが増える悪循環に陥っている。
又、技術的には元々インパクトの瞬間からフォロースルーにかけて一塁方向に体が流れる癖を持っているので、どうしても上体が悪くなると右膝が早く割れて右肩の壁を作る時間が短くなり、体が開いた状態でスイングしてしまう。
こうなると当然ながらボールの見切りが早くなって空振りが多くなるし、内角の甘いボールをミスショットする確率も上がり、更に外角寄りのボールを強く叩けなくなってしまう。
このように、今は粘り強いバッティングが完全に影を潜めているので、同じ凡打の内容も印象がかなり悪い。
振り返ればここ数年、立岡宗一郎、田中俊太、重信慎之介、若林晃弘、吉川尚輝など、松原聖弥と似たタイプの左打者が軒並同じようなパターンで伸び悩んでいるが、全ての選手に共通しているのは。膝元変化球への対応・見極めを苦手としている事。
特に右投手のスライダー・カット系の使い手は最も多いので、ここを何とかしないと一軍レギュラーの座は掴めない。
勿論、松原も体の疲れもあるとは思うが、彼にとってはここが正念場である。
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【総括】
「負け数の差から見ると、二位以下のチームが優勝するチャンスはかなり低い」
以前から幣プログでは、消化試合数や引き分けの数によって誤差が生じる「ゲーム差」は重要視せず、負け数の差で実質的なゲーム差を計っていた。
これで2位以下との負け数の差は以下の通りとなった。
阪神7、DeNA8、中日11、広島10、ヤクルト11
この数字を見て分かるように、各チーム残り試合が半分になって負け数の差(ゲーム差)を見ると、優勝のチャンスが残されているのは実質的には阪神とDeNAに限られていると思う。
この試合が終わった時点で阪神、DeNAとの対戦はともに14試合を残しており、前段の負け数の差を考慮すれば、どちらとも残り試合を6勝8敗のデッドラインを守れば逃げ切れると思う。
つまり、何が言いたいのかというと、巷で言われている以上に巨人を追っている下位球団は苦しい状況に追い込まれているという事。
そして、この試合からスタートした13連戦の結果次第では、ペナントの行方が決まるといっても決して過言ではない。
まずはDeNAと三連戦、阪神と四連戦を行うが、巨人はぶっちゃけかなり余裕がある。
逆にDeNAと阪神はここで負け越すとほぼノーチャンスに近い状況に追い込まれるという事。
巨人は冷静に一つ一つの試合を確実に勝っていく事が肝要である。

以上 敬称略
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