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「藤浪を怖がらなかった巨人打線」9月5日 vs阪神ゲームレポート詳細版

「藤浪を怖がらなかった巨人打線」9月5日 vs阪神ゲームレポート詳細版

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【イニング経過、雑感】※イニング経過は巨人公式HPより抜粋
☆1回表
先発は藤浪。
坂本は中飛。松原は遊ゴロ。亀井は二ゴロ。0対0。
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藤浪のストレートとカットボールのコンビネーションに対応できずに三者凡退。

★1回裏
先発は今村。
近本は二ゴロ。木浪は中前打。一死一塁。糸井は空振り三振。サンズは見逃し三振。0対0。
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今村は立ち上がりからボールのキレが抜群だった。
特にストレート系の威力は目を見張るものがあった。
一死から木浪に肩口から曲がる甘いスライダーを捉えられたが、糸井をフォークで、サンズをインズバで三振を奪う。

☆2回表
マウンドは藤浪。
岡本は右中間二塁打。無死二塁。丸は空振り三振。ウィーラーは四球。一死一、二塁。大城は左中間2点二塁打。巨人先制。2対0。一死二塁。吉川尚は一ゴロ。二死三塁。今村は見逃し三振。2対0。
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岡本が藤浪の甘い直球を捉えて潮目を変えた。
丸はフォークに屈して三振したが、ウィーラーの四球でチャンスを拡大し、ここで大城が藤浪のショート回転した直球を完璧に捉えて先制二塁打を放つ。
藤浪は直球を完璧に捉えられた事で、やや自分の投球に疑いを持ち始めたと思う。

★2回裏
マウンドは今村。
大山は見逃し三振。ボーアは投ゴロ。梅野は右邪飛。三者凡退。2対0。
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味方の援護があっても今村の投球は変化なく完璧な内容。

☆3回表
マウンドは藤浪。
坂本は左前打。無死一塁。松原は空振り三振。亀井は中前打。一死一、三塁。岡本は四球。一死満塁。丸は押し出し四球。3対0。一死満塁。ウィーラーは左前2点打。5対0。一死一、二塁。大城は中前適時打。6対0。一死一、二塁。吉川尚は左前適時打。7対0。一死一、二塁。今村は見逃し三振。坂本は空振り三振。7対0。
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巨人打線は藤浪をストレート系に狙いを定めて一気に仕留めた。
基本的には左打者はショート回転の球質に逆らわずにレフト方向へ、右打者はセンター返しを意識して直球を捉えていた。

★3回裏
マウンドは今村。
小幡は三ゴロ。藤浪は左飛。近本は二ゴロ。三者凡退。7対0。
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今村はここでも(追加点を貰っても)隙を見せることなく完璧な投球を続けた。

☆4回表
マウンドは藤浪。
松原は遊ゴロ。亀井は三ゴロ。岡本は四球。二死一塁。丸は空振り三振。7対0。
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巨人打線はここで小休止

★4回裏
マウンドは今村。
木浪は二ゴロ。糸井は一ゴロ。サンズは見逃し三振。三者凡退。7対0。
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阪神打線は淡白な攻撃で三者凡退。

☆5回表
マウンドは藤浪。
ウィーラーは左飛。大城は右中間二塁打。一死二塁。吉川尚は右飛。今村は四球。二死一、二塁。坂本の打席で藤浪が暴投。二死二、三塁。坂本は四球。二死満塁。松原は二塁失策。9対0。二死二、三塁。亀井は中前2点打。11対0。二死一塁。
マウンドには2番手の能見。
岡本は一邪飛。11対0。
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この回は相手のミスが無ければ無得点で終わるイニングだったが、満塁でのエラーと亀井のタイムリーで点差を更に拡げる。

★5回裏
マウンドは今村。
大山は捕邪飛。ボーアは空振り三振。梅野は左前打。二死一塁。小幡は遊ゴロ。11対0
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今村は二死から梅野にヒットを許すが危なげない投球で無失点。

☆6回表
マウンドは能見。
丸は二ゴロ。ウィーラーは遊ゴロ。大城は一ゴロ。11対0。
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替わった能見に対して巨人打線は三者凡退。

★6回裏
マウンドは今村。
陽川は空振り三振。近本は三飛。木浪は中前打。二死一塁。能見の代打・俊介は中飛。11対0。
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今村は再び二死からヒットを許すが、ここも後続をしっかり抑えて無得点。

☆7回表
マウンドには3番手の望月。
吉川尚は三塁内野安打。無死一塁。今村は見逃し三振。吉川大は空振り三振。松原は一ゴロ。11対0。
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替わった望月に対して先頭の吉川尚が出塁するが、後続が倒れて無得点。

★7回裏
マウンドは今村。
糸原は遊ゴロ。大山は右中間にソロ本塁打。11対1。中谷は死球。一死一塁。坂本は中飛。小幡は遊撃内野安打。二死一、二塁。陽川は遊ゴロ。11対1。
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球数が100球に近づいてきた今村は、一死後、大山に高めに浮いた直球を捉えられてHRを浴び、その後二死一二塁のピンチを招くが、何とか最少失点で凌いだ。

☆8回表
マウンドは望月。
重信は二ゴロ。岡本は遊ゴロ。北村は中飛。11対1。
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望月のストレートに力負けして三者凡退。

★8回裏
マウンドは今村。
望月の代打・上本は遊ゴロ。木浪は一ゴロ。俊介は二ゴロ。三者凡退。11対1。
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今村は抜けるボールが如実になっていたが、相手の打ち損じに助けられて三者凡退。

☆9回表
マウンドには4番手の小川。
増田大は一邪飛。若林は三直。吉川尚は中飛。11対1。
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替わった小川からも若手中堅にチェンジした巨人打線は得点を奪えなかった。

★9回裏
マウンドには2番手の沼田。
糸原は空振り三振。植田は四球。一死一塁。中谷は投ゴロ。二死二塁。坂本は左前適時打。11対2。二死一塁。小幡は見逃し三振。試合終了。11対2。
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沼田は前回登板よりもストレートの威力はあった。
相変わらず勝負球の精度は甘く、四球絡みで失点したが、かなり一軍のマウンドには慣れてきた様子で、腕の振りは良くなっていたと思う。
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【ゲームスコア】
巨人 025 040 000 11
阪神 000 000 100 1
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【巨人選手評価】◎最高評価選手 〇高評価選手
◎今村信貴
前回、東京ドームでのピッチングもまずまず良かったが、この試合の方が明らかに投球内容は上だと思う。
ストレート系の威力(打者の手元でのキレ)が明らかに違っていた。
元々、今村が一軍の戦力として台頭した時から「甲子園球場で投げる彼は他球場(特に狭い球場)よりも二割増しの能力を発揮する」と感じていた。
勿論、阪神打線との好相性もあるのかもしれないが、それ以上に「甲子園」という球場が、彼の「腕の振り」を引き出していると見ている。
つまり、風の影響をモロに受ける屋外球場で、しかも左中間と右中間の深さは日本屈指という甲子園の特性を見事に味方につけた投球が出来ているということ。
「大胆かつ慎重」
今村にとっては永遠のテーマになりうるこのメンタル状態が、この甲子園では意識することなくスッと入って行けるんだと思うし、明らかに東京ドームでの「腕の振り」とは違っている。
「ナイスピッチング」
彼の「大胆かつ慎重」を実践した溢れる魂のピッチングは、前日に悔しい敗戦を喫した未来のエースに素晴らしいお手本となったと思う。
そして、彼自身がこの投球で大きな自信を得て、一皮も二皮もむけることを切に願っている。
この投球内容なら東京ドームでもそう簡単に一発を許すことはないと思うので、今度はホームゲームでもこの投球を見せてもらいたい。

〇大城卓三
打線の中での殊勲第一は間違いなく彼だと思う。
藤浪のストレートを一発で仕留めた集中力と鋭いスイングは見事だった。
又、キャッチャーとしても緩急自在の配球で今村の好投を引き出していた。

〇亀井善行、ウィーラー
この試合、序盤で早々に勝利を確定的なモノとしたのは、彼ら二人の働きが非常に大きかった。
地味ながらも時には繋ぎ役、時にはポイントゲッターとして、その存在感を発揮していたが、筆者の目に留まったのは、彼らのバッティングアプローチだった。
「荒れていた藤浪」に対して、若いカウントではあえてボールを長く見ようとせずに、ポイントを前目に置いてコンパクトなスイングでストレート系を叩くことを意識していた。
そして追い込まれた状況では、何とか粘ってどんな形でも良いから出塁しようとする姿勢で臨んでいた。
特に亀井はその姿勢がより顕著だった。

〇岡本和真
先制の口火となる二塁打と、大量得点の繋ぎ役(四球)でチームの勝利に貢献した。
バッティングの状態は少しずつではあるが上昇傾向と見ている。
特に前日の試合で、西のシュートを見事に捉えてレフト前へのタイムリーを放ったバッティングは素晴らしい内容だった。
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【総括】
※勝負処の打席では巨人の各打者はしっかり踏み込んで藤浪に襲い掛かっていた。
藤浪は右打者の内角を全く攻めてこない。
いや正しくは内角に投げられない。
これは試合を見ていたら誰でもすぐに分かる事である。
「それなら外角に的を絞っていれば良いので攻略は楽なのでは?」と野球ファンなら素朴な疑問が浮かぶと思う。
しかし、やっぱり彼の独特なピッチングフォームから繰り出すストレートは、特に右打者にとっては「恐怖感」を拭いきれないんだと思う。
どうしても左足の踏み込みが甘くなるし、打席の立ち位置も離れ気味になってしまう。
彼の豪速球が腕や足の関節部分に真面に当たってしまうと、その瞬間にシーズンが終わってしまう可能性があるんだからたまったものでは無い。
やっぱり、巨人の各打者も御多分に洩れず同じだった。
しかし、それでも勝負処(先頭打者、チャンスの場面)では、逃げずにしっかり踏み込んでいた。
つまり、怪我しないように警戒しつつ、勝負処では腹を括って仕留めにかかっていたということ。

以上 敬称略
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