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4月13日 ジャイアンツ対スワローズ 雑感

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G 3 対 S 1
~雑感~
菅野は立ち上がりから丁寧なピッチングをしていた
もしかしたら試合前の投球練習で
今日の直球の走りが悪いと感じていたかもしれないが
スピードこそ140キロ程度だったがコントロールが抜群だった
特に右打者が多いヤクルト打線にワンシームやツーシームが効果的で
アウトコースに決まるカットボールや直球とのコンビネーションは圧巻
全く打者に自分のスイングをさせていなかった
もはや新人王候補というレベルではなく
最多勝候補といっても過言ではない
しかし恐ろしいというか頼もしいというか
打者を抑える引き出しの多さは並の新人ではない
今日も見せたピンチを迎えた時のギアチェンジ
新人では上原以来の衝撃を覚えた投球だった
ふと思ったのが彼を見ていると
円熟期に入った元G投手の槙原氏に似ていると感じた
スライダーの出し入れ、直球やスライダー系の球速の変化の付け方
時折おり混ぜるタイミングを外す緩いカーブ
今日は良くなかったが三振を狙う時のフォークボール
最速147Kの綺麗なフォーシームとゴロで打ち取るシュート気味に落ちるワンシーム
シュート回転で打者に食い込んでくるツーシーム
当時はワンシームやツーシームという言葉はなかったが
槙原もこれらを投げ分ける投手だった
そして菅野は槙原になかったフィールディングの上手さも兼ね備えている
未知なのはワンシーズンを乗り越える体力だけだろう
これもクリアしたら15勝は堅いと私は確信する
久しぶりに見ていて興奮するピッチングだった
ヤクルトについては中継ぎのコマ不足が露呈していた
石川の替え時は難しかっただろうが代わりに出てきた投手は
明らかに坂本、阿部から見たら恐る相手ではなかった
今後も接戦が予想されるがGからすると
良かった時の久古のような投手がいない状態では
組みやすい相手かもしれない
~今日の超激辛ポイント~
阿部にタイムリーを打たれた打席のヤクルトバッテリーにする
あの場面は誰もが阿部に対して無理な勝負を仕掛けてこないと思っていたし
阿部自身も予想していたはずだ
露骨な敬遠をしてこなかったので狙い球のみを絞る状況になっていた
つまり一番ヒットを打ちやすい高めの直球しか狙っていなかったはず
そこへ内角高めにキャッチャーが要求したボールが中へ入った
平井という投手はどう考えても球威で押してくるタイプ
逆に言うとアバウトなコントロールしかない投手なのに
あの配球は理解しがたい
特に直球がシュート回転するタイプなので左打者に対しては尚更だ
中村捕手は恐らく将来のヤクルトの正捕手として長くプレーする選手だが
現状ではG側にとって相川捕手ほどの驚異に感じる捕手ではない