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「サクセスストーリーの第一歩を踏み出したウレーニャ」

「サクセスストーリーの第一歩を踏み出したウレーニャ」

2020.9.23 読売ジャイアンツvs広島東洋カープ 15回戦 ゲームレポート詳細版

【イニング経過、雑感】※イニング経過は巨人公式HPより抜粋
☆1回表
先発は田口。
田中広は右飛。菊池涼は三ゴロ。長野は遊撃内野安打。二死一塁。鈴木誠は中飛。0対0。
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立ち上がりの田口のピッチングは正直言ってヌルかった。
ボールのキレもそれほど感じなかったし、全体的にボールがベルト付近に集まっていたので打者に強振されていた。
結果的に四人の打者に対して内野安打一本で切り抜けたが内容的には紙一重だった(松原の大美技と岡本の好守に救われた)
又、田中は3球目、菊池、長野、鈴木と三者連続で初球に手を出してきたが、これは明らかに広島ベンチの狙いだったと思う。
しかし、結果的にこの積極策は淡白なバッティングに見えてしまったので、巨人サイドから考えると助かっていた印象は否めなかった。

★1回裏
先発は野村。
吉川尚は投ゴロ。松原は二ゴロ。坂本は中前打。二死一塁。岡本は空振り三振。0対0。
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野村は立ち上がりからエンジン全開だった。
持っている球種を出し惜しみすることなく、初回から細心の注意を払って巨人打線を全力で抑えにかかっていた。

☆2回表
マウンドは田口。
松山は左中間二塁打。無死二塁。ピレラは右飛。堂林は四球。一死一、二塁。磯村は一邪飛。野村は見逃し三振。0対0。
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この回の田口もヌルさは変わらなかった。
しかし、カープ打線の淡白なバッティングに救われていた。。。。
その最たる例がこの回のピエラの右飛で、先頭の松山が二塁打を放った直後だっただけに、初球の高めの釣り球にまんまと「釣られた」彼のバッティングはカープの勢いを完全に遮断した。
逆に田口はこのアウトで自分のピッチングを取り戻し、堂林との真っ向勝負を避け、磯村と野村との勝負を選択して無失点で切り抜けた。

★2回裏
マウンドは野村。
丸は四球。無死一塁。中島は右前打。無死一、二塁。大城は右翼線適時二塁打。巨人先制。1対0。無死二、三塁。若林は左翼線適時二塁打。2対0。無死二、三塁。田口は二ゴロ。吉川尚は遊飛。松原は二ゴロ。2対0。
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やはり、ピンチの後にチャンス有りだった。。。
初回の野村のピッチング内容から、巨人打線が早い段階で得点出来るイメージは湧かなかったが、野村は「味方の拙攻で生じた悪い流れ」を引きずってしまった格好で、先頭の丸を追い込みながらも四球を与えてしまい、ここから大きく歯車が狂ってしまった。
結局、この回、野村は2失点したが、まともなヒットは大城のタイムリー二塁打だけで、他のヒットは野村からすれば完全に討ち取った打球であり、2失点した後は素晴らしいピッチング(田口、吉川尚、松原を完璧なピッチングでアウトを奪う)で追加点を許さなかっただけに、丸の四球は悔やんでも悔やみきれないだろう。

☆3回表
マウンドは田口。
田中広は二塁内野安打。無死一塁。菊池涼は二ゴロ。一死一塁。長野は一邪飛。鈴木誠は遊ゴロ。2対0。
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2回表のピンチを切り抜けた辺りから、田口のボールにキレを感じるようになった。
その証拠に二回り目となった田中、菊池、長野、鈴木、全ての打者の反応が、初回の第一打席の反応とは全く違ってタイミングが合っていなかった。

★3回裏
マウンドは野村。
坂本は右越えソロ本塁打。3対0。岡本は投ゴロ。丸は中飛。中島は左中間二塁打。二死二塁。大城は中前適時打。4対0。二死一塁。若林は死球。二死一、二塁。田口は二ゴロ。4対0
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相手の田口のピッチング内容が明確に良くなった事で、これ以上の失点は絶対に避けなければならない野村だったが、巨人打線は「その少ない失投」を悉く打ち返した。
坂本は甘くなったストレートを右スタンドに放り込み、中島も甘くなったカットボールを左中間に運び二塁打、どちらもその打席の唯一の失投を逃さなかった。
そして4点目は大城の技ありバッティングから生まれ、下位に沈むカープ側のモチベーションから考えると、この4点差が限界だった。

☆4回表
マウンドは田口。
松山は四球。無死一塁。ピレラは二ゴロ。一死一塁。堂林は左中間適時二塁打。4対1。一死二塁。磯村は右飛。野村の代打・メヒアは見逃し三振。4対1。
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巨人側からすれば、このままカープを眠らせたまま試合を進めていくためには、是が非でもこのイニングはスッと終わらせたかった筈だった。
それは田口も十分に分かっていた筈で、だからこそ先頭の松山に対して「意気込みが空回り」してしまった。
まあ、この辺りのメンタル制御に彼の甘さを感じるが、結局、この回は堂林のタイムリー二塁打による1失点で凌いだので、ズルズル引きづらずに気持ちを切り替えた事は率直に評価してあげたい。

★4回裏
マウンドには2番手の島内。
吉川尚は中前打。無死一塁。松原は四球。無死一、二塁。坂本は四球。無死満塁。岡本は遊撃併殺打。5対1。丸の打席で島内が暴投。6対1。丸は見逃し三振。6対1。
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巨人側としては失点した後の攻撃だったので、ここで得点して試合を決めたかった。
まあ、それを許さないということでカープはボールに勢いがある島内を投入したわけだが、ほぼ相手の自滅という形でダメ押しの2点を巨人側は追加した。

☆5回表
マウンドは田口。
田中広は右飛。菊池涼は二邪飛。長野は見逃し三振。三者凡退。6対1。
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前のイニングを終えて勝敗がほぼ決し、ここから急激に淡々と進んでいく。

★5回裏
マウンドは島内。
中島は空振り三振。大城は見逃し三振。若林は右中間二塁打。二死二塁。田口は見逃し三振。6対1。
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二死から若林が二塁打を放つが田口が三振に倒れる。

☆6回表
マウンドは田口。
鈴木誠は二ゴロ。松山は空振り三振。ピレラは中飛。三者凡退。6対1。
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プレッシャーが無くなった田口は腕が振れて益々ピッチング内容が良くなる。
ストレートの球速も140キロ弱から140キロ強に上がり、それに伴ってフォークで空振りを奪えていた。

★6回裏
マウンドには3番手の中村恭。
吉川尚は四球。無死一塁。松原の代打・ウレーニャは一邪飛。坂本は捕ゴロ。二死二塁。岡本は死球。二死一、二塁。丸は中飛。6対1。
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替わった中村に対して二死一二塁のチャンスを作るが無得点。

☆7回表
マウンドは田口。
堂林は二ゴロ。磯村は三ゴロ。中村恭の代打・正隨は遊ゴロ。三者凡退。6対1。
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相変わらず腕が振れてる田口は全く隙を与えずに三者凡退で封じる。

★7回裏
マウンドには4番手の菊池保。
中島は見逃し三振。大城は空振り三振。若林は右越えソロ本塁打。7対1。田口は見逃し三振。7対1。
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替わった菊池保に対して二死から若林が一発を放つ。

☆8回表
マウンドは田口。
田中広は二ゴロ。菊池涼は二邪飛。長野は空振り三振。三者凡退。7対1。
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この回も田口は全く付け入る隙を与えずに三者凡退で抑える。

★8回裏
マウンドには5番手の中田。
吉川尚は中飛。ウレーニャは見逃し三振。坂本は右越え二塁打。二死二塁。坂本の代走に増田大。岡本は四球。二死一、二塁。丸は中飛。7対1。
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替わった中田に対して二死一二塁のチャンスを作るが後続が続かず無得点。

☆9回表
マウンドは田口。
鈴木誠は二ゴロ。松山は死球。一死一塁。ピレラは左越え2点本塁打。7対3。
マウンドには2番手の大竹。
堂林は死球。一死一塁。磯村の代打・坂倉は遊撃併殺打。試合終了。7対3。
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6回、7回、8回とかなり飛ばしていた田口は、あと一歩のところでガス欠気味となってしまった。
この交代は個人的には異論なし。
ボールの走りが急激に落ちていたので、続投していたら大怪我に繋がる可能性は否定出来なかった。
最後は大竹が締めてゲームセット。
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【ゲームスコア】
広島 000 100 002 3
巨人 022 200 10X 7
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勝利投手 巨人 田口 (5勝3敗0S)
敗戦投手 広島 野村 (5勝2敗0S)
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広島 ピレラ 10号(9回表2ラン)
巨人 坂本 16号(3回裏ソロ) 、若林 1号(7回裏ソロ)
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【巨人選手評価】◎最高評価選手 ○高評価選手
◎田口麗斗
序盤はイマイチだったが、中盤以降の投球は久しぶりに彼らしい小気味の良いピッチングを見ることが出来た。
是非ともこのピッチングを忘れないで欲しい。

〇大城卓三
リード面に関してはいう事無し。
バッティングも決して調子が良いとは思えないが、以前よりも悪い状態なりのバッティングが出来ている。
現状の状態では高めのストレート系は厳しいが、変化球には何とか対応している。

〇坂本勇人
バッティングは決して状態が良いとは思えないが、そんな中でもキッチリ結果を出すあたりは流石である。
それよりも守備面での貢献が今シーズンは特筆もので、周囲からの「限界説」を完全に吹き飛ばしただけではなく、更なる進化をも感じさせるプレーを連発し、広い守備範囲と華麗なグラブ捌き、そして安定感抜群のスローイング、どれも今年は胸を張って中日京田に負けていないと言えるだろう。

〇若林晃弘
報道によると阿部ヘッド代行の推薦で彼のスタメンが決まったようだが、見事に期待に応えた。
特に二本の長打は久しぶりに「バットのヘッドがスパッと抜けた」見事なスイングだった。
これから去年中盤でプチブレイクしたバッティングを再現するか?

〇中島宏之
序盤の二度の出塁は、繋ぎ役としては最高だった。
現状はシーズン当初よりもストレート系への対応が難しくなっているが、甘い変化球に関しては高い確率で仕留めている。
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【技術的に気になった巨人選手】
※ウレーニャ
twitterでも触れたが、二軍でのプレーを見る限り、個人的にはまだまだ一軍の選手としては力不足を否めないと思っている。
彼はどちらかというと潜在的には「前でボールを捉えるタイプ」のように見えるが、今は頭が先に出てしまっているので、逆にバットがなかかな出ずに差し込まれるケースが多い(優秀なスイングスピードを活かしきれていない)
球種的には半速球の甘い変化球は合いそうだが、高めの直球とフォークボール系の見極めには苦労するかもしれない。
勿論、監督やヘッド代行もそんな事は百も承知な筈で、使われ方を見てるとモタと同じで経験を積ませる狙い(一軍で通用する為の課題を明確にする)の方が大きいと見ている。
しかも、彼はまだまだ21歳と若いし、大卒ルーキーよりも若い年齢でイースタンの打撃成績上位に名を連ねている事を見ても、日本人ならトッププロスペクであることは間違いない。
まだまだこれから!「頑張れウレーニャ!!」
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【総括】
➀「全く覇気が無かったカープ相手のスイープは決して難しくなかった」
この三連戦は「目標が有るチームと無いチーム」の差が如実に表れていた。
ぶっちゃけ、巨人サイドから見れば、今のカープには負けるとは思えなかった。
三連戦前の両チーム先発投手のマッチアップを眺めていたら、直江が先発する初戦を拾えれば、二戦目以降は普通に試合を進めていけば負ける要素は無いとまで思えた。
そして、初戦の鈴木誠也の元気の無さ、暗い表情を見てたら、筆者の想像以上にチームは深刻な状況であることを悟らせた。
 但し、次の中日三連戦はそうは上手く運ばないだろう。
こちらはまだまだモチベーションが衰えておらず、チームとして久しぶりとなるAクラス入りという明確な目標があるので、舐めてかかると足元をすくわれるだろう。

以上 敬称略
超激辛NPBコラムは今シーズンより、巨人勝利の場合に限り二部構成(負け・引き分けの場合は速報版、又は簡易版のみ)で記事を作成し、第一部の速報版は試合終了直後に公開、第二部の詳細版は試合翌日早朝~お昼までに公開致します。
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