澤村 DeNA打線完全制圧をあと一歩で逃す

NO IMAGE

4月25日 G 5 対 DB 3
G先発澤村は立ち上がりから今シーズンのベストピッチを
予感させる内容だった
試合VTRをもう一度見直して今日の澤村の良かった点を挙げてみた
①低めにボールが集まっていた
②投げた瞬間ボールと解る投球が少なかった
③無駄球が少なく投球数を抑えられた
④テークバックからリリースポイントの流れに無駄な力みがなかった
⑤阿部の構えたミット周辺にボールが集まっていた(逆球が少なかった)
まず直球の質は④が出来ていたので打者は球速以上の伸びを感じた
更に①で示したように低めのボールは指先にしっかりかかっていた
これによって空振りを取るよりも直球を狙っている打者に対して
ゴロを打たせることで投球数を減らすことに成功する
前から感じていたのは澤村は高めに抜けるボールには余り魅力を感じなかったが
低めから唸るようにホップして右打者アウトローに決まるボールが一番良い
これは澤村特有のフォームの癖によるもの
澤村は悪くなるとテークバックから肘をホーム方向へ持って行くとき
体が早く開いて抜け球が多くなる(直球がシュート回転)ので
アウトコースに狙ったボールが真ん中付近に集まってしまう
では今日の投球をさらに詳しく分析してみた(全103球)
1回 直球8球 (シュート回転無し) スライダー1球
2回 直球10球(シュート回転3球) スライダー1球 フォーク1球 カーブ1球 ツーシーム1球
3回 直球7球 (シュート回転1球) スライダー2球 フォーク1球
4回 直球10球(シュート回転6球) スライダー1球 フォーク1球
5回 直球3球 (シュート回転1球) スライダー4球 ツーシーム1球
6回 直球11球(シュート回転7球) スライダー3球
7回 直球9球 (シュート回転無し) フォーク2球  ツーシーム1球
8囘 直球7球 (シュート回転1球) スライダー5球 フォーク1球
9回 直球9球 (シュート回転4球) スライダー2球
合計 直球74球(シュート回転23球)
   スライダー19球 フォーク6球 カーブ1球 ツーシーム3球
注:ここで定義したシュート回転とは
  直球が捕手の構えたコースとは反対にシュート回転したボール(逆球)を指す
6回はこの日1番投球内容が悪かった
試合中阿部に体の開きが早くなってボールが抜けていることを指摘される
同じく6回からそれまで飛ばしすぎたのかフォームのバランスが悪くなっていた
阿部も抜け球が多くなってきたことを察知し変化球の割合を多くしている
更に注目したいのは直球のシュート回転の割合で約3割の直球が抜け球になっていた
さらに突っ込めばその殆どが左打者対戦時によるもの
そして安打を許した打者3人がいずれも左打者だった事もこれで頷ける
元々澤村が最も相性の良いチームがDeNAであって
しかも昨日のDeNA打線のポイントゲッターとなる打者は全員右打者
これも澤村には有利に働いた
去年澤村が勝った試合の自身の防御率は0点台で、負けた時は5点台である
つまり良い時は相手を圧倒するが調子が良くない時はゲームメイクできない
私なりに原因を考えると彼は変化球でカウントを稼ぐのが難しいので
直球でファールを打たせてカウントを稼ぎ
更にギアを上げた直球を中心にスライダー、フォークで打ち取る
状態が悪いと体の開きが早くなりボールの出処が見やすくなって
直球のシュート回転は命取りになる
特に左打者を打線の中心に置くチームには厳しい
彼のポテンシャルは誰もが認めるところであるが
彼がこのスタイルを貫いて超一流を目指すのであれば
直球の質(シュート回転を減らす)を上げる事と
せめてスライダーでカウントを稼げるようになること
この2つがポイントになると思う
☆今回より投稿スタイルを若干変えました