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「希望と課題が見えた高橋優貴の先発復帰登板」

「希望と課題が見えた高橋優貴の先発復帰登板」

「希望と課題が見えた高橋優貴の先発復帰登板」
2020.10.14 読売ジャイアンツvs広島東洋カープ 20回戦 ゲームレポート詳細版

【イニング経過、雑感】※イニング経過は巨人公式HPより抜粋
☆1回表
先発は高橋。
長野は二ゴロ。田中広は一ゴロ。鈴木誠は右飛。三者凡退。0対0。
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先発の高橋はキレの良い直球とスライダーを低めに集めて三者凡退で立ち上がりを終える。

★1回裏
先発は遠藤。
吉川尚は遊ゴロ。松原は四球。一死一塁。坂本は左中間適時二塁打。巨人先制。1対0。一死二塁。岡本は空振り三振。丸は右邪飛。1対0。
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一方で遠藤の立ち上がりからやや制球に苦しんでいた。
一死後に松原を歩かせてしまい、坂本にはカウント1-0からカウントを取りに行ったストレートを捉えられてタイムリー二塁打を浴びる。
しかし、坂本に打たれた後は直ぐに落ち着きを取り戻し、後続の岡本と丸をしっかり討ち取って追加点は許さなかった。

☆2回表
マウンドは高橋。
松山は見逃し三振。西川は遊ゴロ。會澤は左中間にソロ本塁打。1対1。堂林は左飛。1対1。
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高橋はこの回も危なげなくアウトカウントを重ねていったが、二死から會澤に勝負球の甘くなったスライダーを捉えられ同点HRを浴びる。
これでやや動揺した高橋は、続く堂林にもボール先行から甘くなったストレートを強振されるが、ここはレフトの若林のダイビングキャッチで難を逃れる。
巨人サイドからすれば二死から同点HRを喰らって相手に流れを渡しかけていたが、それを再び呼び戻すビッグプレーだった。
ここまでの高橋の投球内容は、ストレート系の制球ミスは少ないが、変化球(特にチェンジアップ系)の精度は今一つという印象。

★2回裏
マウンドは遠藤。
若林は四球。無死一塁。田中俊は中飛。大城は空振り三振。高橋は右中間適時三塁打。巨人勝ち越し。2対1。二死三塁。吉川尚は中飛。2対1。
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先頭の若林は直前のビッグプレーの余勢を駆って四球で出塁する。
続く田中と大城は凡打に終わるが、9番の高橋がまさかのタイムリー三塁打を放って再びリードする展開となる。
ここで出来ればもう一押し欲しかったが、吉川尚は凡退する。

☆3回表
マウンドは高橋。
菊池涼は右飛。遠藤は空振り三振。長野は遊ゴロ。三者凡退。2対1。
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自らのバットで再びリードする展開となった高橋は、再び落ち着きを取り戻して危なげなく三者凡退で抑える。

★3回裏
マウンドは遠藤。
松原は左前打。無死一塁。坂本は遊撃併殺打。岡本は空振り三振。2対1。
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まだまだ制球にバラツキのある遠藤は、先頭の松原に対してボール先行からヒットでの出塁を許し、前の打席でタイムリーを浴びてる坂本を迎える。
坂本は再び遠藤のボールをキッチリ捉えてセンター方向にゴロを放つが、これをショート田中が上手く処理してセカンドの菊池に送球して二塁をアウト、そしてセカンドの菊池の捕球時の体勢からは想像できない強い送球によって一塁も余裕でアウトにし、見事なダブルプレーを成立させる。
このMLBクラスのスーパー送球は、今も昔もNPBでは菊池しか出来ない芸当だろう。

☆4回表
マウンドは高橋。
田中広、鈴木誠は右飛。松山は一ゴロ。三者凡退。2対1。
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高橋は田中、鈴木とライトに大きな打球を飛ばされるが、やや球威が勝っていたので難を逃れる。
結局、この回も三者凡退で抑えてリードを保ったまま序盤を終える。

★4回裏
マウンドは遠藤。
丸は二ゴロ。若林は空振り三振。田中俊は左中間二塁打。二死二塁。大城は敬遠四球。二死一、二塁。高橋は遊飛。2対1。
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再びセカンド菊池に好プレーが生まれる。
先頭の丸のセンターに抜けそうな打球に追いつき、そこからジャンピングスローでアウトにする。
それでも巨人打線はまだまだ落ち着かない遠藤に対して、二死から田中が長打を放って追加点のチャンスを作るが、大城を歩かされて高橋勝負でチャンスをモノに出来ず。

☆5回表
マウンドは高橋。
西川は投ゴロ。會澤は二ゴロ。堂林は四球。二死一塁。菊池涼は三塁内野安打。二死一、二塁。遠藤は遊ゴロ。2対1。
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高橋は二死から堂林を四球、菊池の内野安打でピンチを招くが、ここは9番の遠藤を討ち取ってピンチを切り抜ける。
この回途中あたりから、ややボールが抜け気味になっていたので、この回で降板させた采配については個人的には賛成。

★5回裏
マウンドは遠藤。
吉川尚は投ゴロ。松原は一ゴロ。坂本は中飛。2対1。
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上位から始まるこの回で何とか巨人打線は追加点を奪いたかったが、三者凡退で攻撃を終える。

☆6回表
マウンドには2番手の鍵谷。
長野は中飛。田中広は二飛。鈴木誠は中飛。三者凡退。2対1。
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替わった鍵谷はコース的には甘いボールが多かったものの、ストレートの球威と相手の打ち損じにも助けられて三者凡退で終える。

★6回裏
マウンドは遠藤。
岡本は中前打。無死一塁。丸は右前打。無死一、二塁。若林は投ゴロ。田中俊は四球。一死満塁。大城は中前2点適時打。4対1。一死一、二塁。
マウンドには2番手の中村恭。
鍵谷の代打・ウィーラーは遊ゴロ。二死一、三塁。吉川尚の代打・中島の打席でウィーラーが二盗。二死二、三塁。中島は右飛。4対1。
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遠藤は相変わらずピリッとしない。
岡本と丸に連続ヒットを許し、若林には送りバント失敗で助けられるが、続く田中俊を簡単に歩かせてしまって自ら首を絞めてしまう。
こうなってしまうと試合の流れは明確に巨人側へ傾き、大城の討ち取った打球は無情にもセンターに抜けてダメ押し点を奪われる。
結局、遠藤は最後まで自分の投球が出来なかった。

☆7回表
マウンドには3番手の高梨。
松山は投ゴロ。西川は空振り三振。會澤は死球。二死一塁。堂林は見逃し三振。4対1。
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替わった高梨は二死から會澤に死球を与えてしまうが、内容的に全く危なげなかった。

★7回裏
マウンドには3番手の菊池保。
松原は空振り三振。坂本は二塁内野安打。一死一塁。坂本の代走に吉川大。岡本は三塁失策。一死一、二塁。丸は左中間2点適時二塁打。6対1。一死二塁。丸の代走に立岡。若林は左飛。田中俊は中飛。6対1。
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坂本の内野安打と相手のエラーで得たチャンスの場面で、現状最も信頼感がある丸がキッチリとタイムリー二塁打を放ってダメ押し点を奪う。

☆8回表
マウンドには4番手の田中豊。
菊池涼は空振り三振。菊池保の代打・宇草は投内野安打。一死一塁。長野は三塁併殺打。6対1。
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替わった田中豊は前回登板時からやや投球スタイルを変えたかもしれない。
以前は球威重視でかなり力んで投げていたが、今は制球重視で力感を抑えて丁寧に投げている印象。
ストレートは内と外に投げ分け、スライダー系も外にキッチリ出し入れしていた。
このくらい制球出来れば、少なくとも自滅は無くなると思うが。。。。。

★8回裏
マウンドには4番手の高橋樹。
大城は空振り三振。ウィーラーは二塁内野安打。一死一塁。田中豊の代打・北村は中飛。松原の代打・石川は遊ゴロ。6対1。
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一死からウィーラーが内野安打で出塁するが、後続が凡退して無得点。

☆9回表
マウンドには5番手のデラロサ。
田中広は右飛。鈴木誠は三ゴロ。松山は空振り三振。三者凡退。試合終了。6対1。
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デラロサは危なげなく三者凡退で締める。
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【ゲームスコア】
広島 010 000 000 1
巨人 110 002 20X 6
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勝利投手 巨人 髙橋 (1勝0敗0S)
敗戦投手 広島 遠藤 (3勝5敗0S)
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本塁打
広島 會澤 7号(2回表ソロ)
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【状態チェック・主力打者編】
★吉川尚輝
バッティングの状態としては可もなく不可もなく。
技術的に特段悪い箇所は見当たらないが、一点だけ気になるのはややボールを追っかけ気味になっていること。
ここ数試合のスイングを見ると、結果を欲しがってボールを呼び込む作業を忘れて自分から打ちに行ってしまっているので、左肩が早く出てしまっている。

★松原聖弥
バッティングの状態としては可もなく不可もなく。
但し、直近のバットスイングを見ると、バットのヘッドがなかなか出てこないケースが見られる。
これは彼に対する変化球攻めがそうさせていると思うが、右肩の壁を意識し過ぎると今度は得意な筈のストレート系に差し込まれるので、悪循環が生じてしまう。
ここは基本に戻ってセンター返しを意識した方が良い。

★坂本勇人
外角寄りのストレート系を強く叩けるようになっているので、バッティングの状態としては上り調子と判断できる。
だが、まだまだ打席毎に微妙にバッティングの形を変えているので、本人が手応えを掴んだとまでは言い切れないと思う。
結局、今年は最後まで自分のバッティングを「模索」していた。

★岡本和真
バッティングの状態としてはあまり良いとは言えない。
まあ、本人は絶対に認めないと思うが、間違いなく二冠を意識していると思うので、結果を欲しがってグリップが体から早く離れて上体でボールを捉えにいってしまっている。
逆に先頭打者の時などチャンスメイク優先では、出塁を強く意識するのでゆったりボールを見てセレクト出来ているが、大半の打席では結果を欲しがって自分から無理に仕掛けてしまっている。
右中間にライナー性の打球が出るバットスイングになればHRを量産すると見ているが、現状はその真逆のスイングになっている。

★丸佳浩
絶好調というよりも、高いレベルのバッティングをずっと維持出来ている。
相手バッテリーもあの手この手を使って封じにかかっているが、今は独特のヒッチからトップの形がガチっと決まっているので、そうは簡単に崩れない。
彼の悪癖である「早く右ひざが割れて体が一塁ベンチ側に流れてしまう形」を全く見られないし、その予兆も全く感じない。

★大城卓三
明らかに状態は良くない。
彼のバッティングを見る上で筆者がチェックしているポイントは一点だけ。
それはトップの位置。
彼も丸佳浩のような特殊形ではないが、グリップをヒッチ(それと連動させて下半身を軽く上下)させてタイミングを計っているが、このグリップをヒッチさせてトップを作る時に、グリップが下がった状態(落ちた状態)でトップを作ると、バットの出先が遠回りになってバット軌道も外回りになりやすいので、どうしても自分の感覚よりもバットのヘッドが遅れて出て来てしまう。
今はまさにその状態で、これはずっと言い続けているが、完全に癖になってしまっている。
本人もそれは分かっていて意識しているフシが見受けられるがなかなか改善されない。
僭越ながら筆者が提案する改善策は、構えの段階では逆に今よりもグリップを低い位置(顔から離れた位置)に置き、そこから大きく上段にグリップを持って行き、トップの形を作った方が良いと考える。
今はトップの位置・形も打席毎に中途半端になっているので、バッティングに安定感が無いし、彼の打席で良く見受けられる「立ち遅れ」は、こういうところから生まれている。
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【状態チェック・投手編】
★高橋優貴
約一年ぶりの先発登板となったが、まずまずの内容だった。
打者の反応を見ると、ストレートに関しては狙われるカウントでもしっかり押し込んでいたので、キレと球威は上々だと思う。
スライダーも打者の反応を見ると悪くはなかったが、時折制球ミスがあるので注意が必要。
一方でチェンジアップは抜けが悪く、高めに浮くケースが多かったので修正が必要か?
まあ、怪我する前からスタミナがあるタイプではなかったので、現状、球数的には80球超えた辺りに限界点があるのかもしれない。
今季初先発としては上々のデキと言えるが、やはり次戦が試金石となるだろう。
ここでもある程度の内容を見せてくれれば、日本シリーズの先発起用も十分にあり得ると思う。

以上 敬称略
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