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ナゴヤドームは守り勝つ戦術を取るべき

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4月29日 D 11 対 G 4
4月30日 D  0 対 G 3
5月 1日 D  0 対 G 3
この3連戦は投手を含めた総合的な守備力が試合の明暗を分けた
1戦目の大きな敗因は脇谷が初回和田をダブルプレーに取れなかった送球ミス
それと5回にクラークの打球を抜かれた矢野の守備能力
2戦目の大きな勝因は初回ピンチの場面での橋本のプレー
3戦目は特筆するプレーはなかったかもしれないが
2、3戦目を通じて難しい打球を確実に処理していた坂本、村田
原監督はここ数戦外野の一角に橋本を起用するケースが目立っているが
橋本ははっきり言えば打撃での貢献度は低いし凡打の内容も悪い
しかし送りバントをキッチリ決めるし守備でも広い守備範囲と強肩は
G投手陣にとって大きな心理的アドバンテージになり
特に今回の杉内、澤村のような相手打者を押し込める投手が
先発の場合はこのアドバンテージは大きい
つまり守り勝つ野球をするにはうってつけの選手である
彼は元々シュアでパンチ力もある打撃でしかも俊足
1番打者としては格好の適任者
松本は2番タイプ,パンチ力不足で走者を返すバッティングは厳しい
長野も以前の私のエントリーで指摘したとおり打球判断にセンスを感じないので
1番打者というより3番か5番のタイプだと思う
つまり現状Gは本当の意味での1番タイプの打者が不在なのだ
2軍の試合もよく見るが私の中では橋本、中井、隠善は
もう2軍では頭一つ抜けている感がある
その中で1軍で使い続けて多く試合経験を積ませる選手の筆頭に橋本をあげたい
昨日のカブレラのような投手は2軍ではまず経験できない
今は彼に色んな投手を体験させたいと私は思う
今シーズンのDの印象は去年と全く違う野球を展開していると感じる
これは先発投手の不安定さが大きな要素ではあるが
私はソーサ、山井、浅尾の不在が最大の原因であると考える
去年も先発投手は吉見以外トータルで軸になりうる投手はいなかったが
豊富なリリーフ陣を上手にやりくりして勝ちを拾っていた
今年は現状、田島、武藤、岡田が軸として使っているが
武藤、岡田に関してはビハインドのゲームにも使っているので
酷使している印象は拭えない
そうなるとどうしても疲れから本来の投球を発揮するケースが減るので
田島を早いイニングから使わざるを得ない
もう2枚あれば去年のような状態が落ちている投手を
2軍に落としてリフレッシュさせる策をとれるが
代わりの投手がいない現状は厳しい
浮上のカギを握るのは山井の復活だと思う
浅尾が厳しそうなので彼が去年のように田島とリリーフ陣の中核を担えば
Dの投手編成はかなり整備されると思う
更に上位を狙うなら先発陣の整備も必至だが・・・
最後にG先発陣について触れておきたい
杉内については当面の間は心配無用か・・
澤村については本拠地である東京ドームで
彼がどの程度のピッチングができるか見たい
宮國はとにかく中途半端な印象が拭えない
球威、制球ともにアバウトなのでピッチングの色を出せていない
彼の投球スタイルならまずはアウトローの直球のキレと
制球力を磨くことだと思う
現状相手打者(特に右打者)の懐に攻めるのが厳しい状態なら
まずはアウトコースのボールの出し入れを磨くべき
彼が左右の制球力を自分のものにすれば絶対的な柱になると確信するが
その為には「繊細かつ大胆に」をキーワードに投球して欲しい