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阪神1.2番コンビ(近本・糸原)を抑えきれなかった菅野智之

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「阪神1.2番コンビ(近本・糸原)を抑えきれなかった菅野智之」

2020.10.24 読売ジャイアンツvs阪神タイガース 22回戦 ゲームレポート簡易版

【ゲームスコア】
阪神 000 100 100 2
巨人 000 001 000 1
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勝利投手 阪神 髙橋 (5勝4敗0S)
敗戦投手 巨人 菅野 (13勝2敗0S)
セーブ  阪神 スアレス (2勝1敗23S)
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【敗北のポイント】
勝敗を分けた7回表の攻防の中で、決勝タイムリーを打たれた原口への配球に関しては、個人的に少し残念だった。
個人的な見立てでは、彼のスイング軌道から判断すると、外寄りのストレート系・スライダー系には滅法強く、逆に内寄りに入ってくる2シームは苦手だと見ている。
勿論「全てのボールを内角寄りのツーシームで攻めろ」という事ではなく、外角のストレート系で攻めるなら、その前にしっかりと内角を意識させておく必要があるし、内角の2シームを勝負球にするなら、ヤマを張られないような配球が必要になってくる。
筆者が残念に思ったのは、その原口に対して1球目にスライダーが外角低めに外れて、2球目にストレートで安直にストライクを取りに行ってしまったことだった。
まあ、前の打者の糸井に対して攻めきれずに四球を与えてしまったあたりで、既に菅野は精神的なスタミナ切れだったのかもしれないが、そこは大城がフォローして欲しかったが。。。
そこは大城の今後の課題としつつ、彼には今後、大先輩にも積極的に「直言」出来る捕手になって貰いたい。
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【敗者の慟哭】
「やっぱり阪神打線は近本と糸原の1.2番コンビが一番嫌だな」と痛感させられた試合だった。
近本は積極的に強振するタイプの1番で、怖さと脆さが隣り合わせのリードオフマンだが、今日のようにハマると厄介この上ないし、糸原は逆にボールをしっかりセレクト出来る打者で、ファールで逃げる嫌らしさを持っている。
しかも、両選手に共通しているのは内角球の捌きに長けている事。
ここに自信を持っているから、ある程度の余裕を持ちながら外角のボールにも反応出来ていることが大きい。
このタイプが違うコンビは相手からすればかなり負担に感じると思う。
そして、この試合の菅野はまさにそうだった。
この二人に対しては、左打者という事もあるが、この試合で良かった左打者内角(右打者外角)のストレート系に対応されて勝負しきれず、逆に良くなかったスライダー・カーブ系で最終的に勝負するほかなかった。
また、フォークもイマイチだったので、余計に両者を抑える術を持ち合わせていなかった。
他の打者(マルテ・サンズ・大山)などには「困ったら外角にストレートを投げておけば・・。」という配球が可能だったので、投球の組み立てにまだまだ余裕を感じたが、この二人に対してはそれを全く感じなかった。
次戦の畠もそうだが、今後(来季以降)巨人の特に右投手が阪神打線を封じるには、やはり近本と糸原の1.2番コンビ対策が鍵を握るだろう。

以上 敬称略
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