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さて、あの悪夢の日シリ四連敗(去年からソフトバンクに日シリ八連敗)で、多くのジャイアンツファンは意気消沈し、ただでさえコロナ禍で窮屈な生活を送っているファンにとっては唯一の光さえも閉ざされた心境になっていたであろう。
私も呆然自失で、しばらくは野球の話題から離れたくなり、一切、野球のニュースを遮断していた。
しかし、今、時が経ってようやく冷静に振り返り、改めて敗因やソフトバンクとの差を考えてみると、最大のポイント(差)は「投手力の絶望的なレベルの違い」だった。
勿論「各打者のスイングの強さ」「スイングのシャープさ」「野球に対する姿勢」など、巷で指摘されてる多くのポイントも決して否定しないが、個人的には「両チームの投手力の絶望的な差」がソフトバンク首脳陣や各選手にメンタル的に余裕を与え、特に初戦の菅野を打ち崩した(巨人から見れば叩きのめされた)ことによって、決定的なメンタルの優位性をを生まれ、ソフトバンクの選手はのびのびとプレーを続け、巨人の選手は精神的に押され続けてしまった。
又、残念ながら、この最悪の状況(流れ)を戻すことが出来る絶対的な投手が、今の巨人には居なかったことも認めねばなるまい。
本来ならば菅野がその役割を担わなければならなかったが、シーズン後半の彼は明らかに中日の大野や広島の森下と比べるとガス欠感は否めなかった。
又、何とか第二戦目以降を踏ん張って、菅野が二度目の登板を迎えて名誉挽回のチャンスが生まれる展開になれば、あるいは流れが変わるかもしれなかったが、初戦の負け方があまりにも強烈で、すっかりチーム全体が意気消沈してしまった。
しかし。。。ソフトバンク投手陣は良く整備されていた。。。正直。。連戦続きでリリーフ陣に多少の疲れが残っていればと思っていたが。。。
見事に投手陣を指導、管理した工藤監督以下、ホークス首脳陣を称賛せねばなるまい。
だが。。まあ。。仮にソフトバンクの打撃陣が、ソフトバンクの投手陣と対戦したら、あのように打ち崩す事は出来ただろうか?
それはやってみないと分からないのかもしれないが、個人的な見立てでは恐らく巨人打線の内容と、そうは変わらなかったと思っている。
つまり、筆者は巨人打線とソフトバンク打線にそこまで決定的な違いを感じた訳ではなく(勿論、ソフトバンク打線の優位性は否定しない)それよりも、投手陣の能力差の方が際立っていたという事である。
その象徴が千賀であり、ムーアであり、石川であり、モイネロだった。
特にモイネロから巨人の打者が快音を飛ばすイメージが全く湧かなかったことが本当にショックだった。
ストレートの「球威、球質」、変化球の「精度、変化量、キレ」どれをとっても巨人というよりもセリーグには存在しない非常に高いレベルの投手だった(ムーアにも同じ印象)
このレベルの投手を巨人も育成、又は外国人投手として獲得しないと、ソフトバンクに太刀打ちできないことは断言できる。
勿論、坂本、丸、岡本のバッティング内容もイマイチではあったが、それを指摘する以前に、ソフトバンク投手陣の凄さを痛感させられた。
あらためて考えると、昨シーズン終盤のセリーグでは、あのレベルの投球が可能な投手は前述の大野と絶好調時の森下くらいしか見当たらなかった。
しかも、この両投手ともに不幸?にもシーズン終盤は対戦機会が殆どなく、日本シリーズまで超一流の投球を久しく体感していなかった事も痛かった。
又、仮にセリーグにもCSがあって大野ともう一度直前に真剣勝負出来ていれば、あるいは危機感が生まれて状況は変わっていたかもしれないが。。。。
まあ。。多分あそこまで一方的ではなかったかもしれないが。。それでも残念ながら結果は変わらないと思ってしまう事がホント悲しく辛い。。。。
但し、そんな中でもかすかな希望の光は間違いなくあった。
それはシーズン後半、相手チームに分析されて勝てなくなってもがき苦しんでいた戸郷が、負けている試合(プレッシャーのかからない登板)ではあったが、ソフトバンクの各打者と真っ向勝負して抑えた事は間違いなく飛躍の糧となるだろう。
彼の更なる成長を予感させるのは十分の内容だったと確信している。
菅野が抜けるその時に、彼がホンモノになっていることを期待してやまない。
これで簡単であるが悪夢の日本シリーズについての雑感は終わりにする。
次回以降は2021年シーズンに加入する新たな顔ぶれについて触れていこうと思う。
以上 敬称略
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