2021.2.13 読売ジャイアンツ春季キャンプレポート
本日のキャンプトピックス(第3クール3日目)
★一軍宮崎
➀宮崎は朝から雨模様
全体練習はこの日も木の花ドームで行われる。
➁ルーキー秋広優人がファーストの守備練習を始める
練習前に原監督から直々にファーストミットを手渡される。
★S班沖縄
➀小林誠司、連日の早出特打ち
石井コーチのマンツーマン指導。
➁サンチェスが今キャンプ初ブルペン入り
➂井納翔一が連日のブルペン入り
111球の投げ込み。
➃吉川尚輝、小林誠司、陽岱鋼が居残り特打
石井コーチの指導の下で精力的に打ち込む。
★二軍宮崎
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【読売ジャイアンツ 外野手の守備格付けチェック】
筆者は守備の評価をする際にセイバーのUZR指標などを勿論調べるが、この数値はあくまでも参考程度に留めて、その対象選手を筆者の技術的視点で評価しているので、あくまでも筆者の主観であることは是非ご理解いただきたい。
勿論、見方や考え方、評価のポイントの優先度などは人それぞれで、その違いによって順位は大きく変わってくるだろう。
まあ、余興として楽しんでいただけたら幸いである。
★外野手(丸佳浩、梶谷隆幸、亀井善行、松原聖弥、陽岱鋼、石川慎吾、重信慎之介、ウィーラー)
➀瞬時の打球判断
亀井善行>陽岱鋼>丸佳浩>梶谷隆幸>松原聖弥>重信慎之介>ウィーラー>石川慎吾
➁落下点への入り方、捕球体勢
陽岱鋼>亀井善行>梶谷隆幸>丸佳浩>松原聖弥>重信慎之介>石川慎吾>ウィーラー
➂打球を追うスピード、前方ゴロに対するチャージ(単純な脚力だけではない)
松原聖弥>重信慎之介>梶谷隆幸>陽岱鋼>丸佳浩>亀井善行>石川慎吾>ウィーラー
➃球際の強さ、グラブ捌き
亀井善行>陽岱鋼>梶谷隆幸>丸佳浩>松原聖弥>重信慎之介>ウィーラー>石川慎吾
➄スローイングの正確性(投球モーションの速さを含む)
亀井善行>梶谷隆幸>陽岱鋼>松原聖弥>ウィーラー>丸佳浩>重信慎之介>石川慎吾
➅スローイングの強さ
松原聖弥>陽岱鋼>亀井善行>梶谷隆幸>石川慎吾>丸佳浩>ウィーラー>重信慎之介
➆総合力
陽岱鋼>松原聖弥>梶谷隆幸>丸佳浩>亀井善行>重信慎之介>石川慎吾>ウィーラー
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<陽岱鋼>
ベテランの域に入ってきたが、去年の動きを見たらまだまだ守備力は高い。
数年前まで肘の状態が思わしくなく、スローイングが弱い事もあったが、一昨年あたりから見事に復活している。
外野手の基本動作、打球判断などのテクニカルな部分は亀井と並んで球界でもトップクラス。
若い頃と比べると脚力は落ちているが、まだまだ衰えは感じない。
近年はライトがメインだが、まだまだセンターも十分対応可能。
<松原聖弥>
まだまだ一軍の外野手として経験値が足りないので「打球判断」に一抹の不安を拭いきれていないが、それでも去シーズン終盤の動きを見ると、一軍初登場時からは大きく進歩している。
守備面で考えれば、彼が丸を追いこしてセンターのポジションを奪えれば最高だが、攻守ともにまだまだレベルアップが必要。
球際の強さ、地肩の強さ、スピードは申し分ないが、あえて課題をあげるとすれば「スローイングの正確性」だろう。
若くて地肩が強いので、自分の強肩ぶりをアピールしたがる気持ちは分かるが、プロで大事なので「強くて正確な送球」であり、これを肝に銘じて練習して欲しい。
<梶谷隆幸>
元々は内野手で外野手に転向して間もない頃は「やらかし君」のイメージが強かったが、経験を積むにつれ着実に守備力を上げてきた。
残念ながらスローイングの強さは右肩の故障前と比べると衰えを隠せなくなっているが、そこは工夫してコンパクトで素早いモーションで補っている。
個人的にはセンターよりもライトの方が打球判断が良く見えるので、丸が無事ならライトに固定した方が良いと思う。
<丸佳浩>
齢を重ねる度に体が大きくなる一方で、逆にスピードは落ちていた。
その為、センターとしては決して広い守備範囲とは言えないが、経験を重ねて打球判断が良くなっているので、その部分でスピード不足を補っている。
一方で、スローイングに関しては年々衰えている印象。
一昨年はそれをカバーしたいがためにややモーションが大きくなって強い送球を投げようとしていたが、去年はそこは割り切って小さいモーションで素早く送球するようにマイナーチェンジしていた。
ぶっちゃけそろそろセンターとしてはきつくなりつつあるが、他に候補が居ないのも事実で彼に任せる他ない。
今年も何とか昨年並みのレベルは維持して欲しい。
<亀井善行>
今年38歳の大ベテランとなり、流石に若い頃のような外野手としてのスピード、送球の強さはなくなっているが、それでも衰えを持ち前の経験とテクニックで最小限に留めている。
今でも巨人全外野手に中で、終盤の守備固めとして最も信頼を置ける選手であることに変わりなく、球際の強さは他の追随をまだまだ許していない。
<重信慎之介>
チームトップクラスの脚力を有しているが、守備では残念ながらそれを活かしきれていない。
まだまだ打球を見ながら捕球しているし、落下点に入るスピードが脚力と比例していない。
又、決して地肩が強い方ではないのでそれを補う意味で、場面にもよるが僅差の場面では前方のゴロにもっと果敢にチャージして欲しい。
<石川慎吾>
恐らく彼は何事にも一生懸命になる性分なんだと思う。
全力プレーは大切だが、野球は個人競技ではなく団体競技なので、プレーにインテリジェンスを加味していかないとチームプレーは成立しない。
残念ながら、彼のプレーにはそれが感じられない。
「ここは一か八かのチャージを賭ける場面なのか?」「この場面は手堅く1アウトを取る場面なのか?」「進塁を許さない為には、この場面ではどういうプレーがマストになるのか?」
ダイナマイトシンゴはバッティングだけで良い。
<ウィーラー>
フェンスを恐れないガッツ溢れるプレーでチームを鼓舞する場面が度々あったが、正直言って外野守備はお世辞でも上手いとは言えない。
但し、近年はサードがメインだったので、不慣れな部分もあったのでそこは割り引いて考えないといけない。
グラブ捌きは巧みなので球際の強さは感じるが、打球判断や落下点への入り方には改善の余地がまだまだある。
以上 敬称略
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