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読売ジャイアンツvs東京ヤクルトスワローズ オープン戦レポート

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オープン戦 読売ジャイアンツvs東京ヤクルトスワローズ 観戦レポート 2021.3.3

【ジャイアンツオーダー/攻撃内容/野手短評】
1番(右)梶谷隆幸
➀(Pスアレス)フルカウントから高めのストレートを見切って四球、無死一塁
➂カウント0-2から外角高めのチェンジアップを引っかけて二ゴロ、チェンジ
➅カウント0-2から外角ツーシームを引っかけて二ゴロ、二死
<短評>
初回の四球を見れば彼が出塁率に高いこだわりを見せているのが良く分かる。
又、その極意も垣間見ることが出来たが、それについては開幕前に言及するのは適切ではないので、いずれ時期が来れば触れようと思う。
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⇒⇒(右)若林晃弘
➈(P近藤)カウント1-1から外角ストレートを合わせるが左飛、一死
<短評>
まずまず内容のあるバッティングアプローチだったが結果は残念だった。

2番(遊)坂本勇人
➀カウント1-1から真ん中カーブにタイミングが外れて二ゴロ、一死一塁
➃(P原)カウント2-1から外角スライダーに泳がされて三ゴロ、一死
➅カウント3-0から真ん中高めのストレートを打ち損じて右飛、チェンジ
<短評>
相変わらず下半身主導でフルスイング出来ている。
この試合では変化球で抜かれるスイングもあったが、今の時期にこれだけフルスイング出来れば文句なし。
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⇒⇒(捕)炭谷銀仁朗
➈初球の真ん中低めのストレートに押し込まれて二ゴロ、二死
<短評>
今年はもう少しバッティングでも貢献して欲しいが、ここまではその兆しは見えない。

3番(中)丸佳浩
➀初球の高めに抜けたチェンジアップを捉えて右安、一死一三塁
➃フルカウントから真ん中ストレートを捉えて左安、一死一塁
➆(P寺島)カウント0-2から外角ストレートで見三振、一死
<短評>
ここまでの実戦の中では内容が最も良かった。
右肩の壁も我慢出来ていたし、ボールを手元まで呼び込む形も見られた。
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⇒⇒(中)陽岱鋼
➈カウント1-0から死球、二死一塁
<短評>
内角に外れたストレートを避けきれずに指に直撃してしまった。
負傷した彼には酷な言い方になってしまうが、あのボールをグリップに当ててしまうようでは、これから何度も同じ惨劇を繰り返してしまうので、そこは残念でならない。
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⇒⇒(走)増田大輝

4番(三)岡本和真
➀フルカウントから高めに抜けたボール球のスライダーを空三振、エンドランで一塁走者が二盗失敗、チェンジ
➃初球の真ん中低めのストレートを強振するが三併打、チェンジ
➆フルカウントから真ん中ストレートを空三振、二死
➈⇒初球に一塁走者の増田がスチール(盗塁は記録されない)
⇒⇒フルカウントから真ん中ストレートを見三振、ゲームセット
<短評>
故障明けで久しぶりの実戦で感覚を取り戻すのに苦労していた。
ぶっちゃけ全打席全くタイミングが取れていなかったので、個人的には良い内容を期待することを途中であきらめてしまった。
今は始動の段階から狂いを生じているので、当面は少し苦しむかもしれない。

5番(指)ウィーラー
➁(Pスアレス)カウント2-2から外角ストレートを捉えるが中飛、一死
➄(P原)カウント0-1から内角ツーシームに詰まって遊ゴロ、一死
<短評>
バッティングの内容はマズマズだが、やはりもう少しトップを深めに取って欲しい。
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⇒⇒(打指)石川慎吾
➆ストレートの四球、二死一塁

6番(左)松原聖弥
➁カウント0-1から真ん中高めのストレートに差し込まれて左飛、二死
➄フルカウントから外角ツーシームを捉えて中安、一死一塁
➆カウント2-2から真ん中低めのカーブを空三振、チェンジ
<短評>
第二打席のヒットは非常に内容のあるバッティングだった。
外角に逃げていくツーシームを手首を返さずに、綺麗にセンター前に運んだ。

7番(二)吉川尚輝
➁フルカウントから粘るが最後は真ん中高めのストレートを空三振、チェンジ
➄初球の真ん中ストレートを捉えてフェンス直撃の左越適二(打点1)、打者走者は二塁オーバーランで憤死、G1-S1、二死
➇(P今野)カウント1-0から真ん中ストレートに押されて左飛、一死
<短評>
第二打席のフェンス直撃打はやや詰まりながらもあそこまで運んだので、パワーアップを改めて感じさせた。
一方で直後のオーバーランは非常に拙かった。
やや油断していたというか、本塁のクロスプレーを傍観して自身のプレーを疎かにしてしまった。

8番(一)秋広優人
➂(Pマクガフ)カウント1-2から外角ボール気味のストレートに手を出して空三振、一死
➄カウント0-2から内角ワンバウンドのスライダーを空三振。チェンジ
➇カウント0-2から内角ストレートを見三振、二死
<短評>
プロの一軍レベルのストレートのキレに驚いていると思う。
今は周囲の雑音を気にせず、自分が出来る事を積極的にすれば良い。

9番(捕)小林誠司
➂カウント2-1から内角ストレートに詰まって一邪飛、二死
<短評>
打者有利のカウントでストレートに完全に差し込まれているようでは評価はなかなか上がらない。
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⇒⇒(打遊)廣岡大志
➅(P原)カウント2-2から内角から曲がってくるスライダーで空三振、一死
➇カウント0-2から内角ワンバウンドのフォークを空三振、チェンジ
<短評>
緊張もあっただろうし、この二つの三振を気にせずに明日以降も頑張って欲しい。
Twitterでは色々言及したが、彼については近日中に詳しく触れようと思う。
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【ジャイアンツ登板投手/雑感】
☆サンチェス
ストレート系の平均球速は140キロ台後半
変化球はスライダー、フォーク、カットボール、ツーシーム
<雑感>
初回は、先頭の塩見はストライクが入らず四球、山﨑を外からのカットボールで見三振、青木は低めのツーシームで引っかけさせて二併打。
二回は、先頭の村上は低めのフォークで空三振、内川には内角低めストレートで詰まらせ遊ゴロ、坂口を内角低めのスライダーで一ゴロ。
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初回は先頭打者にストライクが入らず制球を乱していたが、山﨑を討ち取った後は落ち着きを取り戻した。
二回の内容はほぼ完璧で、特に村上には胸元のストレート二球で追い込んで三球勝負のフォークで三振を奪う圧巻の投球だった。
又、クイックモーションも去年よりも進化を見せていたので、その点も好印象だった。

☆井納翔一
ストレート系の平均球速は140キロ台中前半
変化球は、フォーク、スライダー、カーブ、ツーシーム
<雑感>
三回から登板、先頭の西浦はやや甘めのストレートで押し込んで中飛、中村も甘いストレートで押し込んで中飛、宮本には変化球が決まらず四球、塩見は緩いカーブで引っかけさせて三ゴロ。
四回は、先頭の山﨑をやや甘いフォークを合わせられるが左飛、青木を低めのカーブで引っかけさせて遊ゴロ、村上を内角高めのストレートで押し込んで中飛。
五回は、先頭の内川に内角寄りのストレートを捉えられて左本(失点1)、坂口を外角スライダーを捉えられて中安、西浦には外角スライダーで左飛、中村を内角フォークで右飛、宮本には内角ストレートを捉えられるが右飛。
六回は、先頭の塩見は低めのフォークで打たせて二ゴロ、山﨑は四球、荒木は止めたバットに当たって三安、村上には真ん中高めのストレートを捉えられて右適安(失点1)、西田には内角ストレートで三併打。
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立ち上がりは、ややボールが抜け気味で甘いコースのボールが集まっていたが、ヤクルト打線の淡白なバッティングに助けられた印象が強かった。
二イニング目は、変化球が決まり始めて投球に幅が拡がり、ヤクルト打線に自分のスイングをさせなかった。
三イニング目は、ヤクルト打線にバットの芯近くで捉えられていたが、低めにボールを集めて何とかHRによる失点のみで凌ぎ切る。
四イニング目は、山﨑に対して追い込んでから攻めきれずに四球を与えてしまい、そこからややリズムを崩してしまった。
全体的にボールのキレはイマイチの印象だったが、しっかりコースを突いていく投球は出来ていた。
例年通りの能力を今年も出せるなら、本番ではもう少しストレートのスピードが増してくる筈なので、そうなれば相手打者の対応も変わってくるだろう。

☆戸根千明
ストレート系の平均球速は140キロ前半
変化球はカーブ、チェンジアップ、スライダー
<雑感>
七回から登場、先頭の濱田を甘めのスライダーで引っかけさせて三ゴロ、元山を外角ストレートで引っかけさせて投ゴロ、中村は死球、宮本には甘いストレートを合わせられるが三ゴロ。
八回は、先頭の塩見を内角ストレートで空三振、山崎には内角ストレートを捉えられて左安、荒木は外角高めのストレートを捉えられるが大きな右飛、村上にはストライクが入らず四球、西田にはストライクを取りに行ったカットボールを捉えられて左適安(失点1)、濱田には高めに浮いたストレートを叩かれて中本(失点3)、元山を投ゴロ。
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一イニング目は、やや制球が甘めだったが、ストレートの走りはまずまず。
特に元山への投球はほぼ完璧で、投じた三球全て外角ストレートで抑えた。
二イニング目は、ボールが制御できなくなってしまった。
変化球でカウントを稼ぐことが出来ず、ストライクを取りに行ったボールを狙われてしまった。

☆鍵谷陽平
ストレート系の平均球速は140キロ台中盤
変化球はスライダー、フォーク
<雑感>
九回に登場、先頭の古賀を外角ストレートで押し込んで右飛、宮本には甘いスライダーを捉えられるが中飛、塩見は外角スライダーで見三振
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ここまでの実戦登板の中では一番内容が良かった。
特にスライダー、フォークの精度が良かった。
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【スワローズ先発オーダー】
1番(中)塩見
2番(左)山﨑
3番(指)青木
4番(三)村上
5番(一)内川
6番(右)坂口
7番(遊)西浦
8番(捕)中村
9番(二)宮本
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【スコア】
ヤクルト 000 011 040 6
巨  人 000 010 000 1
<巨人P>サンチェス⇒井納⇒戸根⇒鍵谷
<ヤクP>スアレス⇒マクガフ⇒原⇒寺島⇒今野⇒近藤
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【総評】
今はまだまだ各主力が調整している段階なので、勝ち負けはどうでも良い。
但し、監督が指摘していたミス(初回の三振ゲッツー、五回の吉川のオーバーラン)は本番では決して許されない。
打線はヤクルト投手陣の小刻みな継投に屈した形になってしまったが、内容的にまずまず良かったのは松原、吉川、坂本、丸。
投手陣では戸根がガス欠気味で二イニング目に捕まったが、総じて上々のデキだったと思う。
井納も失点こそしたが、本番でもそれなりに計算出来る投球は見せていた。
ヤクルトの印象については明日の試合後のコラムで触れようと思う。

以上 敬称略
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