広告

広島東洋カープvs読売ジャイアンツ 2回戦 観戦レポート 2021.4.10

広告

広島東洋カープvs読売ジャイアンツ 2回戦 観戦レポート 2021.4.10

【試合結果】
巨人 101 000 000 2
広島 101 200 00✕ 4
——————————–
広島Ⓟ九里⇒大道⇒栗林=坂倉
巨人Ⓟ戸郷⇒大江⇒ビエイラ⇒高木⇒田中=炭谷、岸田
——————————–
{勝}九里 3勝0敗
{敗}戸郷 1勝1敗
{S}栗林 5S
——————————–
{本}松原1号(以上巨人)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ九里、松原は中飛⇒坂本は四球⇒梶谷は投失(九里の二塁悪送球、一塁走者は三進)⇒岡本は三適失(送球エラー、得点1)⇒大城は遊併打。
{考察}
相手のミスが重なって1点を先取したが、そこから畳みかける事が出来なかった。
大城の合わせに行ったスイングを見ても、まだまだ巨人打線は重い。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、菊池は左安⇒安部は左安(エンドランで一塁走者が三進)⇒西川は二襲適安(失点1)、C1-G1⇒鈴木は中飛(二塁走者が三進)⇒坂倉は投併打。
{考察}
立ち上がりの戸郷はボールがやや荒れていた。
特にスライダー・フォークの精度が悪く、勝負球での有効球として機能してなかったので投球の幅が無くなっていた。
カープ打線も一気に序盤で主導権を奪うチャンスだったが、ここは戸郷が踏ん張って同点で終わる。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ九里、重信は中飛⇒吉川は強い打球の遊ゴロ⇒炭谷は一邪飛。
{考察}
巨人打線は初回に得点を奪ったが、まだここまでヒットは生まれていない。
この回も下位打線が元気なくアッサリと三者凡退。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、堂林は二飛⇒田中は中安⇒一塁走者が牽制死⇒羽月は四球⇒九里は空三振。
{考察}
戸郷は相変わらず変化球が決まらず苦しんでいたが、相手の走塁ミスに助けられた。
あの牽制死がなければ二死二三塁で菊池を迎えていた可能性が高かった。

☆3回表☆
{経過}
Ⓟ九里、戸郷は空三振⇒松原は中本(得点1)G2-C1⇒坂本は三ゴロ⇒梶谷は一失(堂林の送球エラー)⇒岡本は四球⇒大城は二ゴロ。
{考察}
この回も松原の一発でリードしたものの、続く二死一二塁のチャンスで大城が凡退する。
大城はカウント球の甘いストレートを悉くミスショットしてファールにしてしまい、最後は低めの変化球を打たされている。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、菊池は中安⇒安部は右安⇒西川は遊併打(失点1)、C2-G2⇒鈴木は四球⇒坂倉は投襲安⇒堂林を空三振。
{考察}
戸郷は相変わらず制球に苦しみ、カープ打線にカウント球を狙われてしまっていた。
この回で相手に完全に主導権を奪われかねない投球をしていたが、チグハグな攻撃にも助けられた。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ九里、重信は一ゴロ⇒吉川は左安⇒炭谷は三ゴロ⇒戸郷は見三振。
{考察}
二死二塁のチャンスを作るが戸郷が倒れて無得点。



★4回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、田中を二ゴロ⇒羽月は振り逃げ⇒九里は投犠打⇒菊池は右適安(失点1)、C3-G2⇒菊池が二盗成功⇒安部は右適安(失点1)、C4-G2、ここで投手交代、Ⓟ大江、西川は見三振。
{考察}
先頭の田中がカウント1-0から低めのボール球を引っかけてくれて助かったが、直後の羽月の振り逃げが痛かった。
その後、犠打で二塁に進められ、当たっている菊池と阿部に連続タイムリーを許してしまう。
戸郷は最後まで制球に苦しんでいた。

☆5回表☆
{経過}
Ⓟ九里、松原は見三振⇒坂本は中安⇒梶谷は遊ゴロ(エンドランで一塁走者は二進)⇒岡本は三ゴロ。
{考察}
巨人打線の重苦しさは簡単には解消されない。
一死から坂本が出塁するが、クリーンナップが続いてくれない。

★5回裏★
{経過}
Ⓟビエイラ、鈴木を四球⇒坂倉は中飛⇒一塁走者が二盗成功⇒二塁走者が三盗を狙うも牽制死⇒堂林が遊ゴロ。
{考察}
ビエイラは先頭の鈴木を簡単に四球で出塁させてしまい、益々巨人側には嫌な流れになってしまったが、その後はカープ側の積極的な足攻めが裏目に出て助かり、何とか無失点で切り抜ける。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ九里、大城は一ゴロ⇒重信は三邪飛⇒
{考察}
この回の大城、重信、吉川のバッティングはあまりにも情けない(4球で攻撃終了)
特に大城と重信はここまで何を考えて打席に立っているかが全く見えない。
左バッターが九里を攻略しなけば厳しいのに、彼らは簡単に引っかけたり打ち上げたりしている。
焦りで気持ちが空回りするのは分かるが、同じ凡打でも、もう少し何とかするぞという姿勢(工夫している姿)を見せないと、チームの士気は下がる一方である。

★6回裏★
{経過}
Ⓟビエイラ、田中は二ゴロ⇒羽月は四球⇒二盗成功⇒九里は投犠打⇒菊池は空三振。
{考察}
ビエイラは羽月に四球と盗塁を許したが、ここは動揺することなく後続を抑えた。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ九里、代打立岡は二ゴロ⇒香月は見三振⇒松原は空三振。
{考察}
九里は球数が100球を超えた辺りから逆に良くなった。
低めにストレートと変化球を集めて巨人打線に的を全く絞らせなかった。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ高木、安部は空三振⇒西川は右飛⇒鈴木は見三振。
{考察}
高木はややボールが荒れていたが、鈴木に対してはベストピッチで三振を奪う。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ大道、坂本は左飛⇒梶谷は二ゴロ⇒岡本は遊ゴロ。
{考察}
大道に対して坂本・梶谷・岡本は捉えた打球を飛ばすが野手の正面で三者凡退。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ高木、坂倉は二ゴロ⇒堂林を空三振⇒田中は四球⇒代打會澤は左安、ここで投手交代、Ⓟ田中、代打長野は四球⇒菊池は空三振。
{考察}
高木は二死からピンチを招いて田中にスイッチ。
田中は制球を乱していたが、菊池がボール球を連続で振ってくれて助かった。

☆9回表☆
{経過}
Ⓟ栗林、大城は一ゴロ⇒亀井は四球(代走廣岡)⇒吉川は左飛⇒立岡は遊飛、ゲームセット。
{考察}
一死から亀井が出塁するが後続がまたも続かずゲームセット。



【勝負を分けたポイント】
4回裏、菊池に勝ち越しタイムリーを許した後に、あっさりと二盗を許してしまい、しかもそれが更なる追加点に繋げられてしまった事が非常に痛かった。
今の重い巨人打線には試合中盤での2点差でもかなり厳しい。
——————————–

【選手雑感】
☆戸郷翔征☆
ストレートの走りもイマイチ、そして何よりもスライダーが殆ど抜けていたので、カウント球からフォークを多投せねばならない状況になってしまっていた。
しかも、そのフォークの精度はイマイチ。。。
これでは今の広島打線には通用しない。
序盤は何とか凌いでいたが、中盤には早くも手詰まり感が漂っていた。

☆重信慎之介☆
若いカウントで手を出すのは構わないが、合わせにいくスイングはやめて欲しい。
手を出すならインパクトでもう少し強く叩いて欲しい。
それが引っ張り、逆方向への打球のどちらでも構わない。
それは狙い球やコースを本人がどう絞っているかで変わってくるし、ボールを呼び込めれば打球方向に関係なく強い打球が飛ぶはずである。
今は凡打の内容があまりにも悪すぎる。
私が監督なら。。。。



【総評】
昨日今日と、巨人は菊地にいいようにやられてしまっている。
彼のバッティングを見ていると、打つ方向や狙う球を明確に絞っていることが伺える。
逆に巨人打線は空振りすること(三振すること)を恐れて、初球から合わせに行くようなバッティングをしてしまっている
特に大城、重信はそれが如実に表れていた。
例えば、初回の一死一二塁のケースで、大城は追い込まれてから外角低めのボールを合わせに行って併殺打を打ってしまったが、芝のグランドであるマツダスタジアムのゴロは野手の間を抜ける可能性は低く、しかも自身の脚力を考えれば併殺になる可能性が非常に高いので「三振もやむなし」と割り切ってスイングしても良い場面だった。
又、別の角度から見れば、追い込まれる前にどんどん仕掛けていかなければなかなかタイムリーは生まれないという事。
あの場面は1球目と2球目のストレートのどちらかを仕留めなければならなかった。
ストレート系を狙っているなら「ファールで仕方がない」ではなく「1球で仕留める」という集中力が今の巨人打線には欠けている。

以上 敬称略
超激辛NPBコラムはTwitterでも活動しています。(超激辛NPBコラムTwitterはこちらをクリック)
Twitterではblogで書ききれなかった事や、ファームの試合雑感、G以外他チームの試合雑感、注目選手の評価、ブログ更新情報など、様々な発信をしております。
又、ブログについての感想やご意見もこちらで受け付けております。
このブログを読んで気に入った方は是非ともフォローしてください。
尚、フォローバックにつきましては、基本的にコメントのやり取りをした方に対してのみ行いますのでご了承ください。(超激辛NPBコラムTwitterはこちらをクリック)
にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
いつも応援有り難うございます!
あなたからの清き一票がブログを更新する原動力となりますので、是非、上記バナーをクリックして応援をお願い致します!