広告

読売ジャイアンツvs阪神タイガース 4回戦 観戦レポート 2021.4.20

広告

読売ジャイアンツvs阪神タイガース 4回戦 観戦レポート 2021.4.20

【試合結果】
阪神 113 001 202 10
巨人 003 010 001 5
——————————–
巨人Ⓟサンチェス⇒平内⇒大江⇒高木⇒戸根=大城
阪神Ⓟ西⇒岩貞⇒小林⇒岩崎⇒エドワーズ=梅野
——————————–
{勝}西 3勝1敗
{敗}サンチェス 1勝2敗
{S}
——————————–
{本}マルテ4号・5号、大山2号・3号、サンズ6号(以上阪神)、松原3号(以上巨人)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟサンチェス、近本を空三振⇒糸原は中飛⇒マルテは左中本(得点1)⇒大山は四球⇒サンズも四球⇒佐藤を空三振。
{考察}
立ち上がりのサンチェスはフォーシームが抜け気味で、そのボールをマルテに捉えられてしまった。
そしてこの一発をキッカケにやや冷静さを失い、連続四球を与えてしまう。
巨人側にとっては嫌な場面で佐藤を迎えたが、ここは三振に討ち取る。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ西、松原は遊飛⇒坂本は遊ゴロ⇒梶谷は中安⇒岡本は左飛。
{考察}
巨人打線は苦手にしている西の立ち上がりを何とか捕まえたかったが、二死からの梶谷のヒットのみで攻撃を終える。
その西の状態は良くもなく悪くもなくという印象。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟサンチェス、梅野を遊ゴロ⇒中野は四球⇒西は投ゴロ⇒近本は右適安(失点1、打者走者は二塁進塁を狙って憤死)、G0-T2。
{考察}
サンチェスは一死後の中野に対してストレートの四球を与え、西に送りバントを決められてノーヒットでピンチを迎えてしまう。
ここで近本にタイムリーを打たれ、巨人側にとっては与えたくなかった追加点を許してしまう。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ西、亀井は左飛⇒大城は三邪飛⇒香月は右飛。
{考察}
巨人打線はテンポアップした西に対して三者凡退。

☆3回表☆
{経過}
Ⓟサンチェス、糸原は右安⇒マルテは左本(失点2)、G0-T4⇒大山は右本(失点1)、G0-T5、投手交代、Ⓟ平内、サンズは左飛⇒佐藤は四球⇒二盗失敗⇒梅野を二ゴロ(吉川好プレー)
{考察}
サンチェスはこの試合、終始イラつき気味だったが、糸原への4球目の決めに行ったストレートをボール判定され、完全に冷静さを失ってしまう。
その後はアバウト(に見えた)な投球でゲームを完全に壊してしまった。
二番手の平内はプロ初登板で緊張からボールにバラツキが見られたが追加点は許さず。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ西、吉川は右線二⇒廣岡は遊ゴロ⇒松原は右本(得点2)、G2-T5⇒坂本は大きな左飛⇒梶谷は中安⇒梶谷が二盗成功⇒岡本は中適安(得点1)、G3-T5⇒亀井は右飛。
{考察}
何としても反撃したい巨人打線は、吉川と松原が難しいボールを捉えて攻撃に勢いを与え、二死から梶谷と岡本の二人で更に1点を追加した。
阪神バッテリーは点差もあったのでやや攻め急いでいた。



☆4回表☆
{経過}
Ⓟ平内、中野を空三振⇒西を二ゴロ⇒近本を中飛。
{考察}
この回の平内はストライク先行で攻める事が出来た。
下位打線から始まった阪神打線を三人で片づける。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ西、大城は大きな右飛⇒平内は三ゴロ⇒吉川は空三振。
{考察}
先頭の大城が大きな右飛を放つがフェンス前で失速。
後続も倒れてこの回は無得点。

☆5回表☆
{経過}
Ⓟ平内、糸原を中飛⇒マルテを空三振⇒大山を中飛。
{考察}
続投した平内は、阪神の主軸に対して臆することなく攻め、三者凡退で抑える。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ西、廣岡は四球⇒松原は遊ゴロ⇒坂本は中安⇒梶谷は右犠飛(得点1)、G4-T5⇒岡本は中飛。
{考察}
巨人打線は廣岡の四球と坂本のヒットでチャンスを拡げ、梶谷がキッチリと犠牲フライを放つ。
岡本も中飛には倒れたが、紙一重のバッティングだった。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ平内、サンズは中本(失点1)、G4-T6、投手交代、Ⓟ大江、佐藤を空三振⇒梅野は四球⇒中野を三ゴロ⇒北條は中安⇒近本を投ゴロ(セーフティーバント失敗)
{考察}
平内はサンズに対してボール先行で、ストレートが甘めに抜けたところを捉えられてしまった。
三番手の大江は梅野の四球と代打北條のヒットでチャンスを拡げられるが、近本をなんとか討ち取って更なる追加点を許さなかった。。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ岩貞、亀井は空三振⇒大城は三ゴロ⇒代打石川は空三振。
{考察}
二番手の岩貞に対して巨人打線は三者凡退。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ高木、糸原を一ゴロ⇒マルテは四球⇒大山は左安⇒サンズを空三振⇒佐藤は遊安⇒梅野は右適二(失点2、一塁走者は本塁憤死)、G4-T8。
{考察}
勝負を大きく左右した梅野との対戦は、巨人バッテリーの配球に疑問を感じざるをえない。
まあ、ボール先行になったのでこういう形になったとは思うが、結果的に当たってる梅野に対してオールストレートの攻めは無理筋だった。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ小林、代打増田は右中二⇒廣岡は空三振⇒松原は中飛⇒坂本は大きな右飛。
{考察}
三番手の小林に対して先頭の増田が二塁打を放つが後続が続かず無得点。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ戸根、中野を二ゴロ⇒代打原口を三ゴロ⇒近本を遊ゴロ。
{考察}
五番手の戸根は三者凡退で抑える。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ岩崎、梶谷は中安⇒岡本は中飛⇒亀井は中飛⇒大城は見三振。
{考察}
先頭の梶谷が出塁するが後続が続かず無得点。

☆9回表☆
{経過}
Ⓟ戸根、糸原を空三振⇒マルテは死球⇒大山は左本(失点2)、G4-T10⇒サンズを見三振⇒佐藤を空三振。
{考察}
戸根は素晴らしいボールを投げていたが、非常に爪が甘いというか勿体ない。

☆9回裏☆
{経過}
Ⓟエドワーズ、代打重信が左安⇒代打重信は右安⇒廣岡は中犠飛(得点1)、G5-T10⇒松原は二ゴロ⇒坂本は四球⇒梶谷は遊ゴロ、ゲームセット
{考察}
廣岡の犠飛で1点返すが、後続が倒れてゲームセット。



【勝負を分けたポイント】
試合の流れを考えると、やはり6回表のサンズの一発が痛かった。
巨人打線が良い攻撃で阪神を徐々に追い詰めていっていた矢先での一発なので、これで阪神サイドの士気は再び上がった。
——————————–

【選手雑感】
☆岡本和真☆
個人的には上昇傾向にあると見ている。
構えからスイングの一連の流れの中で変な力みが無くなってきてるし、左肩がまだ少しだけロック傾向にあるが、これも数日前と比べると雲泥の差。
凡打の内容も間違いなく良くなっている。
真ん中から外寄りの甘いボールなら射止める可能性は高くなってきた。

☆大城卓三☆
捕手としては、この日の配球は冴えを感じなかった。
5本の被本塁打という結果も酷いが、その前に阪神打線にかなりの割合でフルスイングを許していたので、彼の配球の傾向をほぼ読まれていた印象だった。
打者としては、ここ最近あまり良くない
元々インパクトの力強さが魅力の打者だったが、今はそれを全く感じずにむしろ合わせに行くようなスイングになっている。



【総評】
序盤に大量失点してしまって、相手投手を考えると早々に敗色濃厚になってしまったが、そこで一方的にならずに苦手の西を攻略したということは、打線の反発力はあるということ。
この三連戦は阪神を走らせない為に是非とも勝ち越したいと思っていたが、初戦を落とした事で苦しくなった。
但し、先ほども言ったように打線の反発力は上がっているので、あとは「投手陣がいかに当たってる阪神打線を抑えるか?」にかかっている。
個人的には大城の配球傾向が阪神打線には読まれているというか、合ってしまっている印象が強いので、ここは思い切って小林(二軍か。。。)、もとい炭谷の起用も手かもしれない。

以上 敬称略
超激辛NPBコラムはTwitterでも活動しています。(超激辛NPBコラムTwitterはこちらをクリック)
Twitterではblogで書ききれなかった事や、ファームの試合雑感、G以外他チームの試合雑感、注目選手の評価、ブログ更新情報など、様々な発信をしております。
又、ブログについての感想やご意見もこちらで受け付けております。
このブログを読んで気に入った方は是非ともフォローしてください。
尚、フォローバックにつきましては、基本的にコメントのやり取りをした方に対してのみ行いますのでご了承ください。(超激辛NPBコラムTwitterはこちらをクリック)
にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
いつも応援有り難うございます!
あなたからの清き一票がブログを更新する原動力となりますので、是非、上記バナーをクリックして応援をお願い致します!