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広島東洋カープvs読売ジャイアンツ 8回戦 観戦レポート 2021.5.4

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広島東洋カープvs読売ジャイアンツ 8回戦 観戦レポート 2021.5.4

【試合結果】
巨人 000 100 000 1
広島 000 010 000 1
——————————–
広島Ⓟ床田、塹江、栗林=石原
巨人Ⓟ高橋、中川、鍵谷=炭谷
——————————–
{勝}
{敗}
{S}
——————————–
{本}



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ床田、梶谷は中安⇒坂本は中飛⇒丸も中飛⇒岡本は左安⇒スモークは右飛。
{考察}
巨人は梶谷と岡本のヒットで二死一二塁のチャンスを作るが先取点は奪えず。
広島先発の床田は球威はそれほど感じないが、丁寧にコースを突いていた。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、菊池を遊ゴロ⇒堂林は三直⇒鈴木を二ゴロ。
{考察}
高橋の立ち上がりも床田と同様に球威はそれほど感じないが、コースを丁寧に突いた危なげのない投球だった。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ床田、ウィーラーは右飛⇒若林は三ゴロ⇒炭谷は空三振。
{考察}
この回の巨人打線は床田に完璧に封じられて三者凡退。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、西川を空三振⇒長野を見三振⇒石原を遊ゴロ。
{考察}
高橋も完璧な投球でカープ打線を三人で片づける。

☆3回表☆
{経過}
Ⓟ床田、高橋は投ゴロ⇒梶谷は四球⇒坂本は左安⇒丸は空三振⇒岡本は中飛。
{考察}
床谷に対して巨人打線は、初回に続いてチャンスを作るが、丸と岡本にあと一本が出ずに無得点。
丸は相手のベストピッチで抑えられたが、岡本はタイミングが合うからこそ初球から手を出しに行ったが、そこをチェンジアップ系で抜かれてバットの先に当たってしまった。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、クロンは左安⇒小園を二ゴロ(一塁走者は二進)⇒床田を空三振⇒菊池を四球⇒堂林も四球⇒鈴木を空三振。
{考察}
高橋は先頭のクロンにヒットを許した後に二死までもってくるが、菊池と堂林に連続四球を与え、二死満塁で鈴木を迎えるという絶体絶命のピンチを迎える。
しかし、ここで高橋は鈴木を三振に討ち取って何とか凌ぎ切る。



☆4回表☆
{経過}
Ⓟ床田、スモークは中飛⇒ウィーラーは左安⇒若林は左安⇒炭谷は中適安(得点1)、C0-G1⇒高橋は投犠打成功⇒梶谷は二直。
{考察}
大ピンチを脱した巨人は、下位打線の三連打で先取点を奪う。
尚も二死二三塁のチャンスを作るが、梶谷のライナー性の打球は菊地の守備範囲に飛んでしまう。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、西川を左飛⇒長野を右飛⇒石原を左飛。
{考察}
先取点を貰った高橋は、この回を僅か5球で終える。
これにより、やや多かった球数も4回を終えて60球になった。

☆5回表☆
{経過}
Ⓟ床田、坂本は右飛⇒丸は三ゴロ⇒岡本は中飛。
{考察}
上位打線から始まったこの回で何とか追加点を奪いたかったが、サカマルオカは三者凡退。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、クロンは右中二⇒小園を二ゴロ(二塁走者は三進)⇒床田は左犠飛(失点1)、C1-G1⇒菊池は中安⇒堂林は右安⇒鈴木を中飛
{考察}
この回の高橋はやや勝負球が甘くなってしまった。
クロンに対してはコースは悪くなかったが高めに浮いたので、腕の長いクロンには絶好球になってしまった。
まあ、床田の犠飛まではある程度仕方がないが、その後の連打は計算外で、再び走者を得点圏に置いた状況で鈴木を迎えることになる。
しかし、ここで高橋は鈴木を中飛で討ち取って何とか同点で凌いだ。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ床田、スモークは左安⇒ウィーラーは二飛⇒若林は遊飛⇒炭谷は中安⇒高橋は空三振。
{考察}
この回は先頭のスモークがヒットで出塁するが、ウィーラーと若林が凡打に終わって二死となる。
しかし、炭谷がヒットで繋いで9番の高橋まで回し、7回の攻撃を1番から始める事になった。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、西川を左飛⇒長野を右飛⇒石原を左飛。
{考察}
この回の高橋はテンポ良くカープ打線を三人で片づける。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ床田、梶谷は四球⇒坂本は投犠打成功⇒丸は四球⇒岡本は右飛(二塁走者は三進)⇒一塁走者の丸が二盗成功⇒スモークは空三振。
{考察}
先頭の梶谷が四球で出塁した後、坂本が送りバントを決め、丸の四球で一死一二塁のチャンスを作るが、岡本の大きな右飛を鈴木の好プレーで防がれ、スモークが三振に倒れて得点出来ず。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、クロンを空三振⇒小園は中安⇒代打正隋は三ゴロ(岡本のスーパープレー)⇒菊池を三邪飛。
{考察}
この回の高橋は一死から小園にヒットを許すが、岡本の好プレーにも助けられ、最後は二死二塁の状況で現在首位打者の菊池をベストピッチで討ち取る。
この菊池への投球は高く評価したい。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ塹江、ウィーラーは遊ゴロ⇒若林は二ゴロ⇒炭谷は見三振。
{考察}
二番手の塹江に対して巨人の下位打線は三者凡退で終える。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ中川、堂林を見三振⇒鈴木を右飛⇒西川は中安(代走曽根)⇒長野を二ゴロ。
{考察}
二番手の中川は二死から西川にコースヒットを打たれるが、長野をキッチリ仕留めて無失点。

☆9回表☆
{経過}
Ⓟ栗林、代打亀井は空三振⇒梶谷は左線二⇒坂本は三ゴロ⇒丸は空三振。
{考察}
抑えの栗林に対して、一死から梶谷が二塁打を放ちチャンスを作るが、坂本と丸が倒れて勝ち越しならず。
尚、栗林は新人として14試合連続無失点の日本記録を達成。

★9回裏★
{経過}
Ⓟ鍵谷、代打安部を空三振⇒クロンを三飛⇒石原を右飛、試合終了
{考察}
最後に登場した鍵谷は、先頭の安部をベストピッチで討ち取り、後続の打者もキッチリと討ち取って試合終了。



【選手雑感】
☆高橋優貴☆
ストレートの勢いはそれほど感じなかったが、前回よりもしっかり制球されていた。
特に前回決まらなかった右打者の懐へストレート系やスライダー系は、かなり精度が上がっていた。
又、決め球のスクリューは序盤はイマイチだったが、回を追う毎に決まり始めていたので、それが投球の幅を拡げ、7回を1失点で投げ抜いた最大の要因だろう。

☆中川皓太☆
前日が回跨ぎの登板だったので心配したが、昨日よりもボールのキレ、制球は良かった。
ヒットを1本打たれたが、ほぼノーミスの投球で最大のポイントとなった8回をキッチリ投げ抜いた。

☆鍵谷陽平☆
昨日よりも内容が良かった。
球威で押し込めていたし、ストレートのシュート回転も前日よりは抑えられていた。
又、スライダー系にもキレがあったので、最終回は比較的安心して見ることが出来た。

☆炭谷銀仁朗☆
ここ最近、抑え捕手としては失点を重ねていたので、久しぶりのスタメン起用にやや戸惑ったが、そんな心配を払しょくする見事な配球でカープ打線を翻弄していた。
特に目についたのが、鈴木と西川への配球で、両者には最後まで自分のスイングをさせていなかった。
前回の三連戦からカープ打線には強振されるケースが多かっただけに、この試合のカープ各打者が打たされていたバッティング(合わせにいくバッティング)は「痛快」だった。
又、打撃でも先制タイムリーを放ち、好守で大きくチームに貢献した。

☆岡本和真☆
結果的にはヒット1本のみだったが、バッティングの内容は悪くなかった。
技術的には左肩でロックする形が和らぎ、トップで右の軸足に長く重心を置けるようになってきたので、体の開きを抑えつつ、かなり懐深いバッティングになっている。
よって、煽り気味だったスイングがインサイドアウトの軌道になり、凡打の内容も悪くない。
ひところは、内角のストレートを意識させられ、アウトコースの変化球を振らされる形で討ち取られていたが、この試合では内角球はゾーンの見極めが出来ていたので、無理にそこを意識せずとも、自然とスイングしていた。



【総評】
両投手ともに安定感のある投球で、特にカープの床田はかなり良い投球だった。
巨人打線としては丸が床田にかなり苦戦していたので、梶谷の度重なる出塁を上手く得点に繋げられなかった。
一方でカープ打線も同じ3番の鈴木が高橋にタイミングがなかなか合わずに苦労していたので、ここで打線が切れて得点に繋がらなかった。
よって投手戦という評価が妥当だと思う。
又、両軍ともに守備で随所に好プレーが生まれ非常に引き締まった試合となった。

以上 敬称略
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