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読売ジャイアンツvs阪神タイガース 7回戦 観戦レポート 2021.5.14

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読売ジャイアンツvs阪神タイガース 7回戦 観戦レポート 2021.5.14

【試合結果】
阪神 000 200 000 2
巨人 001 000 000 1
——————————–
巨人Ⓟ畠、高梨、鍵谷=大城、岸田
阪神Ⓟ青柳、岩崎、スアレス=梅野
——————————–
{勝}青柳  3勝2敗
{敗}畠   2勝2敗
{S}スアレス1勝0敗11S
——————————–
{本}マルテ8号(以上阪神)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ畠、近本を遊飛⇒糸原を空三振⇒マルテを三ゴロ
{考察}
立ち上がりの畠は素晴らしかった。
ストレートのスピード感、フォークの落差もあり、更にここまでは制球ミスもなく完璧な内容。
阪神打線を三者凡退で封じた。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ青柳、梶谷は左安⇒ウィーラーは二ゴロ(高いバウンドの進塁打)⇒丸は空三振⇒岡本は二ゴロ。
{考察}
先頭の梶谷がヒットで出塁し、その後一死二塁のチャンスを作るが、丸と岡本が倒れて無得点。
阪神先発の青柳はストレート系に威力を感じた。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ畠、佐藤を三飛⇒サンズを空三振⇒ロハスを二ゴロ。
{考察}
この回の畠も阪神打線を三者凡退で仕留める。
ここ数試合、あまり良くなかったスライダー系も投げミスがなく、カウント球としてしっかり使えていた。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ青柳、スモークは右安⇒若林は二ゴロ(ピッチャー強襲のゴロ、二塁封殺)⇒吉川は中安(エンドランで一塁走者が三塁を狙うが憤死)⇒大城は遊飛。
{考察}


☆3回表☆
{経過}
Ⓟ畠、梅野は右安⇒中野を空三振⇒青柳は投犠打成功⇒近本を左飛。
{考察}
畠は先頭の梅野にヒットを打たれ、二死二塁のピンチを迎えるが近本を何とか抑える。
この回はやや制球ミスが見られた。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ青柳、畠は見三振⇒梶谷は四球⇒ウィーラーは右安⇒丸は四球⇒岡本は左犠飛(得点1)、G1-T0⇒スモークは遊ゴロ。
{考察}
一死満塁で岡本の犠飛で先取点を奪うが、この回はこの1点のみで攻撃を終えてしまった。
試合の主導権をガッチリ握るには二の矢が必要だった。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ畠、糸原を右飛⇒マルテは右中本(失点1)、G1-T1⇒佐藤は中越二⇒サンズは中安⇒ロハスを空三振⇒梅野は左適安(失点1)、G1-T2⇒中野は申告敬遠⇒青柳を三ゴロ。
{考察}
前の回から抜けるボールがチラホラ出ていた畠は、この回はその傾向が如実に出てしまった。
一死後にマルテに同点弾をあっさり打たれ、後続にも連打が生まれて梅野に勝ち越しタイムリーを許してしまった。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ青柳、若林は一ゴロ⇒吉川は右安⇒大城は遊飛⇒畠
{考察}
一死から吉川がヒットで出塁するが後続が続かず無得点。


☆5回表☆
{経過}
Ⓟ畠、近本を投ゴロ⇒糸原を二ゴロ⇒マルテを遊ゴロ。
{考察}
まだまだ抜けたボールも多い畠だが、相手の打ち損じにも助けられて三者凡退で抑える。
ポイントと見ていたこの回を簡単に終えた事で、巨人側に流れが来るかもしれない。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ青柳、梶谷は一ゴロ⇒ウィーラーは右飛⇒丸は空三振。
{考察}
この回、1番から始まる攻撃で何とかしたかったが、青柳の投球にねじ伏せられる。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ畠、佐藤を中飛⇒サンズを三ゴロ⇒ロハスを空三振。
{考察}
この回の畠はややストレートがシュート回転していたが、何とか三者凡退で抑える。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ青柳、岡本は右飛⇒スモークは二ゴロ⇒若林は右飛。
{考察}
この回も巨人打線は青柳に対して三者凡退で終わる。
そして、ゲームは膠着状態に入ってしまった。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ畠、梅野を右飛⇒中野は一ゴロ⇒青柳は遊安⇒近本を三ゴロ。
{考察}
二死からピッチャーの青柳にヒットを打たれるが近本を打ち取り、畠は7回2失点という内容で纏めた。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ青柳、吉川は二直⇒大城は見三振⇒代打香月は遊飛。
{考察}
青柳の球威は衰えていない。
吉川は惜しい二直だったが、大城と香月は完璧に封じられる。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ高梨、糸原を空三振⇒マルテは中越二(代走植田)⇒佐藤を空三振⇒サンズを申告敬遠(代走板山)⇒ロハスを捕邪飛。
{考察}
二番手の高梨は、二死一二塁のピンチを招くが、ロハスを討ち取って何とか凌ぎ切る。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ岩崎、梶谷は中飛⇒ウィーラーは四球(代走増田)⇒代打中島は右飛⇒岡本は三ゴロ。
{考察}
二番手岩崎に対して、一死からウィーラーが四球で塁に出るが後続が続かず無得点。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟ鍵谷、梅野を一ゴロ⇒中野を左飛⇒陽川は捕邪飛。
{考察}
三番手の鍵谷は変化球の抜け球が結構あったが、打ち損じに助けられ無失点で抑える。

☆9回裏☆
{経過}
Ⓟスアレス、スモークは左安(代走重信)⇒若林は空三振(重信が二盗成功)⇒吉川は空三振⇒代打亀井は遊ゴロ。
{考察}
先頭のスモークが出塁し、重信が二盗を決めて一死二塁のチャンスを作るが、吉川と亀井が倒れてゲームセット。
結局、最後まで膠着したまま終わった。
——————————–

【勝負を分けたポイント】
8回裏、一死からウィーラーが出塁し、代走で増田を送って勝負を仕掛けたい巨人だったが、最後まで1塁に釘付けされてしまい、チャンスを拡げることなく終わってしまった場面が、勝負の分岐点だったと思う。
二死からの4番岡本の打席は動かなくても良い場面だったが、その前の中島の打席は非常に勿体なかった。
1ボールから内角のスライダーを手を出してしまったが、果たして狙っていたボールだったのか?
ストレート系なら理解出来るが、変化球に手を出してしまったあたりに、巨人打線、巨人ベンチのチグハグさを感じざるを得なかった。
個人的には、増田にグリーンライトの指示を出すつもりなら、左打者の丸をそのまま打席に立たせた方が最善だと考えていたが。。。



【選手雑感】
☆畠世周☆
立ち上がりは今季のベストピッチと言っても過言ではない内容だったが、味方が先取点を奪った直後の投球は別人になってしまった。
これが初回から飛ばした影響なのか?
それともメンタル的な要因なのか?
どちらにしても、味方が得点した直後のイニングに、こうも簡単に失点するようではなかなか勝ち星は増えてこないだろう。

☆丸佳浩☆
前々日のバッティングは、良くなる兆しを見せていただけに注目していたが、去年まで得意としていた青柳に対して全くタイミングが合わず、自分のスイングが出来ていなかった。
第二打席の走者を得点圏に置いた場面では「ヒッチを止める」という苦肉の策でタイミングを合わせようと必死にもがいていた(結果は四球)
まあ、青柳も何とか今年こそ丸を抑えようと必死に打開策(高速クイック、二段モーションなどを使い分け、タイミングを外す狙い)を講じてきた訳だが、それに対して丸は完全にやられてしまっている。

☆大城卓三☆
第一打席のファーストスイングを見て、かなり期待していたが、甘いボールを仕留めきれなかった。
結局、終盤に交代を告げられたが、スイング自体は良くなっているので次戦のバッティングに期待したい。



【総評】
こんな事は言いたくないが、正直言って巨人打線は阪神が繰り出した三人の投手に対して完全に力負けしていた。
青柳の140キロ台中盤のツーシームを完璧に捉えた選手は殆ど居なかったし、リリーフの岩崎とスアレスのストレートにも完全に押されてしまっていた。
twitterで言及したように、畠が追加点を奪われなければ終盤に必ずチャンスが出てくると見ていたが、チャンスこそあったものの、これが得点に繋がる予感は無かった。。。
つまり、この試合は得点差以上に両チームの力、特に投手力に大きな差を感じざるを得ない試合だった。

以上 敬称略
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