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東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツ 9回戦 観戦レポート 2021.6.26

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東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツ 9回戦 観戦レポート 2021.6.26

【試合結果】
巨  人 024 210 010 10
ヤクルト 200 000 100 3
——————————–
ヤクⓅ小川、坂本、星、大西、大下=中村
巨人Ⓟ戸郷、田中豊、大江、戸田=大城、小林
——————————–
{勝}戸郷 8勝3敗
{敗}小川 6勝3敗
{S}
——————————–
{本}北村2号(以上巨人)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ小川、松原は空三振⇒ウィーラーは二ゴロ⇒丸は四球⇒岡本は右安(エンドラン成功)⇒坂本は左飛。
{考察}
二死一三塁のチャンスを作るが坂本が倒れて無得点。
立ち上がりの小川はコースを丁寧に突く上々の投球内容。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、塩見を四球⇒青木は右線二⇒山田は遊ゴロ(失点1)、G0-S1⇒村上は右適安(失点1)、G0-S2⇒オスナを右飛⇒中村を中飛。
{考察}
いきなり先頭の塩見に四球を許し、更に青木に二塁打を許して大ピンチを迎えてしまう。
その後、山田の二ゴロ、村上のタイムリーで2点を先制される。
立ち上がりの戸郷はストレートの走りがイマイチなのでフォークを軸にして投球を組み立てていた。
しかし、そのフォークも抜けが甘く、旋回の阪神戦の立ち上がりと同じでキレを感じなかったので打者にキッチリ対応されていた。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ小川、梶谷は右安⇒北村は右線二⇒大城は左線適二(得点2)、G2-S2⇒戸郷は犠打失敗三振⇒松原は空三振⇒ウィーラーは右飛。
{考察}
何とか早く同点に追いつきたかった巨人打線は、先頭の梶谷のヒットを皮切りに、北村と大城の連続二塁打でアッサリと同点に追いつく。
しかし、その後の無死二塁のチャンスは活かせなかった。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、サンタナは空三振⇒元山を二ゴロ⇒小川を一飛。
{考察}
この回は下位打線を相手に三者凡退で抑える。
但し、戸郷の調子は初回と比べてさほど変わっていない。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ小川、丸は投安(セーフティーバント成功)⇒岡本は四球⇒坂本は中適安(得点1)、G3-S2⇒梶谷は左飛⇒北村は左本(得点3)、G6-S2⇒投手交代Ⓟ坂本、大城は一失⇒戸郷は一犠打⇒松原は左飛。
{考察}
先頭の丸のセーフティーバントを皮切りに、坂本のタイムリーと北村の3ランで4点のリードを奪う。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、塩見を一ゴロ⇒青木を投ゴロ⇒山田を中飛。
{考察}
味方の大量援護点で余裕が出てきた戸郷は、ハイテンポで三者凡退に討ち取る。
ボールの質はさほど変わっていないが低めにボールを集める意識は強くなっていた。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ坂本、ウィーラーは死球⇒バッテリーエラーは二進⇒丸は右中適二(得点1)、G7-S2⇒岡本は右邪飛(丸は三進)⇒坂本は空三振⇒梶谷は左適安(得点1)、G8-S2⇒北村は左安⇒大城は二ゴロ。
{考察}
この回も先頭のウィーラーの死球を皮切りに、丸と梶谷のタイムリーで2点を追加する。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、村上は見三振⇒オスナは三ゴロ⇒中村を見三振。
{考察}
大量リードに守られた戸郷は、この回も簡単に打者三人を抑える。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ星、戸郷は四球⇒松原は一ゴロ⇒ウィーラーは左安⇒丸は中犠飛(得点1)、G9-S2⇒岡本は左飛。
{考察}
今回も一死一三塁のチャンスを作り、丸がキッチリと犠飛を打ち上げ追加点を奪う。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、サンタナを空三振⇒元山を中飛⇒代打宮本は右安⇒塩見は中安⇒青木は右飛。
{考察}
二死からの連続ヒットでピンチを招くが、青木を何とか討ち取って無失点で終える。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ大西、坂本は三ゴロ⇒梶谷は中飛⇒北村は見三振。
{考察}
この回は打者三人で攻撃を終える。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、山田を一邪飛⇒村上は遊飛⇒オスナは遊失⇒
{考察}




☆7回表☆
{経過}
Ⓟ大西、亀井は二ゴロ⇒戸郷は見三振⇒松原は中飛。
{考察}
この回も巨人打線は三者凡退で攻撃を終える。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、サンタナは左安⇒元山は左安⇒元山は投失⇒塩見は三ゴロ⇒代打川端を捕邪飛⇒山田は遊適安(失点1、若林好プレーも及ばず)、G9-S3⇒投手交代Ⓟ戸根、村上を二ゴロ。
{考察}
100球を超えてボールが抜け始めた戸郷は、無死満塁のピンチを招くが、ここから何とか踏ん張って二死満塁まで持って行く。
しかし、山田にタイムリーを許してしまい、ここでマウンドを降りる。
二番手の戸根は村上を二ゴロに討ち取り、更なる追加点は許さず。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ大下、中島は三ゴロ⇒丸は見三振⇒岡本は死球⇒若林は右安⇒小林は左適安(得点1)、G10-S3⇒北村は見三振。
{考察}
二死からの岡本の死球を皮切りに、若林と小林の連打で追加点を奪う。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ田中豊、オスナを右飛(松原の好プレー)⇒中村を中飛⇒サンタナは左安⇒元山は左安⇒投手交代Ⓟ大江、宮本を一ゴロ。
{考察}
三番手の田中は二死から連続ヒットを浴び、ここで大江にスイッチする。
大江は宮本をキッチリと討ち取り、失点のピンチを切り抜ける。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟ大下、亀井は一飛⇒立岡は空三振⇒松原は右飛。
{考察}
この回は簡単に三者凡退で攻撃を終える。

★9回裏★
{経過}
Ⓟ戸田、塩見を中飛⇒代打西浦は中安⇒代打内川は左線二⇒村上を三邪飛⇒荒木は四球⇒古賀を遊ゴロ。
{考察}
最後にマウンドに登った戸田は、二死満塁のピンチを背負うが何とか無失点で切り抜けて試合終了。
——————————–

【勝負を分けたポイント】
3回表、G3-S2、一死一二塁の場面、北村の3ランが勝負を決めた。
前段で触れたように、戸郷の状態が立ち上がりから良化の兆しが見られなかったので、僅差で競り合う展開ではまだまだ危うかった。
そんな状況で生まれた3ランは戸郷と大城のバッテリーに「打者を攻め込んでいく勇気」を与え、ハイテンポの投球へと繋がった。



【選手雑感】
☆戸郷翔征☆
立ち上がりからストレートの走りがイマイチで、変化球もキレを感じなかったが、味方が最高に形で得点を奪っていたので、ヤクルト打線が淡白になって助けられていた。
まあ、それでも3回以降からボールを低めに集めるなどの工夫が見られ、「悪いなりの投球」は前回に続いて出来ていた。
今年、これだけの勝ち星(8勝)を稼いでいる最大の要因はそこだと思う。

☆北村拓己☆
猛打賞の大活躍でチームの勝利に大きく貢献した。
タイミングの合わせ方を見ていると、彼は変化球打ちが得意で、ストレート系(特に内角)をやや苦手にしているように感じる。
又、どちらかというと決め打ちするタイプに感じるが、今はそれが見事にハマっている。
但し、最後の連続三振を見ても分かるように、このタイプは結果が極端に出やすいので今後の課題はそこになる。
一方で、派手さはないが彼のセカンドの守備は非常に安定している。
屈強な身体に似合わずグラブ捌きが抜群で、スローイングも強くて正確なので、深めの守備位置をとれるのが彼の長所になる。



【総評】
先に2点のリードを許し、苦しい展開になると思われた矢先にアッサリと同点に追いつき、そこからは一方的な展開になった。
現状、打線に関しては今シーズン最も状態が良いかもしれない。
個々の調子自体は抜群に良いという印象はないが、そんな状態でもこのように大量得点を奪えるということは、打線のバランスが非常に良い事を意味していると思う。
つまり、ただヒットを打つだけではなく、四球で繋いだり、走者を進めるバッティングなど、打線に繋がりを感じるということ。
そして仕上げに走者を溜めての一発が生まれるので、相手に与えるダメージは非常に大きい。
昨日の岡本の3ラン、今日の北村の3ランは、ヤクルト打線のモチベーションを著しく下げて、淡白な攻撃にならざるをえない状況を作り上げた。
ここは明日の試合も是が非でも勝っておきたい!

以上 敬称略
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