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横浜DeNAベイスターズvs読売ジャイアンツ 11回戦 観戦レポート 2021.7.3

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横浜DeNAベイスターズvs読売ジャイアンツ 11回戦 観戦レポート 2021.7.3

【試合結果】
巨  人 002 100 000 3
DeNA 000 000 010 1
——————————–
DeⓅ阪口、シャッケルフォード、櫻井、三上、エスコバー=山本、伊藤光
巨人Ⓟメルセデス、田中豊、鍵谷、高梨、デラロサ、ビエイラ=大城、炭谷
——————————–
{勝}メルセデス 4勝1敗
{敗}阪口 2勝2敗
{S}ビエイラ 7S
——————————–
{本}丸9号、岡本24号、北村3号(以上巨人)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ阪口、松原は一ゴロ⇒ウィーラーは見三振⇒丸は中安⇒岡本は四球⇒坂本は二ゴロ。
{考察}
先制点を奪いたい巨人打線は二死一二塁のチャンスを作るが、坂本が倒れて無得点。
相手先発阪口の立ち上がりの印象は、ストレートの球威は感じるが、全体的にボールが高めに集まっている。
又、やや変化球(スライダー、カット、カーブ)が決まっていない。

★1回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、桑原は左安⇒牧は二ゴロ(併殺崩れ)⇒佐野は四球⇒オースティンは遊併打。
{考察}
いきなり一死一二塁のピンチを招くが、怖いオースティンを併殺に討ち取って無失点で切り抜ける。
立ち上がりのメルセデスは制球にバラツキがあり、投球の組み立てに苦労していたが、何とか低めにボールを集めて相手の打ち損じを誘っていた。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ阪口、梶谷は二ゴロ⇒北村は四球⇒バッテリーエラーで二進⇒大城は四球⇒メルセデスは三犠打⇒松原は二ゴロ。
{考察}
二死二三塁のチャンスを作るが、松原が倒れて無得点。
阪口は立ち上がりよりボールは落ち着いていた。

★2回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、宮﨑は中安⇒ソトを空三振⇒山本を中飛⇒大和は左安⇒阪口を空三振。
{考察}
先頭の宮﨑にヒットを許し、その後二死一二塁のピンチを背負うが阪口を討ち取り、この回も無失点で切り抜ける。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ阪口、ウィーラーは大きな右飛⇒丸は左本(得点1)、G1-B0⇒岡本は左中本(得点1)、G2-B0⇒坂本は二ゴロ⇒梶谷は二ゴロ。
{考察}
二廻り目の巨人打線は、各打者がキッチリと狙い球を絞っていた。
丸はストレートを逆方向に、岡本は初球の甘いカーブを捉えて2点を先制する。

★3回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、桑原は中安⇒牧は右飛⇒佐野を左飛⇒オースティンを三ゴロ。
{考察}
この回もメルセデスは先頭打者にヒットを許すが、後続を抑えて無失点で終える。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ阪口、北村は左本(得点1)G3-B0⇒大城は遊ゴロ⇒メルセデスは二ゴロ⇒松原は四球⇒ウィーラーは右安(エンドラン成功で一三塁)⇒丸は遊ゴロ。
{考察}
先頭の北村が一発を放ち、更に二死二三塁のチャンスを作るが、丸が倒れて無得点。

★4回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、柴田を空三振⇒ソトを空三振⇒山本を三邪飛。
{考察}
追加点を貰ったメルセデスは更に投球が大胆になり、腕の振りも良くなって投球内容が大幅に良化した。
ハイテンポで打者三人を完璧に抑える。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟシャッケルフォード、岡本は空三振⇒坂本は左飛⇒梶谷は左飛。
{考察}
二番手のシャッケルフォードのパワーピッチに前に三者凡退で封じられる。

★5回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、大和を空三振⇒代打細川は右安⇒桑原を空三振⇒牧を遊ゴロ。
{考察}
一死から細川にヒットを打たれるが、ここも後続をしっかり抑えて無失点。
腕が振れているので、ストレートで打者を押し込めている。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ櫻井、北村は遊ゴロ⇒大城は二ゴロ⇒メルセデスは見三振。
{考察}
下位打線の攻撃は三者凡退で終える。

★6回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、佐野を左飛⇒オースティンは四球⇒柴田を一ゴロ(二塁封殺)⇒ソトは左線二⇒代打伊藤光、投手交代Ⓟ田中豊、伊藤を遊ゴロ。
{考察}
この回のメルセデスはややボール先行のケースが多くなり、二死二三塁のピンチを招いたところで巨人ベンチは思い切って田中豊にスイッチする。
田中は代打の伊藤をキッチリ討ち取って無失点で切り抜ける。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ櫻井、松原は一ゴロ⇒ウィーラーは四球⇒丸は遊併打(ランエンドヒット、ショート正面の強い打球)
{考察}
一死からウィーラーが四球で出塁するが、丸が併殺打に倒れて無得点。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ鍵谷、大和は中安⇒楠本を中飛⇒桑原は一ゴロ(ウィーラーの好プレー)⇒牧は二直(北村のナイスポジショニング)
{考察}
三番手の鍵谷は全体的にボールが高めに集まり苦しい投球。
しかし、味方の好守にも助けられ失点のピンチを何とか凌いだ。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ三上、岡本は空三振⇒坂本は見三振⇒梶谷は四球⇒北村は空三振。
{考察}
二死から梶谷が四球を選ぶが、北村が倒れて無得点。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ高梨、佐野を一飛⇒オースティンは空三振⇒代打山下は遊安、投手交代Ⓟデラロサ、ソトは左安(一三塁)⇒伊藤は三適安(岡本の送球が逸れる、失点1)⇒大和は空三振。
{考察}
高梨は二死から山下にヒットを許したところで交代を告げられる。
五番手のデラロサは本来のキレが無く、簡単に連打を許して1点を奪われるが、大和を何とか討ち取って追加点は許さず。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟエスコバー、大城は一ゴロ⇒中島は右飛⇒松原は中飛。
{考察}
何とかダメ押し点を奪いたい巨人打線だったが、エスコバーのパワーピッチに封じられる。

★9回裏★
{経過}
Ⓟビエイラ、代打関根は四球⇒桑原を遊ゴロ⇒牧は三直⇒佐野を中飛。
{考察}
抑えのビエイラは先頭打者に四球を与えるが、後続を何とか抑えてゲームセット。
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【勝負を分けたポイント】
解説の大魔神が語っていたように、北村の一発(3点目)が生まれた後のメルセデスの投球が明らかに変わった(良くなった)ので、この1点が非常に大きかった。
序盤は打者を押し込むような投球が出来ていなかったが、これ以降は相手打者に自分にスイングをさせていなかった。



【選手雑感】
☆メルセデス☆
立ち上がりは非常に慎重な投球で、やや腕の振りが鈍く、ボールを置きに行くような投球で、それがボールのバラツキの原因だったが、味方の援護点で投球は一変し、ストレートの勢いと変化球のキレが大幅に良化した。

☆岡本和真☆
第二打席で初球のカーブを左中間スタンドへ放り込んだ。
現状は変化球に対しての打ち損じは少ないが、ストレート系の打ち損じはまだまだ多い。
技術的なポイントはここ数回のコラムで何度も指摘してるので省略するが、元々、下半身の動き、右足の使い方が、変化球への対応に重きを置いているので、ある程度は仕方がないとは思う。
それでも今後は更なる内角攻めが増えてくると思うので、それを阻止する意味でも早い段階で内角寄りの甘いストレート系を捉える姿を相手バッテリーに見せておきたい。

☆デラロサ☆
数日前の二軍戦の投球を見た時の印象はハッキリ言って良くなくなかった。
ストレートはスピード感が無く、ショート回転の抜け球が多く、スライダーも変化は大きいが鋭さがイマイチだったので、個人的には不安を感じたままの一軍再登録だった。
そして迎えた復帰後初登板だったが、内容的にはやはりイマイチだった。
二軍戦の印象から変わっておらず、かなり危うい投球が続いてしまっていた。
それでも何とか最少失点で抑えることが出来たのは、大城の配球によるところが大きい。
決して攻め急がずに、懐のツーシームを見せ球で使っていたからこそ、ソトの打球にラインドライブがかかってシングルヒットで済んだし、大和を三振に討ち取った場面も、勝負を急がなかった事(フルカウントから四球やむなしのスライダー要求)が三振という結果に繋がった。



【総評】
昨日の段階でゲーム差が1.5ゲーム差に縮まり、今日阪神が負けて、巨人が勝てば勝率で巨人が上回って首位に立つところだった。
しかし、阪神が負けなかったのでゲーム差はそのままという事になる。
昼間の阪神の試合をテレビ観戦していたが、試合中盤までは拙攻続きで重苦い空気が阪神ベンチに充満していたが、それを上回るカープ側の拙攻とミスに助けられて試合終盤に息を吹き返した。
おそらく、これから阪神も徐々に調子を取り戻すので、何とか今日を含めたオリンピック中断期間までの残り10試合を、巨人は最悪でも5勝5敗の五分で終えたいところ。
そうすれば、阪神が残りを大きく勝ち越さない限り、3ゲーム差以内で後半戦を迎えることが出来る。
但し、前から弊コラムでは語っているように、阪神との一騎打ちに持ち込めば、巨人に分があると思っているので、9日からの阪神との3連戦は最悪でも1勝2敗で構わないが、何よりも13日からのヤクルト2連戦は連勝して突き放し、後半戦は巨人対阪神の一騎打ちの構図を作っておきたい。
個人的には三つ巴の展開は阪神に有利と見ているので。。。。

以上 敬称略
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