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横浜DeNAベイスターズvs読売ジャイアンツ 12回戦 観戦レポート 2021.7.4

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横浜DeNAベイスターズvs読売ジャイアンツ 12回戦 観戦レポート 2021.7.4

【試合結果】
巨  人 010 000 001 2
DeNA 002 000 10X 3
——————————–
DeⓅ大貫、砂田、エスコバー、山﨑、三嶋=伊藤光
巨人Ⓟ高橋、桜井、鍵谷、デラロサ、今村=大城
——————————–
{勝}大貫 3勝5敗
{敗}高橋 8勝3敗
{S}三嶋 1勝3敗14S
——————————–
{本}大城8号(以上巨人)、宮﨑7号(以上DeNA)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ大貫、松原は中安⇒ウィーラーは二飛⇒松原が二盗成功⇒丸は空三振⇒岡本は遊安⇒坂本は一ゴロ。
{考察}
先頭の松原がヒットで出塁し、その後二死一三塁のチャンスを作るが坂本が倒れて無得点。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、桑原は左安⇒伊藤光は投犠打⇒佐野を二ゴロ⇒オースティン
{考察}
こちらも先頭の桑原にヒットを許し、犠打で一死二塁のピンチを招くが、後続を何とか討ち取って無失点。
立ち上がりの高橋はやや甘いコースのボールが集まっていた。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ大貫、梶谷は二ゴロ⇒北村は中安⇒大城は右安(一三塁)⇒高橋はスクイズ(得点1、一塁走者は二進)、G1-B0⇒松原は見三振。
{考察}
一死から北村と大城のヒットで一三塁のチャンスを作り、高橋がスクイズを決める。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、宮﨑を左飛⇒ソトを遊ゴロ⇒牧は左中二⇒大和は申告敬遠⇒大貫は左安⇒桑原を中飛。
{考察}
高橋は二死から牧の二塁打をキカッケに、二死満塁の大ピンチを迎えてしまうが、何とか桑原を討ち取って無失点で終える。
ここまで高橋はカウント球が甘いが相手の打ち損じに助けられてる印象。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ大貫、ウィーラーは左安⇒丸は左飛⇒岡本は左安(一塁走者は三進)⇒坂本は三ゴロ(ゲッツー崩れの間にウィーラーが本塁を狙うが憤死)
{考察}
一死一三塁の大チャンスを作るが、坂本の三ゴロが結果的に併殺になってチャンスを潰す。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、伊藤は一ゴロ⇒佐野は遊安⇒オースティンを空三振⇒宮﨑は左本(2失点)、G1-B2⇒ソトは四球⇒牧を遊ゴロ。
{考察}
二死一塁で宮﨑に逆転弾を浴びてしまう。
オースティンを完璧に封じた矢先の一発だったので、バッテリーは悔しいだろう。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ大貫、梶谷は右安⇒北村は中飛⇒大城は空三振⇒高橋は見三振。
{考察}
先頭の梶谷がヒットで出塁するが、後続でチャンスを拡げられず無得点

★4回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、大和を空三振⇒大貫を空三振⇒桑原を左飛。
{考察}
下位打線を簡単に打者三人で討ち取る。
高橋はようやくこの回はストライク先行で自分のペースで投球が出来ていた。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ大貫、松原は二ゴロ⇒ウィーラーは二飛⇒丸は右安⇒松が二盗成功⇒岡本は空三振。
{考察}
二死から丸のヒットと二盗でチャンスを作るが、岡本が倒れて無得点。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、伊藤を二ゴロ⇒佐野は中越三⇒オースティンは空三振、ここで投手交代Ⓟ桜井、宮﨑を右飛。
{考察}
一死から佐野に三塁打を許した高橋だったが、オースティンをベストピッチで三振で討ち取る。
ここで高橋と宮﨑との相性を考えた巨人ベンチは、申告敬遠という選択肢もあったが、思い切って継投を決断して桜井を投入する。
その桜井は宮﨑を見事に討ち取ってピンチを凌ぐ。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ大貫、坂本は左飛⇒梶谷は右安⇒北村は中飛、ここで投手交代Ⓟ砂田、大城は見三振。
{考察}
一死から梶谷がヒットで出塁するが、後続でチャンスを拡げられず無得点。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ桜井、ソトを遊ゴロ⇒牧を三ゴロ⇒大和は中安⇒代打楠本を中飛。
{考察}
イニング跨ぎとなった桜井は二死から大和にヒットを打たれるが、楠本を討ち取って無得点。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟエスコバー、代打若林は空三振⇒代打中島は遊ゴロ⇒ウィーラーは中飛。
{考察}
エスコバーのパワーピッチの前に三者凡退で攻撃を終えてしまう。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ鍵谷、桑原を四球⇒伊藤は捕犠打(大城が小フライをわざと落として二塁封殺を狙うが諦めて一塁アウトを選択)⇒佐野は左中適二(失点1)、G1-B3、ここで投手交代Ⓟデラロサ、オースティンは四球⇒宮﨑は右安⇒ソトを空三振⇒牧を空三振。
{考察}
鍵谷は先頭の桑原を歩かせてしまった事が最大のミスで、その後の大城のプレー、佐野のタイムリーは全てこの四球が起因になっている。
更なる追加点のピンチはデラロサがギリギリ踏ん張って切り抜ける。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ山﨑、丸は中安⇒岡本は左安(代走廣岡)⇒坂本は大きな右飛(二塁走者は三進)⇒梶谷は見三振(エンドランで一塁走者が憤死)
{考察}
丸と岡本の連続ヒットで無死一二塁の大チャンスを迎えるが、坂本、梶谷が倒れて無得点。
今日はベイスターズバッテリーの配球が素晴らしい。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ今村、大和を三直(廣岡の好プレー)⇒代打細川は空三振⇒桑原は左中二⇒伊藤は四球⇒宮本を空三振。
{考察}
今村は二死からピンチを招くが何とか踏ん張って最終回の攻撃に望みを繋いだ。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟ三嶋、代打立岡は一直⇒大城は右中本(得点1)、G2-B3⇒若林は左安⇒代打亀井は中安(代走湯浅)⇒ウィーラーは遊併打。
{考察}
一死から大城が一発を放ち、更に若林と亀井の連続ヒットで大チャンスを作るが、ウィーラーが最悪の併殺打に倒れて試合終了。
ウィーラーのバッティングの状態は相変わらず良くない。
——————————–

【勝負を分けたポイント】
7回裏、佐野のタイムリーが非常に痛かった。
しかも、点の取られ方が最悪の先頭打者四球とミス絡みなので、試合の流れが大きくベイスターズ側に傾いてしまった。
結果論ではあるが、ここを無失点で終えていたなら、8回は別の結果になっていた可能性が高い。



【選手雑感】
☆高橋優貴☆
雨の影響で球足が速くなる状況だったので、ゴロアウトが持ち味の高橋には厳しい環境だった。
毎度のことだが、打者を討ち取るのに球数を有するタイプの投手なので、どうしても試合中盤で山場を迎えてしまう。
宮﨑に逆転弾を許した場面も、ボール先行でややストライクを欲しがった甘いスライダーを狙い打たれてしまった。

☆桜井俊貴☆
腕をかなり下げてニュー桜井の投球を一軍マウンドで初披露した。
右打者に対しては、打者の反応を見ると踏み込みが甘くなっているので打ち損じが多かった。
但し。打者にとっては初見だったので、次回以降は今の制球力では厳しい。
一方で、左の楠本に対しては、反応を見る限りボールが見やすそうなので厳しいかもしれない。



【総評】
敗戦自体はぶっちゃけ大して痛くない。
むしろ、このままベイスターズに連勝出来る筈が無いので、阪神が負けた時に止まったことをポジティブに捉えたい。
そんな事よりも前回のカープ三連戦の第2戦(完封負け)から、明らかに打線は下降線に入っているので、ここを早めにどうにかしたい。
今は打線の繋がりが良くない。
その最大の原因は2番ウィーラーと5番坂本の打撃が下降線に入っていることで、両者ともに本来のバッティングをやや崩している(以前のコラムやtwitterで調子落ちの技術的要因については指摘している)
特に坂本は直近の5試合で18打数2安打(四球も僅か1)で打線が分断する最大の原因になっている。
まあ、長いペナントレースでこういう時期は必ず巡ってくることなので、ことさら問題視する必要はない。
しかし、この不調期が長くなってしまうと、ウィーラーはともかく、坂本は替えの効かない選手なのでチームにとっては厳しくなる。
五輪ブレイクまでの残り試合、打線の繋がりによる大量得点は期待出来そうにないので、投手陣が最少失点で凌ぎつつ、お得意の一発攻勢が必要になるかもしれない。
阪神もなかなか厳しいが、今は巨人も踏ん張り時である。
最後に、ヤクルトが止まらない。。。下位チームの対戦での取りこぼしが無いので、三つ巴になる可能性が高くなったかなぁ。。。

追記
炭谷のトレードについては簡単ではあるがtwitterで論評してるので、未読の方はそちらをご覧頂きたい。

以上 敬称略
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