広告

読売ジャイアンツvs中日ドラゴンズ 12回戦 観戦レポート 2021.7.6

広告

読売ジャイアンツvs中日ドラゴンズ 12回戦 観戦レポート 2021.7.6

【試合結果】
中日 100 000 020 3
巨人 000 020 000 2
——————————–
巨人Ⓟサンチェス、高梨、鍵谷、デラロサ=小林
中日Ⓟ大野、谷元、又吉、R.マルティネス=木下
——————————–
{勝}谷元1勝1敗
{敗}高梨2勝1敗1S
{S}R.マルティネス 1敗7S
——————————–
{本}なし



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟサンチェス、溝脇を空三振⇒京田を三ゴロ⇒大島は右中三⇒ビシエドは三適安(失点1)⇒高橋
{考察}
二死から大島に三塁打を放たれ、ビシエドのボテボテの三塁内野安打で先取点を許してしまう。
立ち上がりのサンチェスは、全体的にボールを低めに集まっていたが、痛い先取点を許してしまった。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ大野、松原は一ゴロ⇒ウィーラーは右飛⇒丸は一直。
{考察}
各打者、比較的芯近くで捉えた打球を飛ばしていたが、野手の正面をつくアンラッキーが続いてしまった。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟサンチェス、加藤を空三振⇒木下は右飛⇒井領を空三振。
{考察}
この回は危なげなく打者三人を完璧に抑える。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ大野、岡本は三邪飛⇒坂本は投ゴロ⇒梶谷は右安⇒北村は空三振。
{考察}
二死から梶谷がヒットで出塁するが、北村が倒れて無得点。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟサンチェス、大野を投ゴロ⇒溝脇を空三振⇒京田は右安⇒大島を右飛
{考察}
二死から京田にヒットを打たれるが、大島を討ち取って無失点。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ大野、小林は二ゴロ⇒サンチェスは右飛⇒松原は見三振。
{考察}
下位打線からの攻撃は三者凡退で終える。
大野は回を追う毎に調子を上げてきた。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟサンチェス、ビシエドは中安⇒高橋は一併打⇒加藤を空三振。
{考察}
先頭のビシエドにヒットを打たれるが、高橋の併殺打は非常に大きかった。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ大野、ウィーラーは見三振⇒丸も見三振⇒岡本は遊ゴロ。
{考察}
益々乗ってきた大野の前に主軸三人が完璧に封じられる。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟサンチェス、木下を投ゴロ⇒井領は中安⇒大野は捕犠打⇒溝脇を空三振。
{考察}
二死二塁のピンチを招くが、溝脇をねじ伏せて無失点で切り抜ける。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ大野、坂本は左中二⇒梶谷は中安⇒北村は二ゴロ失(得点1)、G1-D1⇒小林は遊ゴロ野選(得点1、本塁セーフで一三塁)、G2-D1⇒サンチェスはスリーバント失敗三振⇒松原は空三振⇒ウィーラーは見三振。
{考察}
先頭の坂本の二塁打を皮切りに、梶谷のヒットと相手の拙守が重なって逆転する。
しかし、更なる無死一三塁のチャンスはモノに出来ず。
これが後々どのような影響が出てくるか?

☆6回表☆
{経過}
Ⓟサンチェス、京田を左飛⇒大島は四球⇒ビシエドも四球⇒高橋は左飛⇒代打堂上は遊ゴロ。
{考察}
一死から連続四球でピンチを迎えるが、相手の拙攻に助けられてここも無失点で切り抜ける。
この回のサンチェスはストレート系が抜け気味だった。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ大野、丸は中安⇒岡本は左安⇒坂本は投襲安(バント二度失敗の後)⇒梶谷は三併打⇒北村は空三振
{考察}
マルオカサカで無死満塁の大チャンスを作るが、後続にあと一本が出ずに無得点に終わる。
大野の気迫が勝った。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟサンチェス、木下は左安⇒井領は捕併打(犠打失敗)⇒代打福田を三ゴロ。
{考察}
サンチェスはかなり危うい状態だったが、ここも相手の拙攻に助けられてピンチを凌ぐ。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ谷元、小林は投ゴロ⇒代打香月は一ゴロ(弾いた打球が審判に当たる不運)⇒松原は空三振。
{考察}
二番手谷元の前に三者凡退で攻撃を終える。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ高梨、代打郡司を四球(代走高松)⇒京田は中安(エンドラン成功)⇒大島は右適安(失点1)、G2-D2、ここで投手交代Ⓟ鍵谷、ビシエドは中適安(失点1)、G2-D3⇒高橋は右飛⇒堂上は二直、ここで投手交代Ⓟデラロサ、木下は中飛。
{考察}
二番手の高梨は先頭打者の四球が非常に拙かった。
続く京田に対してはバントミスの後にエンドランを決められピンチを拡げられたが、逆にそのままバントを決められて一死二塁という状況になっていたら、その後の展開は違っていたかもしれない。
結果的にこの逆転のランナーを出した事で、ゲームの流れがガラッと中日側に傾き、大島とビシエドに連続タイムリーを浴びて逆転される。
但し、更なる追加点のピンチは相手の拙攻(特に高橋の右飛)に助けられ、何とか切り抜ける。
この相手の拙攻で試合の流れが再び変わる可能性は十分にある。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ又吉、ウィーラーは中飛⇒丸は右安(代走湯浅)⇒岡本は空三振⇒坂本は右飛。
{考察}
一死から丸がヒットで出塁するが、後続が倒れて無得点。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟデラロサ、井領は空三振⇒三ツ俣は左安⇒武田を空三振⇒京田を中飛。
{考察}
イニング跨ぎとなったデラロサは、一死から三ツ俣にヒットを許すが、後続を許さず追加点は阻止した。

☆9回裏☆
{経過}
ⓅR.マルティネス、梶谷は空三振⇒代打若林は空三振⇒代打亀井も空三振。
{考察}
抑えのマルティネスに完璧な投球をされてしまいゲームセット。
————————————————-

【勝負を分けたポイント】
6回裏、無死満塁のチャンスで得点出来なかったことが、その後の試合の流れを大きく変えた。
そこまで両軍ともに拙攻が続いていたが、この場面は無死満塁で大野に対して相性の良い梶谷だっただけに余計に巨人は痛かった(最悪の併殺打)
まあ、ここは大野の魂の入ったベストピッチを称えるべきではある。
梶谷に対して全球完璧なボールを投げていた。
その後の北村には甘いボールもあったが、ここも大野の気迫が勝っていた。



【選手雑感】
☆サンチェス☆
先取点を許してしまったが、序盤から中盤にかけての投球はストレート、カット、カーブ、フォーク全てのボールが低めに集まっていた。
ここ最近の投球の中では最も安定した投球だったが、球数が90球を超えたあたりからブールが抜け始めて危うさを感じた。
まあ、それでも7回1失点で纏めたので、先発投手としては十分の働きだった。

☆高梨雄平☆
得意の左打者に対するアドバンテージを全く感じない投球内容だった。
つまり、ストレートの球威、スライダーのキレ、制球、全てにおいて厳しい内容だった。
そんな状態で先頭打者に四球を与えたので、いくら当たっていない中日打線とはいえ簡単に捉えられてしまった。

☆デラロサ☆
まだまだ本調子にはほど遠い。
結果は無失点で抑えたが、相手は格落ちの打者だった。
もう少しストレートで押し込めるようにならないと、痺れる場面では厳しい。
右打者アウトローにスライダーとストレートをビシビシ決めていた「あの剛腕」を何とか取り戻して欲しい。



【総評】
本音を言ってしまうと、両軍拙攻が続いた「しょっぱい試合」だった。
それでも最後に勝敗を決めたのは「リリーフ陣の差」だった。
中日の谷元、又吉、マルティネスは非常に安定感があり、巨人打線はほぼノーチャンス状態で、逆に巨人のリリーフ陣は高梨が大誤算だった。
まあ、高梨は責められて当然の投球内容ではあったが、やっぱり敗戦の要因は「決められるときに決めきれなかった打線」に尽きると思う。
前段で指摘した6回のチャンスについては、どちらかといえば大野の投球を褒めるべきだが、5回裏の逆転した後の更なるチャンス(特に松原)の打席は何とかして欲しかった。
それまで松原は大野のフォークに全く合っていなかっただけに、初球のストレート、又は二球目のストレートどちらかを仕留めて欲しかった
初球は難しいアウトローのボールではあるが、簡単に見逃すようなバッティングアプローチは評価出来ないし、このストレートに全く反応しなかったことが影響して2球目のやや甘いストレートを捉えきれずにファールにしてしまった。
そして最後は相手の狙い通りにフォークを決められ三振してしまい、続く調子落ちのウィーラーも内角攻めに対応出来ずに三振してしまった。。。。。
確かに松原聖弥は今や好守で巨人に欠かせない選手に成長していると思う。
しかし、まだまだ打撃面は「100点」か「0点」というケースが多く、コンスタントに仕事をしてくれない。
彼もそれなりに工夫してはいるが、まだまだ物足りなさは否めない。
以前のコラムにも書いたが、巨人逆転優勝の鍵は「1番・松原聖弥」が握っていると断言する。

以上 敬称略
超激辛ジャイアンツコラムはTwitterでも活動しています。(超激辛ジャイアンツコラムTwitterはこちらをクリック)
Twitterではblogで書ききれなかった事や、ファームの試合雑感、G以外他チームの試合雑感、注目選手の評価、ブログ更新情報など、様々な発信をしております。
又、ブログについての感想やご意見もこちらで受け付けております。
このブログを読んで気に入った方は是非ともフォローしてください。
尚、フォローバックにつきましては、基本的にコメントのやり取りをした方に対してのみ行いますのでご了承ください。(超激辛ジャイアンツコラムTwitterはこちらをクリック)
にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
いつも応援有り難うございます!
あなたからの清き一票がブログを更新する原動力となりますので、是非、上記バナーをクリックして応援をお願い致します!