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阪神タイガースvs読売ジャイアンツ 15回戦 観戦レポート 2021.7.11

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阪神タイガースvs読売ジャイアンツ 15回戦 観戦レポート 2021.7.11

【試合結果】
巨人 000 000 010 1
阪神 000 000 000 0
——————————–
阪神Ⓟ西=梅野
巨人Ⓟ高橋、大江、ビエイラ=大城、小林
——————————–
{勝}高橋 9勝3敗
{敗}西 4勝6敗
{S}ビエイラ 9S
——————————–
{本}なし



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ西、松原は中飛⇒坂本は見三振⇒丸は三邪飛。
{考察}
先制点が欲しい巨人打線だったが、初回は三者凡退。
西は非常に慎重な立ち上がりだった。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、近本を左飛⇒糸原を二ゴロ⇒マルテを四球⇒大山を三ゴロ。
{考察}
二死からマルテに四球を与えるが、大山を討ち取って無失点。
高橋も非常に慎重な投球で立ち上がった。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ西、岡本は右飛⇒ウィーラーは投ゴロ⇒亀井は右飛。
{考察}
この回も巨人打線は三者凡退に討ち取られる。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、サンズを三飛⇒佐藤を遊飛⇒梅野を空三振。
{考察}
先頭のサンズに大ファールを打たれてヒヤリとするが、その後は危なげない投球で三者凡退に封じる。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ西、北村は二ゴロ⇒大城は空三振⇒高橋は三ゴロ。
{考察}
下位打線からの攻撃はアッサリと三者凡退。
懸念されていた立ち上がりを無難に乗り切った西は投球リズムが良くなった。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、中野は中安⇒西は投犠打⇒近本は一ゴロ⇒糸原は二ゴロ。
{考察}
先頭の中野のヒットと西の犠打で一死二塁のピンチを招くが、近本と糸原をゴロアウトに討ち取る。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ西、松原は中安⇒坂本は左飛⇒松原が二盗成功⇒丸は中飛(松原は三進)⇒岡本は遊ゴロ。
{考察}
先頭の松原のヒットと盗塁で、一死二塁のチャンスを作るが、こちらも後続が倒れて無得点。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、マルテを三ゴロ⇒大山を遊ゴロ⇒サンズを三ゴロ。
{考察}
低めに変化球をキッチリ集めてクリーンアップ三人をゴロアウトに討ち取る。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ西、ウィーラーは三直⇒亀井は投ゴロ⇒北村は遊安⇒大城は二飛。
{考察}
二死から北村がヒットを放つが大城が倒れて無得点。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、佐藤を遊飛⇒梅野を右飛⇒中野を見三振。
{考察}
この回も全く危なげなく三者凡退に封じる。
高橋の投球数はここまで59球で非常に良いペース。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ西、高橋は空三振⇒松原は見三振⇒坂本は一邪飛。
{考察}
この回もチャンスの足掛かりさえ摘まめず無得点。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、西を右邪飛⇒近本を二ゴロ⇒糸原を投ゴロ。
{考察}
高橋も西と同様に相手に全く隙を与えず無失点投球を続ける。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ西、丸は遊ゴロ⇒岡本は遊ゴロ⇒ウィーラーは右飛。
{考察}
クリーンナップで何とかしたい巨人打線だったが、ここも三者凡退で終わってしまう。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ高橋、マルテを左飛⇒大山を遊ゴロ⇒サンズを左飛。
{考察}
ややボールが浮いてきた高橋だったが、阪神打線の打ち損じに助けられる。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ高橋、亀井は右越二(代走増田大)⇒北村は投犠打⇒大城は左適安(得点1、代走重信)、G1-T0⇒代打中島は三ゴロ併打。
{考察}
先頭の亀井が二塁打、北村の送りバントで一死三塁のチャンスを作り、ここで大城がしぶとくレフト前にタイムリーを放つ。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ大江、佐藤を空三振⇒梅野を遊飛⇒中野を見三振。
{考察}
二番手の大江はベストピッチで危なげなく打者三人で封じる。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟ西、松原は空三振⇒坂本は中飛⇒丸は遊ゴロ。
{考察}
何とかダメ押し点を奪いたい巨人打線だったが、あえなく三者凡退。

★9回裏★
{経過}
Ⓟビエイラ、ロハスを空三振⇒近本を三直⇒糸原を空三振。
{考察}
非常にプレッシャーが掛かる場面で登場したビエイラだったが、もはや無敵・無双状態の完璧な投球で三者凡退で討ち取りゲームセット。
——————————–

【勝負を分けたポイント】
8回表、一死三塁の場面で大城が決勝タイムリーを放った場面がやはり大きかった。
ぶっちゃけ大城は西に対して全くタイミングが合っていなかったので、2ストライク目のストレートを空振りした時点で「非常に拙い状況、最悪三振もありえる」と見ていたが、阪神バッテリーが勝負球に選択したボールは「外スラ」だった。
恐らく、このボールで見逃し三振を狙ったと思うが、阪神バッテリーの見込み(読み)はやや甘かった。
この打席、大城のバッティングアプローチを見ていたら、何とか当てようとする姿勢が垣間見えたので、逆に勝負球がボール気味の外角ストレートだったら、中途半端なスイングで手を出して三振していた可能性が高い。
しかし、そういう状況での外スラはバットに当てるには「それほど難しくないボール」だった。



【選手雑感】
☆高橋優貴☆
絶好調という印象は受けなかったが、メルセデスと同様に彼も平均点が高いので、高確率でゲームメイクする投手に成長している。
又、この日はいつもよりストライク先行の投球で、無駄球が殆どなかったことも素晴らしかった。
勿論、阪神打線の早打ちに助けられた側面はあるが、これだけ打者に対して攻め込んでいく投球が出来たことは、今後に向けて大きな自信になったと思う。
前半戦の山場と呼ばれるこの試合で、7回無失点の投球が出来るまで成長してくれたことを率直に評価したい。

☆亀井善行☆
8回裏の得点の口火となった二塁打は「ベテランここにあり」というバッティングだった。
多くの打者が相手の西の緩急自在の投球に苦しみ、なかなかタイミングが合っていなかったが、彼は最初の打席からそれほど崩されたスイングにはなっていなかった。
先頭打者としてこれ以上ない最高の仕事をしてくれた。

☆大江竜聖☆
原監督の慧眼には毎度驚かされる。
8回裏の登板は、左の佐藤だけのワンポイントだと思っていたが、梅野に対しても続投させて、結局三人目の中野まで投げさせ。大江も完璧な投球で見事に応えた。
ほぼ投げミスが無く、低めにキッチリ制球されていた。

☆ビエイラ☆
もはやデラロサの立場を完全に奪い取った。
わずか1年でこれほど制球力が上がった投手は過去に見た事が無い。
勿論、コースにビシビシ決まる訳ではないが、制球力アップはストレートのシュート回転(抜け球)が修正されたことも意味しているので、同じ160キロのストレートでも打者に与える威圧感は雲泥の差になっている。
それに加えてスライダーでもストライクが取れるようになってるので、今や絶対的守護神と言ってもさしつかえないと思う。
彼をここまで成長させた巨人の各投手コーチには賛辞の言葉しか浮かばない。



【総評】
それにしても最終回のビエイラの投球は素晴らしかった。
ぶっちゃけ「もうひと山あるかな?」と疑っていたが、彼の「鋼鉄のメンタル」はプレッシャーを感じているようには思えなかった。
ホント凄い。。。マシソンの覚醒当時も驚いたが、それ以上の驚きを感じながら今は彼のピッチングを楽しんでいる。
さて、これで前半の山場となった阪神との三連戦は2勝1敗で何とか終えることが出来た。
正直言って、監督、コーチ、選手達、そして我々ファンも「ほっと一息つきたいところ」ではあるが、火曜日からは僅差の3位で上位を伺っているヤクルトとの2連戦が待っている。
ここも非常に大事な試合なので、もうひと頑張り何とか連敗だけは避けて前半戦を終わって欲しい。。。

以上 敬称略
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