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読売ジャイアンツvs東京ヤクルトスワローズ 11回戦 観戦レポート 2021.7.13

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読売ジャイアンツvs東京ヤクルトスワローズ 11回戦 観戦レポート 2021.7.13

【試合結果】
ヤクルト 040 321 040 14 
巨  人 100 101 030 6
——————————–
巨人Ⓟサンチェス、桜井、田中豊、デラロサ、高梨=大城、岸田
ヤクⓅ奥川、石山、今野、星=古賀
——————————–
{勝}奥川 4勝2敗
{敗}サンチェス 5勝5敗
{S}
——————————–
{本}村上 25号(2回表ソロ) 、吉田大成 1号(2回表ソロ) 、サンタナ 6号(2回表ソロ) 、山田 25号(4回表3ラン) 、オスナ 8号(5回表ソロ) 、サンタナ 7号(5回表ソロ) 、村上 26号(8回表2ラン)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟサンチェス、塩見は中安⇒青木は中飛⇒山田を遊ゴロ併殺。
{考察}
先頭の塩見にいきなりヒットを打たれるが、後続を討ち取って無失点で終える。
立ち上がりのサンチェスはコース的には真ん中付近に投球が集まっていたが、高低が間違わなかったので何とか助かった。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、松原は左中二⇒坂本は三ゴロ⇒バッテリーエラーで三進⇒丸は左犠飛(得点1)、G1-S0⇒岡本は右安⇒ウィーラーは見三振。
{考察}
先頭の松原が二塁打を放つが、坂本がチャンスを拡げられず嫌なムードのなりかけたが、相手のバッテリーミスが生まれて一死三塁になる。
ここで丸がキッチリと犠牲フライを打って先取点を奪う。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟサンチェス、村上は右本(失点1)、G1-S1⇒オスナを中飛⇒吉田は右中本(失点1)、G1-S2⇒サンタナは左本(失点1)、G1-S3⇒古賀を捕邪飛⇒奥川は四球⇒塩見は中越適二(失点1)、G1-S4⇒青木を二ゴロ。
{考察}
サンチェスは相変わらずボールが真ん中付近に集まり、村上の同点弾をキッカケにヤクルト打線に火がついてしまう。
特にフォークが平凡な半速球にしか見えない落ち方なので、各打者にミスなく仕留められてしまっている。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、亀井は三邪飛⇒北村は見三振⇒大城は空三振。
{考察}
下位打線から始まったこの回は三者凡退。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ桜井、山田は四球⇒村上を左飛⇒オスナは三安⇒吉田を三直⇒サンタナは二ゴロ。
{考察}
二番手の桜井も、先頭の山田に対して簡単に四球を与えるなど、決して内容の良い投球ではないが、何とか無失点で抑える。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、廣岡は空三振⇒松原は左飛⇒坂本は空三振。
{考察}
何とか1点ずつでも早めに返しておきたい巨人打線だが、あえなく打者三人で攻撃を終えてしまう。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ桜井、古賀は三安打(セーフティーバント)⇒奥川は投犠打⇒塩見を空三振⇒青木は四球⇒山田は左中本(失点3)、G1-S7⇒村上は右飛。
{考察}
二死一二塁から山田に手痛い3ランを浴びる。
打たれたボールは内角寄りのシュートだが、その前のショートが完璧なボールだっただけに、山田には甘いボールに感じた可能性が高い。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、丸は右中二⇒岡本は左適安(得点1)、G2-S7⇒ウィーラーは三ゴロ併殺⇒亀井は二直。
{考察}
先頭の丸の二塁打、続く岡本のタイムリーで1点を返すが、ウィーラーのダブルプレーで流れが寸断してしまう。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ桜井、オスナに中本(失点1)、G2-S8⇒吉田は左飛⇒サンタナは右中本(失点1)、G2-S9⇒古賀を一ゴロ(ウィーラー好プレー)⇒奥川を見三振。
{考察}
この回も簡単に両外国人に一発を浴びる。
打たれた投手が第一の責任があるが、マスクを被っている大城も猛省しないといけない。
あまりにも簡単に一発を打たれ過ぎ。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、代打立岡は一ゴロ⇒大城は右飛⇒廣岡は三ゴロ。
{考察}
意気消沈の巨人打線は代打立岡をキッカケに何とか流れを変えたかったが、アッサリと三者凡退で終わる。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ田中豊、塩見は左線二⇒青木は右飛(二塁走者は三進)⇒山田は二ゴロ(湯浅好プレー、失点1)、G2-S10⇒村上を空三振。
{考察}
三番手の田中もボール先行の投球でアッサリと失点を許してしまう。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、松原は二安⇒松原は二盗成功⇒坂本は空三振⇒丸は中飛⇒岡本は中適安(得点1)、G3-S10⇒ウィーラーは見三振。
{考察}
先頭の松原のヒットと盗塁で無死二塁の状況を作り、岡本のタイムリーで1点を返す。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ田中、オスナは中飛⇒吉田を二ゴロ⇒サンタナを空三振。
{考察}
回跨ぎの田中だったが、この回は打者三人で抑える。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ石山、亀井は空三振⇒湯浅は右飛⇒岸田は空三振。
{考察}
二番手石山の対して三者凡退。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟデラロサ、古賀は死球⇒代打宮本を遊飛⇒塩見は中越二⇒青木は左中適二(失点2)、G3-S12⇒山田を遊ゴロ⇒村上は左中本(失点2)、G3-S14⇒オスナは中飛(丸の好プレー)。
{考察}
四番手のデラロサもボールが真ん中高めに集まり、ヤクルト打線に長打を浴びてしまう。
特に右打者へのスライダーが肩口から曲がるので、強振するには絶好球になっていた。
恐らくこの状況でのデラロサ投入の首脳陣の意図は「守護神の座をビエイラに奪われたデラロサへの奮起を促す」だったと思うが、デラロサ本人がそれをどこまで感じ取っていたかは分からない。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ今野、代打重信は左安⇒松原は四球⇒坂本は見三振⇒丸は右適安(得点1)、G4-S14⇒岡本は空三振⇒ウィーラーは右安(得点2)、G6-S14⇒亀井は空三振。
{考察}
三番手の今野に対して、先頭の重信のヒットを口火に、丸とウィーラーのタイムリーで3点を返す。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟ高梨、吉田を空三振⇒渡邉を二飛⇒古賀は四球⇒宮本は左飛。
{考察}
五番手の高梨は二死から四球を与えるが無失点で終える。

☆9回裏☆
{経過}
Ⓟ星、湯浅は投ゴロ⇒岸田は右飛⇒重信は空三振。
{考察}
最終回は四番手の星にねじ伏せられてゲームセット。
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【勝負を分けたポイント】
2回表の3発3失点は強烈だったが、試合の流れ的には二死からの塩見のタイムリー(4点目)が非常に痛かった。
兎に角、この失点は取られ方が最悪で、投手の奥川に対しての四球と、続く塩見の長打の長打による失点なのでダメージは大きかった。



【選手雑感】
☆サンチェス☆
彼に対しては既に何度も失望している(同じことを繰り返している)ので、この結果を淡々と受け止めている。
現状、他のGローテ投手と比べて「悪いなり」の投球が出来ないし、この試合のように簡単に一発を打たれるのでキツイ。
調子が良い時は味方の援護の有る無し関係なく6~7回程度まで頑張ってくれるが、調子が悪い時はメンタルコントロールが出来なくなって自滅するケースが多い。
厳しい言い方をするなら「10勝するなら10敗する投手」なので、高年棒(2年契約・年棒3億4000万)には全く見合わない。
まあ、Aクラスを目標にしているチームなら貴重なローテ投手かもしれないが、優勝・日本一を本気で狙っている巨人が来季も契約更新するなら、先発の5~6番手で年棒8000万程度を許容することを最低条件で、コロナ禍で難しい状況だが新外国人次第ではリリースやむなしだろう。
もしくは、思い切った配置転換を受け入れ、リリーフに活路を見出すか。。。
いずれにしても、こんな大事な試合で早々に交代を余儀なくされる外国人ローテ投手はチームにとっては本当にキツイ。



【総評】
初対戦の奥川に対して坂本とウィーラーが全くタイミングが合っていなかったので、打線に繋がりが生まれなかった。
まあ、それよりもTwitterで懸念していた事(サンチェスの立ち上がり)が現実になった事が全てだった。
競った展開になれば、奥川にもっとプレッシャーを与えられたはずで、全く違う展開になっていたと思う。
これで明日も負けてしまうと、いよいよ本格的に後半戦は三つ巴で勝負することになる。
筆者はかねてから阪神との一騎打ちなら巨人有利、三つ巴なら阪神有利という考えを持っているが、それは今でも変わらない。
ではヤクルトはどうなのか?
ヤクルトが優勝するには、巨人と阪神のどちらに対しても後半戦は五分以上の戦いが求められる。
前半戦は両チームに負け越してきた(特に対阪神には分が悪い)ので、容易なことではないが、ここを乗り越えれば可能性は十分にあると思う。
そういう意味で、ヤクルトにとっても明日の試合は非常に大事で、巨人も三つ巴を避ける意味でも明日は大事な試合になる。

以上 敬称略
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