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読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 20回戦 観戦レポート 2021.9.15

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読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 20回戦 観戦レポート 2021.9.15

【試合結果】
DeNA 300 001 010 6
巨  人 000 201 013 7
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巨人Ⓟ戸郷⇒畠⇒デラロサ、大城、岸田
DeⓅ大貫⇒伊勢⇒エスコバー⇒山﨑⇒三嶋、伊藤光、山本
——————————–
{勝}デラロサ (1勝0敗7S)
{敗}三嶋 (1勝5敗21S)
{S}
——————————–
{本}牧 18号(6回表ソロ) 、 オースティン 26号(8回表ソロ)、 坂本 (4回裏2ラン) 、 坂本 15号(6回裏ソロ) 、 岡本和 37号(8回裏ソロ)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、桑原を空三振⇒柴田は右線二⇒佐野は四球⇒オースティンを空三振⇒宮﨑を四球⇒ソトは押し出し四球(失点1)⇒牧は左適安(失点2)⇒伊藤を遊ゴロ。
{考察}
1点先制されることを極端に嫌がって四球を連発し、結局大量失点されるという最悪のパターン。
巨人バッテリーは二人だけで野球をやってしまっていた。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ大貫、吉川は二ゴロ⇒松原は二ゴロ⇒坂本は空三振。
{考察}
立ち上がりの大貫はボールが抜け気味で決して良い状態ではなかったが、巨人打線はアッサリと三者凡退。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、大貫は四球⇒桑原を遊ゴロ併殺⇒柴田を左飛。
{考察}
先頭の大貫に対して理解不能の四球を与えてしまい、周囲を呆れさせてしまうが、桑原を併殺打に討ち取って難を逃れる。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ大貫、岡本は二ゴロ⇒亀井は中飛⇒中島は見三振。
{考察}
この回はアッサリと三者凡退。
大貫はまだまだボールが浮いているが、コースミスは少ない。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、佐野は左飛⇒オースティンを見三振⇒宮﨑は四球⇒ソトを三ゴロ。
{考察}
二死から宮﨑に四球を与えるが、ソトを討ち取り無失点で終える。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ大貫、ハイネマンは遊ゴロ⇒大城は空三振⇒戸郷は右安⇒吉川は一ゴロ。
{考察}
二死から戸郷にヒットが生まれるが、吉川が倒れて無得点。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、牧は左線二⇒伊藤は左安⇒大貫は一犠打⇒桑原を一飛⇒柴田を二ゴロ。
{考察}
ここで失点してしまうと敗色濃厚となったが、何とか戸郷が踏ん張り無失点で終える。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ大貫、松原は中安⇒坂本は中越本(得点2)、G2-B3⇒岡本は左安⇒亀井は三ゴロ(併殺崩れ)⇒中島は三ゴロ併殺。
{考察}
松原ヒットの後に坂本の2ランで1点差に迫る。
続く岡本にもヒットが生まれ、一気呵成のムードになるが、ベテラン二人が凡打に終わって追加点ならず。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、佐野を右飛(ハイネマン好プレー)⇒オースティンを中飛⇒宮﨑を中飛。
{考察}
佐野、オースティンには甘いボールを投じてしまったが、味方の好守と相手の打ち損じに助けられてクリーンナップを三者凡退。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ大貫、ハイネマンは死球⇒大城は四球⇒戸郷は投犠打⇒吉川は空三振⇒松原は中飛。
{考察}
相手に貰ったチャンスを戸郷の犠打で二三塁にするが、吉川と松原にあと一本が出ずに無得点。
特に吉川は気持ちばかりが先行して落ちるボールに手を出してしまっていた。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、ソトを遊直(坂本好プレー)⇒牧は中本(失点1)、G2-B4⇒伊藤を中飛⇒
{考察}
試合の流れからして、味方の拙攻後のこの回は絶対に抑えねばならなかったが、牧に手痛い一発を打たれてしまう。
打った牧を褒めるべきだが、戸郷のボールは真ん中低めにシュート回転した平凡なストレートだった。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ大貫、坂本は右本(得点1)、G3-B4⇒岡本は遊ゴロ⇒亀井は右安⇒代打丸、投手交代Ⓟ伊勢、丸は空三振⇒ハイネマンは三ゴロ
{考察}
先頭の坂本に二打席連続となる一発で再び1点差となる。
更に一死から亀井にヒットが生まれるが、代打丸という勝負手が不発に終わってチャンスを拡げられなかった。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、桑原を空三振⇒柴田を右飛⇒佐野を一ゴロ。
{考察}
既に球数が100球を大きく超えた戸郷だったが、上位打線を三者凡退で封じる。

★7回裏★
{経過}
Ⓟエスコバー、大城は四球(代走増田大)⇒代打岸田は捕邪飛(犠打失敗)⇒二盗成功⇒吉川は中飛⇒松原は遊飛。
{考察}
先頭の大城の死球と、代走増田大の二盗で一死二塁のチャンスを作るが、吉川と松原にここもあと一本が生まれず無得点。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ畠、オースティンは右本(失点1)、G3-B5⇒⇒宮﨑は三ゴロ⇒ソトを中飛⇒牧を遊飛。
{考察}
畠、岸田のバッテリーは、先頭のオースティンに対して変化球攻めでカウントを悪くした後、最後は見え見えの外角ストレートを狙い打たれて再び手痛い一発を浴びてしまう。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ山﨑、坂本は中飛⇒岡本は左本(得点1)、G4-B5⇒亀井は右飛⇒立岡は遊直。
{考察}
不調の波に飲み込まれつつあった岡本が、山﨑の失投を捉えて一発を放ち、再び1点差に迫る。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟデラロサ、代打神里を見三振⇒代打楠本は右線二⇒桑原は遊安⇒柴田は一ゴロ野戦(失点1)、G4-B6⇒佐野は四球(代走関根)⇒オースティンを空三振⇒宮﨑を右飛(ハイネマン好プレー)
{考察}
三番手のデラロサは、一死から楠本の二塁打と桑原の遊安で一三塁の大ピンチを迎えてしまう。
この場面で柴田に高いバウンドの一ゴロを打たれて手痛い失点をまたも許してしまう。
しかし、更なる失点はハイネマンの好プレーにも助けられてギリギリ防いだ。

☆9回裏☆
{経過}
Ⓟ三嶋、ハイネマンは中安⇒若林は三邪飛(宮﨑好プレー)⇒ウィーラーは四球⇒代打八百板は中適安(得点1)、G5-B6⇒松原は右安⇒坂本は左適安(得点1)、G6-B6⇒岡本は左犠飛(得点1)でサヨナラ勝利!!
{考察}
このサヨナラ劇は、各打者が自分の役割を忘れず、それに徹した事で生まれたモノだった。
先頭のハイネマンは出塁だけを意識してセンター返しの見事なバッティングアプローチ、ウィーラーは打ち気を抑えながら何とか次に繋げるという気持ちで四球を選び、八百板もはハイネマンと同じく好球必打でセンター返し、そして何と言っても大きかったのは松原が追い込まれながらも低めのフォークに食らいつき、ヒットで繋いだことでサヨナラの道筋が大きく開けた。
こうなると坂本は当たり前のように同点打を放ち、岡本もサヨナラ犠飛を放って勝利をもぎ取った。
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【勝負を分けたポイント】
前段で書いた通り、松原の繋ぎのヒットが非常に大きかった。
追い込まれ方が非常に拙かったので、三振を覚悟したが、勝負球のフォークを何とか食らいついて右前に運んだ。
これで更に球場のボルテージは上がり、あとはチームの主役であるキャプテンと若大将が決めるだけとなった。



【選手雑感】
☆戸郷翔征☆
確かに初回を除けば、十分に合格点かもしれない。
しかし、大きくリードされてから抑えても、その評価は残念ながら半減する。
彼が打たれるパターンは毎度同じで、スライダーが抜けたケース、ストレートがショート回転して真ん中に入ったケース。
大まかに言えば、この2パターンが多い。
対戦が少ない時は、相手打者はこの失投を見送っていたが、もう何度も対戦して傾向がハッキリ出てしまっているので、前述のボールが必ず来ると信じて打席に立っていると思う。
そうなれば相手はなかなかミスショットしてくれない。
来年以降も、もっとスライダーの精度を上げ、ストレートのシュート回転癖を修正しないと同じミスを繰り返すことになるだろう。

☆坂本勇人☆
ようやくバッティングに間を感じるようになった。
ここ最近は下半身の粘りがなく上体でスイングしていたので「衝突の形」又は「拾う形」でしか、ヒットを打てなかったが、ようやく自分のタイミング、そして手元までボールを呼び込む形が少しづつ見られるようになった。
つまり、ボールを捉える瞬間に最大のパワーを感じるスイングが増えてきたということ。
ぶっちゃけ、下半身は相当疲れていると思うので、これからも全盛期のバッティングは望めないかもしれないが、とりあえず、現状のコンディションの中では最も理にかなったバッティングは掴んだかもしれない。



【総評】
久しぶりに投手陣の失敗を野手陣全員でカバーしての勝利だった。
こういう勝利を我々ファンは待っていた。
強かった時の原野球は、途中出場した選手が自分の長所を活かして勝利に繋げることが出来ていたが、それが後半戦は全く影を潜めてしまっていた。
普段ベンチを温めていることが多い選手が活躍すると、チームに有形無形の相乗効果が生まれる事は、この二連覇で実証されている。
勿論、最終的には主軸のサカマルオカのトリオが頑張ってくれないと優勝は難しいが、彼らが調子落ちした時に問われるのが、チームの総合力、つまり控え選手がでれだけカバーできるか?ということ。
八百板がタイムリーを放った時の球場の盛り上がり、ベンチの盛り上がり、こういう空気感が最近の巨人には殆どなかった。
ようやく、反抗へのキッカケは生まれたので、これを週末のヤクルト・阪神との大決戦に繋げて欲しい。

以上 敬称略
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