読売ジャイアンツvs東京ヤクルトスワローズ 18戦 観戦レポート 2021.9.17
【試合結果】
ヤクルト 010 210 040 8
巨 人 100 000 001 2
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巨人Ⓟ髙橋⇒田中豊⇒戸根⇒鍵谷、大城、小林
ヤクⓅ奥川⇒田口⇒大下、中村、嶋
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{勝}奥川 (7勝3敗0S)
{敗}髙橋 (10勝5敗0S)
{S}
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{本}サンタナ 12号(4回表2ラン) 、 山田 28号(5回表ソロ) 、 塩見 11号(8回表満塁)、 松原 10号(9回裏ソロ)
【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ髙橋、塩見を左飛⇒青木を遊ゴロ⇒山田を二飛。
{考察}
立ち上がりの髙橋は塩見に対してはフルスイングを許してしまうが、それでもしっかりと球威で詰まらせる。
青木と山田に対しては、同じくストレートで完全に詰まらせる上々の内容。
各打者の懐を果敢に攻めていた。
★1回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、吉川は右安⇒バッテリーミスで二進⇒松原は死球⇒坂本は左適安(得点1)、G1-S0⇒岡本は投ゴロ併殺⇒亀井は空三振。
{考察}
吉川のヒットを皮切りに、バッテリーミスと死球でチャンスを拡げ、ここで坂本がタイムリーを放つ。
しかし、続く岡本が併殺に倒れ、亀井も凡退してビッグイニングのチャンスを1点のみで終えてしまう。
☆2回表☆
{経過}
Ⓟ髙橋、村上は四球⇒オスナは左安⇒中村を空三振(犠打失敗)⇒サンタナは四球⇒西浦は左犠飛(失点1)、G1-S1⇒奥川を空三振。
)
{考察}
先頭の村上への四球でリズムを崩した髙橋は、オスナにヒット、サンタナには四球を与えてピンチを招く。
ここで西浦に犠飛を許して同点にされる。
★2回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、ハイネマンは遊ゴロ⇒ウィーラーは空三振⇒大城を遊飛。
{考察}
初回の大ピンチを最少失点で切り抜け、落ち着きを取り戻した奥川に対して、下位打線が三者凡退で封じられる。
☆3回表☆
{経過}
Ⓟ髙橋、塩見は四球⇒青木は遊飛⇒山田は中安(エンドランで一三塁)⇒村上を空三振⇒オスナを空三振。
{考察}
塩見の四球と山田のヒットで一死一三塁のピンチを招くが、村上とオスナを三振に討ち取る。
髙橋は先頭打者への四球が非常に勿体ない。
★3回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、先頭の髙橋が中安⇒吉川は投ゴロ(併殺崩れ)⇒松原は遊飛⇒坂本は空三振。
{考察}
先頭の髙橋がヒットで出塁して上位打線に繋げるが、そこからチャンスを拡げられず無得点。
☆4回表☆
{経過}
Ⓟ髙橋、中村は左安⇒サンタナは左本(失点2)⇒西浦は三ゴロ⇒奥川は一ゴロ⇒塩見は中安⇒青木を一ゴロ。
{考察}
先頭の中村に初球のストレートを捉えられた髙橋は、サンタナにボール先行からストライクを取りにいったスライダーを仕留められてしまう。
★4回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、岡本は中安⇒亀井も中安⇒ハイネマンは遊ゴロ併殺⇒ウィーラーは二ゴロ。
{考察}
岡本、亀井の連打で無死一二塁のチャンスを作るが、ハイネマンが最悪の併殺打。
更にウィーラーも倒れてチャンスを潰してしまう。
☆5回表☆
{経過}
Ⓟ田中豊、山田に左本(失点1)、G1-S4⇒村上は四球⇒オスナは二飛⇒二盗失敗⇒中村は見三振。
{考察}
先頭の山田に対して初球のストレートを仕留められてしまい、リードを3点に拡げられてしまう。
一昨日と同じで、田中~大城のバッテリーはあまりにも不用意だった。
★5回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、大城は一ゴロ⇒立岡は右飛⇒吉川は一ゴロ。
{考察}
何とか1点でも返しておきたい巨人打線だったが、あえなく三者凡退。
☆6回表☆
{経過}
Ⓟ戸根、サンタナは四球⇒西浦を空三振⇒奥川は一犠打⇒塩見は四球⇒青木を二ゴロ。
{考察}
戸根は相変わらずの結果オーライ投球。
二つの四球で二死一二塁のピンチを招くが、当たっていない青木を討ち取り無失点で切る抜ける。
こうも簡単に四球を与えると、守っている野手の士気が上がってこない。
★6回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、松原は左飛⇒坂本は中飛⇒岡本は空三振。
{考察}
何とか反撃したい巨人打線だったが、上位打線でチャンスすら作れず。
☆7回表☆
{経過}
Ⓟ古川、山田は四球⇒村上を左飛⇒オスナを右飛⇒一塁走者牽制死。
{考察}
三番手の古川は先頭の山田に四球を与えるが、後続を何とか討ち取り無失点。
★7回裏★
{経過}
Ⓟ奥川、亀井は見三振⇒ハイネマンは二飛⇒丸は一ゴロ。
{考察}
この回も巨人打線は奥川に完全に封じ込まれてしまう。
☆8回表☆
{経過}
Ⓟ古川、中村は左安⇒サンタナは四球(代走渡邉)⇒西浦は一犠打⇒代打川端は申告敬遠⇒塩見は右中本(失点4)、G1-S8⇒青木は死球(代走山﨑)⇒山田は左安⇒村上は二ゴロ併殺。
{考察}
イニング跨ぎの古川は相変わらず変化球の精度が低い。
こうなってしまうと、相手にストレート一本で待たれて痛打を浴びてしまう。
塩見のグランドスラムもまさにそれだった。
★8回裏★
{経過}
Ⓟ田口、小林は空三振⇒北村は左飛⇒吉川は空三振。
{考察}
二番手の田口に対しても打線は振るわず三者凡退。
☆9回表☆
{経過}
Ⓟ鍵谷、オスナを一ゴロ⇒中村を投ゴロ⇒渡邉を中飛。
{考察}
五番手の鍵谷は下位打線を三者凡退で抑える。
☆9回裏☆
{経過}
Ⓟ大下、松原は右本(得点1)、G2-S8⇒坂本は四球⇒岡本は三ゴロ⇒亀井は中飛⇒ハイネマンは三ゴロ。
{考察}
先頭の松原が自身初の二桁本塁打となるソロ弾を放つも反撃はそこで終わり、ゲームセット。
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【勝負を分けたポイント】
4回表、無死一塁でのサンタナの2ランがあまりにも痛かった。
巨人バッテリーは一発を怖がってボール先行にしてしまい、不利なカウントになってストライクを取りに行って一発を浴びてしまう。
ぶっちゃけ、巨人バッテリーは考え方が甘すぎる。
カウント3-1でスライダーを真ん中に投げるなら、その前の若いカウントで最低1球でも懐に突っ込んで行かないと厳しい。
この打席では全て真ん中から外にボールを集めていたので、外から曲がってくるスライダー系を待たれていたら一発を浴びる危険性がかなり高い。
【選手雑感】
☆髙橋優貴☆
相変わらず無駄な四球、ボール先行のケースが多くなって、自分で投球を窮屈にしてしまっていた。
これだけ相手各打者の最初の打席でボールを多く見せてしまうと、二打席目以降はどうしても手詰まりになって更に討ち取ることが難しくなってくる。
二桁勝利は高く評価すべきだが、今のままでは間違いなく来季は頭打ちになるだろう。
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【総評】
これだけ四球を簡単に出してしまう投手陣ではゲームメイクできない。
勿論、第一の責任は各投手にあるが、twitterで指摘したように、やはり今日に関しては大城の配球にも問題があったと言わざるをえない場面が少なからずあった。
又、相手に序盤でリードを許すケースが多くなると、打線全体に焦りが生じてなかなか各打者の状態が上がってこない。
う~~ん。。今日の敗戦は痛い。。。
認めたくはないが、本音を言うと。。。現状、投打ともにヤクルトと巨人には力の差を感じてしまった。
今日の奥川は、前回の阪神戦と比べると決して良いとは思わなかったが、それでも巨人打線はねじ伏せられてしまった。
一方で、髙橋は打たれるべくして打たれてしまっていた。。。。
はぁぁぁ~~。。今年は東京ヤクルトスワローズが逆転優勝するかもしれない。。。
高津監督のマネジメント力はなかなかのモノ。
苦しい台所事情でも、決して投手陣に無理強いさせずに中6日以上の間隔をキッチリ守り、ここにきて若い高橋奎と奥川という左右の二枚看板が台頭してきた。
そして打線では筆者がヤクルト躍進のキープレーヤーとして挙げていた塩見を一本立ちさせて、近年は躍動感に欠けていた打線をグレードアップさせている。
現状、三強の中では最も投打のバランスは良い。
P.S
今日の試合に関しては各打者の技術的雑感はさすがにしんどい。。。
丸佳浩の問題点など、書きたいことはあるにはあるが、どうにも辛くて筆が進まない。。。。
ご要望があったにも関わらず申し訳ない。。。
以上 敬称略
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