読売ジャイアンツvs阪神タイガース 21回戦 観戦レポート 2021.9.25
【試合結果】
阪神 000 000 120 3
巨人 000 000 000 0
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巨人Ⓟ⇒菅野⇒デラロサ⇒高梨、小林、岸田
阪神Ⓟ⇒髙橋、梅野
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{勝}髙橋 (2勝1敗0S)
{敗}菅野 (5勝7敗0S)
{S}
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{本}糸原 2号(7回表ソロ)
【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ菅野、近本は左中二⇒中野は捕邪飛(犠打失敗)⇒マルテを中飛⇒大山を二ゴロ(吉川好プレー)
{考察}
先頭の近本に二塁打を打たれるが、中野の犠打失敗に助けられ、マルテと大山を何とか抑えて初回を終える。
立ち上がりの菅野は、ストレートの球威は感じるが、やや抜け気味で真ん中に集まっていたのが気がかり。
★1回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、吉川は二ゴロ⇒松原は見三振⇒坂本は空三振。
{考察}
先取点を是が非でも欲しい巨人打線だったが、髙橋の快投の前に三者凡退。
☆2回表☆
{経過}
Ⓟ菅野、糸原を二ゴロ(吉川好プレー)⇒サンズを一飛⇒佐藤は四球⇒梅野を右飛、
{考察}
糸原とサンズを簡単に討ち取るが、佐藤には一発警戒で慎重になり四球を与えてしまう。
しかし、梅野を簡単に右飛に討ち取って無失点。
菅野は初回よりも内容は良くなったが、まだ抜け球が散見される。
★2回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、岡本は三ゴロ⇒糸原は二ゴロ⇒丸は左安⇒中田は空三振。
{考察}
二死から丸がクリーンヒットを放つが、中田が倒れて無得点。
髙橋はキレの良いボールが低めに集まっているので、攻略はかなり難しそう。
☆3回表☆
{経過}
Ⓟ菅野、髙橋を二飛⇒近本は遊飛(坂本好プレー)⇒中野は遊二(三塁後方のポテンヒットで打球処理の間に二塁進塁)⇒マルテを中飛。
{考察}
二死からアンラッキーな二塁打を打たれるが、マルテを詰まらせた中飛に討ち取り無失点。
徐々に菅野のストレートは指のかかりが良くなって、スピンの効いた球質に変わってきている。
★3回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、小林は見三振⇒菅野は空三振⇒吉川も空三振。
{考察}
この回も髙橋に完璧な投球をされてしまい三者連続三振、前の回を合わせると四者連続三振。
☆4回表☆
{経過}
Ⓟ菅野、大山を二ゴロ⇒糸原を遊ゴロ(坂本好プレー)⇒サンズを左飛。
{考察}
最後のサンズに対しては内角を狙ったツーシームがやや甘くなってヒヤッとするが、キッチリと三者凡退で抑える。
この回は右打者の懐へのツーシームを意識付けさせていた。
★4回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、松原は空三振⇒坂本も空三振⇒岡本は四球⇒ウィーラーは右飛。
{考察}
二死から岡本が四球で出塁するが、ウィーラーが倒れて無得点。
ここまで髙橋から得点を奪いそうな雰囲気を微塵も感じない。
☆5回表☆
{経過}
Ⓟ菅野、佐藤を空三振⇒梅野を空三振⇒髙橋も空三振。
{考察}
下位打線相手にこちらも三者連続三振で抑える。
この回の菅野は勝負球で使ったフォークが完璧な精度だった。
★5回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、丸は見三振⇒中田は二飛⇒小林は遊ゴロ。
{考察}
この回も全く付け入る隙なく三者凡退。
☆6回表☆
{経過}
Ⓟ菅野、近本は見三振⇒中野を捕ゴロ⇒マルテを空三振。
{考察}
三廻り目のこの回は、近本にはベストピッチで三振を奪い、後続もキッチリと抑えて無失点。
最後のマルテに対しては逆球が少なくなかったが、それまでに内角を突いていたことが効いていた。
★6回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、菅野は見三振⇒吉川は二ゴロ⇒松原は左飛。
{考察}
この回も髙橋の前に三者凡退。
吉川、松原ともに髙橋からヒットを打てそうなバッティングになっていない。
☆7回表☆
{経過}
Ⓟ菅野、大山を空三振⇒糸原は右本(失点1)、G0-T1⇒サンズは左飛⇒佐藤を二ゴロ。
{考察}
大山を簡単に討ち取り、糸原も狙い通りに追い込んだ後、外角の出し入れで勝負していたが粘られてしまい、裏を突いた内角ストレートを捉えられてしまう。
投げたボール自体はコースにそこそこ決まっていたので、これはバッテリーを攻める事は出来ない。
★7回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、坂本は右安⇒岡本は三ゴロ(併殺崩れ)⇒ウィーラーも三ゴロ(二塁封殺)⇒丸は左邪飛。
{考察}
先頭の坂本がテキサスヒットを放つが、後続でチャンスを拡げられず無得点。
☆8回表☆
{経過}
Ⓟ菅野、梅野は遊ゴロ⇒髙橋は左安⇒近本は右越二⇒中野は左中適二(失点2)、G0-T3、投手交代Ⓟデラロサ、マルテを一邪飛⇒中野は三盗成功⇒大山を空三振。
{考察}
一死から髙橋にヒットを打たれてやや意気消沈した菅野は、続く近本、中野に連続二塁打を打たれて手痛い追加点を奪われてしまう。
ここ最近、かなり登板間隔が詰まっていた菅野は、球数が100球を超えた辺りからボールのキレが半減していた。
★8回裏★
{経過}
Ⓟ高梨、中田は遊失⇒代打北村は空三振⇒代打若林も空三振⇒代打中島は中飛。
{考察}
先頭の中田が相手のエラーで出塁するが、代打攻勢も不発に終わって無得点。
☆9回表☆
{経過}
Ⓟ高梨、糸原を三ゴロ⇒島田を見三振⇒佐藤を見三振。
{考察}
三番手の髙橋は、下位打線を三者凡退で片づける。
☆9回裏☆
{経過}
Ⓟ髙橋、松原は二安⇒坂本は三襲安(捕球出来ず)⇒岡本は一飛⇒ウィーラーは右安⇒丸は空三振⇒代打亀井は右飛。
{考察}
ウィーラーのヒットの際の二塁走者松原の打球判断ミスが致命的だった。
このヒットで松原が三塁に止まらずにホームに還っていれば、恐らく一塁走者の坂本も三塁まで進んで一三塁の形になり、相手の守備体系も大きく変わってプレッシャーが増したと思う。
そして、髙橋もプロ初完封を逃して少なからず気落ちしていた筈で、この後の投球に変化が生まれたかもしれなかった。
結局、一死満塁になって丸と亀井が倒れて完封負けを喫してしまった。
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【勝負を分けたポイント】
髙橋のピッチング内容を考えると、ただでさえ7回の1点は痛すぎる失点だったが、8回の2失点でまさにジエンド。
菅野は高橋のヒットが非常に痛かった。
現状、絶好調の近本を抑えることはかなり難しいので、彼の前に走者を出したことが致命傷に繋がってしまった。
【選手雑感】
☆菅野智之☆
序盤から150キロ越え連発でかなり飛ばしていたと思う。
立ち上がりは全体的にボールが高めに浮き、ストレート、スライダー系ともに逆球が少なくなかったが、序盤のピンチを凌ぎ、そして髙橋の好投にも触発されて回を追う毎に内容が良くなっていた。
7回に一発を浴び、球数が100球を超えた8回には力尽きてしまったが、個人的には彼を責める気にはなれない。
【総評】
こう言っては元も子もないが、今日の髙橋に関しては「お手上げ」だった。
最終回も満塁のチャンスを作りはしたが、まともなヒットは皆無だった。
この内容なら、恐らく、セパ通じてどのチームと対戦しても完封されていた可能性が高い。
この試合、巨人が勝つには菅野が試合終盤まで無失点で抑え、髙橋降板後の二番手投手から得点を奪うしか方法はなかった。
そう断言しても良いくらいこの試合の髙橋は素晴らしかった。
それにしても。。。う~~ん。。。痛い。。。
この敗戦で巨人は一歩後退どころか三歩後退といえる状況になった。
今日はホント辛い。。。これ以上は辛くて筆が進まない。。。泣
以上 敬称略
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