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読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 22回戦 観戦レポート 2021.10.2

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読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 22回戦 観戦レポート 2021.10.2

【試合結果】
DeNA 002 200 000 4
巨  人 112 010 00X 5
——————————–
巨人Ⓟ畠⇒田中豊⇒高木⇒中川⇒デラロサ⇒ビエイラ、小林
DeⓅ京山⇒櫻井⇒三上⇒ピープルズ⇒平田、戸柱
——————————–
{勝}高木 (1勝0敗0S)
{敗}櫻井 (0勝1敗0S)
{S}ビエイラ (0勝1敗18S)
——————————–
{本}亀井 3号(2回裏ソロ)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ畠、楠本を遊ゴロ⇒佐野を空三振⇒牧を空三振
{考察}
山口が故障で登板回避した為、急遽先発のマウンドに立った畠は、文句のつけようがない完璧な立ち上がり。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ京山、松原が左安⇒二盗成功⇒若林は一ゴロ(犠打成功)⇒坂本は中犠飛(得点1)、G1-B0⇒岡本は右飛。
{考察}
先頭の松原がヒットを放ち、すかさず二盗を決め、それを若林が犠打で三塁に進め、坂本がキッチリ犠牲フライを放って先取点を奪う。
立ち上がりの京山はボールこそ走っているが、全体的に高めに集まっている。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ畠、オースティンは四球⇒宮﨑を遊ゴロ併殺⇒ソトを二ゴロ。
{考察}
先制してもらった畠は、慎重さが災いして先頭のオースティンにストレートの四球を与えてしまうが、宮﨑に対しては外のスライダーを引っかけさせて併殺に討ち取る。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ京山、亀井は右本(得点1)、G2-B0⇒大城は遊飛⇒丸は中飛⇒小林は三ゴロ
{考察}
先頭の亀井がバッティングカウントで、やや甘くなったスライダーを完璧に捉えてポール直撃のソロ弾。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ畠、柴田を中飛⇒戸柱は右越安⇒京山は三振(スリーバント失敗)⇒楠本は右中二⇒佐野は左適安(失点2)⇒牧は中飛。
{考察}
初回から飛ばしまくっていた畠だったが、この回は先頭の柴田に対してから明らかに球威が落ちてしまっていた。
二死から佐野に同点タイムリーを許してしまう。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ京山、代打北村は右安⇒松原は左安⇒若林は投ゴロ(犠打失敗、三塁封殺)⇒坂本は左線適二(得点1)、G3-B2⇒岡本は四球、投手交代Ⓟ櫻井、亀井は二ゴロ(得点1、二三塁)⇒大城は空三振。
{考察}
北村、松原の連続ヒットでチャンスを作るが、若林が犠打を失敗して嫌な流れになりかける。
しかし、ここで坂本が若林のミスをカバーするタイムリー二塁打を放つ。
尚、坂本はこの二塁打で史上最年少の400二塁打を達成する。
更に満塁の場面で、亀井の二塁ゴロの間による1点を追加する。
ここも亀井は最高のバッティングアプローチだった。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ田中豊、オースティンは四球⇒宮﨑は左線二、投手交代Ⓟ高木、ソトを一ゴロ(失点1、大城ファンブル)⇒柴田を一ゴロ⇒戸柱は右安(失点1)、G4-B4⇒櫻井は右安⇒楠本は四球⇒佐野を二ゴロ。
{考察}
二番手の田中が大誤算(というか十分予測出来たが。。)だった。
1アウトも奪えず二三塁の状況を作って三番手の高木にスイッチする。
その高木は二死から戸柱に痛恨の同点タイムリーを許してしまう。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ櫻井、丸は空三振⇒小林は遊ゴロ⇒高木は空三振
{考察}
下位打線から快音が生まれず三者凡退。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ高木、牧を右飛⇒オースティンを三ゴロ⇒宮﨑を空三振。
{考察}
イニング跨ぎとなった高木は、クリーンアップをベストピッチで三者凡退に討ち取る。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ櫻井、松原は四球⇒バッテリーミスで一気に三進⇒若林は四球、投手交代Ⓟ三上、坂本は右犠飛(得点1)、G5-B4⇒岡本は三邪飛⇒亀井は空三振。
{考察}
先頭の松原がまたも出塁し、相手のバッテリーミスが重なって無死一三塁の大チャンスを迎える。
ここで坂本が犠飛を放つが、残念ながらこの回も一気に畳みかける攻撃には至らなかった。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ高梨、ソトを空三振⇒柴田は四球⇒戸柱は右安⇒代打大和を三ゴロ併殺。
{考察}
一死から柴田に四球、戸柱には右安を打たれるが、代打柴田を三ゴロ併殺に討ち取る。
戸柱のバッティングの状態が非常に良い。

★6回裏★
{経過}
Ⓟピープルズ、大城は見三振⇒丸は遊ゴロ⇒小林は二ゴロ。
{考察}
四番手のピープルズに対して下位打線が三者凡退。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ中川、楠本を遊ゴロ⇒佐野を左飛⇒牧は右安⇒オースティンを空三振。
{考察}
二死から牧にヒットを打たれるが、オースティンを内角低めに流れるスライダーで三振を奪う。
中川は

★7回裏★
{経過}
Ⓟピープルズ、代打重信は空三振⇒松原は遊ゴロ⇒若林は右安⇒坂本は空三振。
{考察}
二死から若林がヒットを放つが、坂本はタイミングが合わずに空三振。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟデラロサ、宮﨑を遊ゴロ⇒代打神里は中安⇒二盗失敗(エンドラン空振り?)⇒柴田は中二⇒戸柱を一ゴロ。
{考察}
一死から俊足の神里にヒットを打たれるが、ここで小林が二盗を阻止する。
しかし、柴田のセンター前の小フライを丸がダイビングキャッチを試みるが捕れずに二死二塁の状況を招いてしまう。
それでもデラロサは当たっている戸柱を一ゴロに討ち取る。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ平田、岡本は四球(代走増田大)⇒二盗失敗⇒亀井は空三振⇒大城は二ゴロ。
{考察}
先頭の岡本が四球で出塁し、すかさず代走増田大を送るが、二盗失敗でチャンスを潰してしまう。
増田大は持ち前のスタートの良さが影を潜めている。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟビエイラ、代打関根を空三振⇒楠本を左飛⇒佐野を空三振。
{考察}
1点差という厳しい状況での登板となったビエイラだが、ほぼ完璧な投球内容で三者凡退締め、ゲームセット。
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【勝負を分けたポイント】
この試合は最後まで全く読めなかった。
巨人側の8回裏の拙攻がなければ、8回表のピンチをデラロサが凌いだことで、そのまま終わる可能性が大きかったが、結局、最後の佐野を討ち取るまでは全く予断を許せなかった。
まあ、強いて言えば、9回表先頭の関根がボール球に手を出して三振した場面か?



【選手雑感】
☆岡本和真☆
この三連戦の前からその傾向は如実に表れていたが、ベイスターズ投手陣の度重なる内角攻めで、そこを過剰に意識するあまりカウント球の甘い変化球を見送り、又は打ち損じが多くなってしまっている。
技術的には右の軸足に重心を置く時間が少なく、やや衝突気味のバッティングになっている。
又、スイングの出処が体から離れており、軌道も外回りで煽り気味のスイングになっている。

☆大城卓三☆
打者としては3割30本を狙える素質を間違いなく持っている。
遠くに飛ばす能力も岡本に負けていないし、バットコントロールも非凡なモノがある。
しかし、何故、結果がついてこないのか?
勿論、捕手という過酷なポジションの影響もあると思うし、狙い球の絞り方やバッティングアプローチにも課題を感じる。
だが、それ以上に技術的な観点でも大きな欠点がある。
それはtwitterでも発信したが、インパクトで左肩が早く出てしまう癖がある事。
彼のバッティングは状態が落ちてくると、引っかけ気味のセカンドゴロ、ファーストゴロが多くなるが、いずれも手首を早く返してしまうので、俗に言う「こねてしまっている状態」でインパクトに入ってしまっている。
逆に状態が良い時は、こねずにバットをラケットのように面で使えているので、センターから左中間方向にライナー性の打球が飛ぶ時で、彼のパワーなら十分スタンドインも望める。
何とかこの悪癖を克服して欲しい。。。



【総評】
内容はともかく山口俊のアクシデントを乗り越えての勝利。。。。
まずは率直勝利を祝いたい。
一方でtwitterで発信したが、巨人のリリーフ陣の貧弱さ、特に中川、ビエイラ、この二人以外(ギリギリ合格圏内はデラロサ、畠、高梨)のリリーフは一長一短で、出たとこ勝負という厳しい現状を再認識させられた。
つまり、上記五人とそれ以外のリリーバーの力の差が極端すぎるという事。
あのマシンガン継投と揶揄された采配も、この事が原因でもある。
勿論、この試合は「特殊」であることは理解しているが、それにしても内容がイマイチ過ぎて困ってしまう。
特に田中豊についてはその最たる例で、あまりにも良し悪しが極端なので起用する側も躊躇すると思う(その割には巨人ベンチは彼を重宝するが。。)
まあ、開幕前の弊コラムの戦力分析で、投手陣の不安を指摘していたが、それを結局払しょくできないまま、シーズン最終盤を迎えてしまった。。。。
今年のドラフトの最重要ポイントはハッキリしている。。。。

以上 敬称略
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