広島東洋カープvs読売ジャイアンツ 22回戦 観戦レポート 2021.10.8
【試合結果】
巨人 110 000 000 2
広島 020 040 00X 6
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広島Ⓟ大瀬良⇒菊池保⇒バード⇒森浦、會澤
巨人Ⓟ山口⇒戸根⇒田中豊、大城、岸田
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{勝}大瀬良 (8勝5敗0S)
{敗}山口 (2勝8敗0S)
{S}
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{本}松原 12号(1回表ソロ)
【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ大瀬良、松原は中本⇒若林は見三振⇒坂本は空三振⇒岡本は左中二⇒丸は右安(岡本本塁憤死)
{考察}
先頭の松原が甘く入った初球のカットボールを強振して先制弾を放つ。
尚も二死から岡本の二塁打と丸のヒットで追加点を奪いにかかるが、ライト鈴木の好返球で阻止される。
★1回裏★
{経過}
Ⓟ山口、宇草を投ゴロ⇒小園を遊飛⇒西川を中飛。
{考察}
立ち上がりの山口は低めにストレートとフォークが決まっていた。
故障明けを感じさせない上々の立ち上がり。
☆2回表☆
{経過}
Ⓟ大瀬良、中島は左安⇒大城は二ゴロ(ボテボテで二進)⇒ウィーラーは中適安(得点1)G2-C0⇒山口は犠打失敗(スリーバント失敗)⇒松原は四球⇒若林は遊ゴロ。
{考察}
先頭の中島がヒットを放ち、その後一死二塁となった場面でウィーラーがタイムリーを放つ。
更に二死一二塁のチャンスを作るが、若林が捉えた打球はショート小園に阻止された。
★2回裏★
{経過}
Ⓟ山口、鈴木を三ゴロ(岡本好プレー)⇒坂倉は中安⇒林は右二⇒安部は中適安(失点2)、G2-C2⇒會澤を四球⇒大瀬良は犠打失敗(スリーバント)⇒宇草を空三振。
{考察}
この回の山口は制球に苦しんでいた。
ボール先行のケースではストライクを取りに行ったボールを捉えられ、追い込んだ際には勝負球が逆球になって痛打を浴びてしまう。
初回の内容が良かっただけに、このように突然乱れてしまうと厳しい。
☆3回表☆
{経過}
Ⓟ大瀬良、坂本は遊ゴロ⇒岡本は見三振⇒丸も見三振。
{考察}
同点に追いつかれた巨人は、クリーンアップで何とかしたいところだったが、三者凡退で終わってしまう。
★3回裏★
{経過}
Ⓟ山口、小園を空三振⇒西川を左飛⇒鈴木を空三振。
{考察}
この回の山口は再び低めにボールを集めて上位打線を三人で討ち取る。
☆4回表☆
{経過}
Ⓟ大瀬良、中島は三ゴロ(林の好プレー)⇒大城は二失⇒ウィーラーは二飛⇒山口は空三振。
{考察}
一死から相手のエラーで大城が出塁するが、後続が倒れて無得点。
★4回裏★
{経過}
Ⓟ山口、坂倉は四球⇒林は投ゴロ(エンドランで二進)⇒安部を空三振⇒會澤は申告敬遠⇒
{考察}
再び山口の課題である「突発性制球難」が顔を覗かせてしまう。
先頭の坂倉にストレートの四球を与え、その後も制球を乱すが、何とか後続を抑える。
下位打線で助かった。
☆5回表☆
{経過}
Ⓟ大瀬良、松原は遊ゴロ⇒若林は空三振⇒坂本は右安⇒岡本は遊襲安(一三塁)⇒丸は二飛。
{考察}
二死から坂本と岡本の連打でチャンスを作るが、丸が倒れて無得点。
丸の状態はまだまだ本調子にはほど遠い状態。
解説の野村謙二郎の指摘通りで、左の軸足に体重を十分に乗せることなく体重移動していないので、上半身が投手方向に流れてしまっている。
こういう形ではミスショットする確率が大幅に上がる。
★5回裏★
{経過}
Ⓟ山口、宇草は右安⇒小園は遊安(バスターエンドラン成功、一二塁)⇒西川を空三振⇒鈴木は四球⇒坂倉は中適安(失点2)、G2-C4、投手交代Ⓟ戸根、林を二飛⇒安部は二襲適安(失点1)、G2-C5⇒會澤は中適安(失点1)、G2-S6⇒大瀬良は見三振。
{考察}
やはりと見るべきか。。山口は三廻り目で捕まった。
それでも西川の三振までは良かったが、鈴木に対しては攻め手がなくなり四球を与えてしまう。
これで巨人バッテリーは詰んでしまった。。。
山口にとってはある意味鈴木以上に厄介な左の強打者である坂倉の前で、一死満塁の場面というボール球を使えない場面を作ってしまったことは、相手の打ち損じを願うしかない状況まで追い込まれたことを意味している。
まあ、それでも粘ってゴロを打たせたが、無情にもセンターに抜けてしまった。。。
この後も、二番手の戸根が連続タイムリーを許し、リードを4点に拡げられてしまう。
☆6回表☆
{経過}
Ⓟ大瀬良、中島は三ゴロ⇒大城は二ゴロ⇒ウィーラーは遊ゴロ。
{考察}
下位打線からチャンスメイクして上位に繋げたいところだったが、アッサリと三者凡退。
大瀬良は決して良いとは思えないが。。。。
★6回裏★
{経過}
Ⓟ戸根、宇草を投ゴロ⇒小園を一ゴロ⇒西川を空三振。
{考察}
上位打線との対戦だったが、戸根はこの回を無失点で抑える。
☆7回表☆
{経過}
Ⓟ大瀬良、吉川は二ゴロ⇒松原は二ゴロ⇒若林は三邪飛。
{考察}
代打吉川を口火に反撃したかったが、あえなく三者凡退。
★7回裏★
{経過}
Ⓟ田中豊、鈴木を空三振⇒坂倉を四球⇒林を投ゴロ⇒安部を中飛。
{考察}
三番手の戸根は、坂倉に四球を与えるが、後続を抑えて無失点。
☆8回表☆
{経過}
Ⓟ菊池保、坂本は三襲安⇒岡本は空三振、投手交代Ⓟバードは空三振⇒中島は投直。
{考察}
先頭の坂本がヒットを放つが、この回も後続でチャンスを拡げられず無得点。
★8回裏★
{経過}
Ⓟ田中、會澤を空三振⇒代打長野は中安(代走曽根)⇒二盗失敗⇒宇草を空三振。
{考察}
一死から長野にヒットを許すが、田中は安定した投球で後続を抑える。
☆9回表☆
{経過}
Ⓟ森浦、代打廣岡は四球⇒ウィーラーは右飛⇒北村は遊ゴロ併殺。
{考察}
先頭の廣岡が四球を選ぶが、後続がチャンスを拡げられずゲームセット。
最後まで淡々とした攻撃だった。。。。
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【勝負を分けたポイント】
やはり、前段で指摘したが、5回裏の鈴木に対しての四球で一気に流れが広島側に傾いた。
なかなか上手くいかない巨人が、このゲームを勝つには、鈴木を全力で抑えに行き、何としてでも三振を奪って(形はどうであれ勝ち越しを許さないこと)次の坂倉と勝負したかった。
満塁ではなく、カウントが不利になれば「四球OK」という状況なら、坂倉を討ち取る確率はグッと上がったと思う。
【選手雑感】
☆山口俊☆
彼の特徴である「突発性制球難」は、個人的にはメンタルの弱さが原因だと推察している。
淡々とゲームが進んでいる時は、簡単にストライクを取ってカウントを有利に運び、最後はフォークで仕留めるというパターンがハマるが、味方がリードした直後のイニングなど、ゲームが動いた後の彼の投球は別人になるケースが多い。
まあ、マウンド上で色んなことを考えすぎる性格だと思うが、悪いイメージを持ち過ぎて自滅している印象が強い。
彼も既にベテラン投手なので、今更どうこう出来る問題ではないかもしれないが、投げているボールは相変わらず一級品なだけに、ホント勿体ない。。。
【総評】
若手に切り替えた広島に対して、巨人はいつものメンバーがいつもの通り淡淡にプレーをして負けてしまった。。。。
まあ、巨人の場合はクライマックスシリーズがあるので若手に切り替えることは難しいと思う。
それは十分に理解できるが、こうも毎度毎度、しかもカードが変わっても、反発力を微塵も感じない試合を見せ続けられるとファンは悲しくなる。
これでクライマックスもアッサリ負けるような事が有れば、ファンの怒りは頂点に達して「令和の巨人ファン大暴動」がネット上で吹き荒れるかもしれない。
それでも筆者は冷静さを失わずにコラムを書き続けるつもりだが、超激辛モードを遥かに越えて、超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超激辛で巨人を論じていく事を予告しておく!!(今は怒りの沸点を遥かに越えている)
現場の選手・首脳陣の立場からすれば「二連覇したんだから、今季くらいは許されるだろう」というのが本音かもしれないが、巨人というチームはこんな体たらくなゲームを続ける事は許されないことは皆が良く分かっている筈。
確かに優勝出来ないシーズンがあることは我々も分かっている。
流れが悪いので、やることなすこと上手くいかない時もあることも良く分かっている。
しかし、同じ負けでも、もう少し反発力を見せて欲しい。
こうも淡々と負けていくチームが、今後の短期決戦で激変するとは思えない。
元気を出せジャイアンツ!!
頑張れジャイアンツ!!!
私に明るい話題を書かせておくれよ。。。願
P.S
当面の間、打者の技術的論評については、twitterで語っていくのでご了承下さい。
又、様々な打者の調子や、技術的論評への問い合わせは、多くのフォロワーにもご覧いただけるようにtwitterの返信にてお答えしますので、メッセージ機能を使った問い合わせについてはご遠慮下さい。(誤字脱字のご指摘、その他、内容以外の問い合わせは別です)
尚、筆者は投手については専門外なので、打者目線での論評しか出来ません。
以上 敬称略
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