練習試合 起亜vs巨人 (2016 巨人キャンプレポート 2月23日)

練習試合 起亜vs巨人 (2016 巨人キャンプレポート 2月23日)

今日の那覇は厚い雲に覆われ、時々雨もポツポツ降っていたが、試合開始時間を遅らせて何とか予定通り練習試合が行われた。

【那覇・天候】 曇り時々雨 20℃ 風速7m (13時)

練習試合 起亜タイガースvs読売ジャイアンツ

【先発オーダー】
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【G野手雑感】

①中井大介
1、外直球を合わせてショートゴロ
2、中直球をバットの先でショートゴロ
3、中直球を捉えてレフト前ヒット
4、中直球を捉えてセンター前ヒット

一昨日のオープン戦で拙い守備を連発して悔しい思いをしたが、この試合では内容の伴った二本のヒットを放ち意地を見せた。

②立岡宗一郎
1、中直球を捉えてレフト前ヒット
2、外直球を合わせてサードゴロ
3、内直球を捉えてライト線ツーベース
4、中直球に差し込まれてショートゴロ

重信の台頭でポジション争いが激しくなる中、しっかりヒットを二本放ち存在感を示した。
弱点の内角直球を綺麗に弾き返す事が出来たので内容も良かった。

③坂本勇人
1、中スライダーを拾ってセンター前ヒット
2、内スライダーに詰まってショートフライ

ヒットを一本放ったが、内容的にはまだまだ調整が必要である。

④ギャレット
1、外スライダーを見送り三振
2、直球を詰まってショートライナー
3、中直球を捉えてピッチャーライナーダブルプレー

相変わらず直球に対して差し込まれ気味になる場面が多かったが、タイミングの取り方に関しては来日してからの実戦では一番スムースだった。

⑤クルーズ
1、中スライダーを引っ掻けてサードゴロ
2、内直球を詰まってショートフライ

ボールの見極めは悪くなかったが、ややキャンプの疲れを感じるバットスイングだった。

⑥亀井善行
1、外直球を合わせてピッチャー強襲ヒット
2、内直球に詰まってセカンドゴロ

先週末のオープン戦よりも内容は良かったが、まだまだスイングが鈍い。

⑦村田修一
1、中スライダーを捉えてサードゴロダブルプレー
2、外スライダーを泳いでピッチャーゴロ

1打席目は久しぶりに良い打球を飛ばしたが、甘いスライダーだったので個人的には評価出来ない。
相変わらず140キロを越える直球に対しては完全に差し込まれてるので、前日の記事で指摘した技術的な問題点は解消されてない(その兆しも感じない)

⑧和田恋
1、相手が制球を乱して四球
2、内直球を空振り三振
3、中スライダーをやや詰まりながらレフト前ヒット 打点1

やや体の開きが早いのでボールの見極めが出来ていないし、直球系に対して相変わらず差し込まれている。
技術的にはまだまだ課題は多いが、それでも最終打席で勝ち越しタイムリーを放った勝負強さは評価したい。

⑨河野元貴
1、外シュートをバットの先でセカンドライナー
2、内直球を詰まってセカンドゴロ

懐が深いバッティングは魅力的だが、結果がなかなか出ない。
初球からしっかり狙い球を絞って、強くボールを叩く意識が欲しい。

★吉川大幾
1、外チェンジアップを引っ掻けてピッチャーゴロ

彼のようなタイプは状況判断が出来なければ一軍では生き残れない。
その意味では、チャンスの場面(ノーアウト2・3塁)で、外低めのチェンジアップを引っ掻けたバッティングは残念だった。

★阿部慎之助
1、中直球を捉えて左中間ツーベース

代打として逆転の口火となる二塁打を放った。
バッティングに関しては順調に仕上がってると見るべきだろう。

★大田泰示
1、外直球をバットの先でレフトフライ

ノーアウトランナー2塁という相手投手が苦しい場面で、2ボール0ストライクから外角高めの直球に飛び付いてしまった。
本人は狙い球を直球だけに絞っていたかもしれないが、この場面では合わせてコースも絞って欲しかった。
場面を考えれば当然ながら真ん中から内よりの直球に狙いを絞るべきだが、仮に外寄りの直球に絞るなら、打球方向をセンターから右中間に持っていく意識が必要になる。

「バッティングチャンスでどのように狙い球を絞るのか?」
技術的にはバッティングに懐の深さがない(バッティングの「間」がない)ので、全てのボールに手を出してしまう訳だが、彼の場合はもう少し相手の心理や配球を勉強する必要がある。
「技術も無い、相手の心理を読まない、配球も読めない」では、どんなに素晴らしい肉体を持っていても、良い結果が生まれる筈がない。

★岡本和真
1、外直球を叩いてセンターオーバーツーベース 打点1

フルカウントから粘りを見せて、最後は外寄りの直球をしっかり叩いてセンターオーバーの二塁打を放った。
その前の大田が凡退した直後だっただけに、彼の勝負強さとバッティング技術が際立った。

やはりバッティングは技術的な裏付けがないと良い結果は生まれない

★鬼屋敷正人
1、外直球を打ち上げてショートフライ

【G投手雑感】

①桜井俊貴 3回2安打1四球1失点 奪三振4
ダイナミックなフォームからくり出す直球系(ツーシーム含む)を中心に、カーブ・スライダー・チェンジアップでカウントを整え、スプリットを決め球に使っていた。
直球のスピードは137~142キロ、ツーシームは平均で133キロで、ベース上での切れもまずまず良かった。
変化球についてはスプリットは低めに鋭く落ちていたが、チェンジアップとカーブについては精度が今一つの印象だった。
特にチェンジアップは高めに集まり、プロでは打者の意識がセンターから逆方向にあると危険なボールになってしまう。
アマ時代はもっと低めに集まっていたので、今後の調整に期待したい。

一方で直球とスプリットの精度は抜群だった。
どちらもコースと高低を両方同時に間違える事が皆無だったし、直球に感しては打者を押し込む切れを感じたし、スプリットもベース近くで鋭く落ちていた。
アマ時代の映像から推察すれば、暖かくなれば更にスピードも切れも増してくると思う。

結果的には1失点してしまったが、セットポジションでもピッチング内容は変わらなかったし、クイックに感してはプロでも速い部類に入る。
今日の投球を見て改めて感じたのは、非常にクレバーで完成度の高い投手という事だった。

②中川皓太 2回0安打0失点 奪三振1
直球を軸にショート・スライダー・カーブを投げていた。
直球のスピードは130~134キロで、切れはまずまず。
変化球は全体的に高めに集まっていたが、前回の紅白戦であまり投げていなかったスライダーを数球投げていた。

今日は相手打者の打ち損じに助けられた印象は強いが、スライダーとシュートをこれから磨いて精度を上げていければ、対左打者専用のリリーフとして面白い。

③戸根千明 1回0安打1四球0失点
直球を軸にカーブ・スライダー・チェンジアップを投げていた。
直球のスピードは135~140キロ。
今日は全体的に良くなかった。
ボールの切れも制球もバラツキが多く、追い込んでからも甘いコースの集まっていた。
又、去年のシーズンでも時折見せていた先頭打者への四球を、この試合でも与えてしまった。

④矢貫俊之 1回0安打0失点 奪三振2
直球を軸にカーブ・スライダーでカウントを整え、決め球にフォークを投げていた。
直球のスピードは140~142キロで、切れ・制球ともに抜群だった。
変化球もスライダー・カーブをコーナーに決め、何よりもフォークの精度が素晴らしかった。

本番ではもう少し直球のスピードが欲しいところだが、この内容なら開幕1軍も有力視される。

【試合結果】
巨人 000 000 2 2
起亜 001 000 0 1

試合は7回で終了し、結果は巨人が2対1で勝利した。

【試合総評】
最終回に代打・阿部が二塁打を放ち、代走・長野が相手投手の隙を突いて三盗を決め、その後の岡本と和田が連続タイムリーを放ち逆転した。
特に同点タイムリーを放った岡本の勝負強いバッティングは称賛に値する。
但し、打線に関して見処を感じたのはこの攻撃だけで、6回までに感しては相変わらず内容が乏しかった。

投手陣の収穫は桜井と矢貫で、前者は開幕からしばらくの間は、先発として計算できる投手と再認識出来たし、後者はベテランらしく落ち着いたマウンド捌きで、リリーフとしてそれなりに計算出来るだろう。
一方で、調子が悪かった戸根については心配してないが、ルーキー中川に関してはやはり現状ではやや力不足という印象は否めなかった。

以上 敬称略
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