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読売ジャイアンツvs北海道日本ハムファイターズ 練習試合レポート 2022.2.15

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読売ジャイアンツvs北海道日本ハムファイターズ 練習試合レポート 2022.2.15

【ジャイアンツオーダー/攻撃内容/野手短評】
1番(右、左)八百板卓丸
➀カウント0-2から外角高めのストレートを見三振、一死。
➃カウント2-1から真ん中高めのストレートにやや差し込まれながらも中安、無死一塁。
➅カウント2-2から真ん中ストレートを叩いて右安、無死一塁。
➆カウント1-1から外角ツーシームを引っかけて二ゴロ、三塁走者が本塁憤死、二死一塁。
➈カウント2-2から真ん中低めのチェンジアップを引っかけて一ゴロ、一死二三塁
<短評>
対左投手にはまだまだボールの見切りが早く課題が多いが、対右投手に関してはしっかりとボールを呼び込んでスイングしているので、十分に期待出来る内容だった。
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2番(二、三)廣岡大志
➀カウント2-1から真ん中高めのスライダーを引っかけて遊ゴロ、二死。
➃一塁走者が牽制死⇒カウント3-1から外角高めのボールを見送って四球、一死一塁。
➅カウント2-2から真ん中高めのストレートを空三振、一死一塁。
➆カウント2-1から真ん中ツーシームを打ち損じて遊ゴロ、チェンジ。
➈カウント1-2から真ん中低めのフォークを空三振、二死二三塁。
<短評>
去年のダメだった打席をリプレイしていた。
下半身主導のスイングではなく、ストレート系には遅れて変化球には手打ちになってしまっている。
ぶっちゃけ下半身に疲れを感じさせるバッティングだった。
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3番(中)秋広優人
➀カウント0-2から外角ストレートを見三振、チェンジ。
➃カウント0-2から真ん中高めのストレートに差し込まれながらも左安、一死一二塁。
➅フルカウントから外角スライダーを見切って四球、一死一二塁。
➇カウント3-1から真ん中ストレートをバットの先で中飛。
➈カウント1-2から外角低めのフォークを空三振。
<短評>
彼も上半身と下半身の連動性が見られない。
上半身の形ばかりを意識して、スイングの過程で下半身が全く使えていない。
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4番(一)北村拓己
➁カウント2-1から真ん中スライダーを打ち損じて左飛、一死。
➃初球の真ん中チェンジアップを打ち損じて遊併打、チェンジ。
➅カウント1-0から真ん中高めのストレートにやや差し込まれながらも中安、一死満塁。
➇カウント1-2から低めワンバウンドのフォークを空三振、二死。
<短評>
ストレート系には差し込まれ、変化球は打たされてしまっていた。
高いレベルを彼に求めるなら、第三打席のヒットも逆球で打って当然のボール。



5番(指)大城卓三
➁カウント1-1から外角カットボールを引っかけて一ゴロ、二死。
➄カウント3-1から外角ストレートに合わせるが遊ゴロ、一死。
➅バッテリーエラーで三塁走者が生還(得点1、二三塁)⇒フルカウントから内角ストレートに詰まって二ゴロ(得点1)、二死三塁。
➇カウント1-1から真ん中ストレートに差し込まれて左飛、チェンジ。
<短評>
指名打者としては物足りない。
キャンプの疲れもあるとは思うが、このメンバーでは年長者の彼が打線を引っ張っていなないと勢いは生まれない。
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6番(中)岸田行倫
➁初球の内角スライダーにやや差し込まれて二ゴロ、チェンジ。
➄カウント1-2から内角ストレートに差し込まれて遊飛、二死。
➅カウント0-2から外角高めのストレートに差し込まれて中飛。
➈初球のストレートを捉えて遊失?ヒット?、無死一塁。
<短評>
練習試合なので配球云々を語るべきだとは思わない。
これが公式戦だったら激辛で批判するが、各投手の課題や調整の狙いもあったので不問にすべきだ。
一方で打者としてはこちらは物足りなさしかない。
全打席同じようなボールの待ち方で同じような凡打を繰り返すようではレギュラーは難しい。
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7番(左)石川慎吾
➂カウント1-1から内角ストレートに詰まって二飛、一死。
➄カウント1-0から真ん中カットボールを捉えて中安、二死一塁。
<短評>
第二打席の中安は内容のあるバッティング。
各打者が捉えきれていなかった立野のストレートをキッチリと弾き返した。
今年再浮上するには過剰な右打ちではなく、センター返しをもっと意識すべきだ。
⇒⇒打(右)松原聖弥
➆カウント1-0から真ん中低めのチェンジアップを捉えて中安、無死一塁。
➈フルカウントから外角高めのストレートを打ち損ないの捕安、無死一二塁。
<短評>
途中出場で意地を見せた。
第一打席の内容は見事だった。
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8番(遊)中山礼都
➂カウント2-1から内角ストレートに差し込まれて二ゴロ、二死。
➄カウント3-1から真ん中低めのカットボールを見切って四球、二死一二塁。
➆カウント3-1から外角ストレートを上手く運んで左線二、無死二三塁。
➈カウント1-1から真ん中ストレートを捉えて中越適二(得点2)、無死二塁。
<短評>
バッティングアプローチ、ボールの見逃し方、タイミング、スイング軌道、応用力、全てにおいて今日の巨人打線の中では頭一つ抜けていた。
とても高卒二年目とは思えず、ベテラン打者のような雰囲気を感じる。
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9番(三)勝俣翔貴
➂カウント2-2から外角ストレートを見三振、チェンジ。
➄カウント0-2から内角ワンバンドのチェンジアップを空三振、チェンジ。
<短評>
終始ストレートに対してタイミング的に差し込まれていたので、変化球に対してもタイミングを外されてしまっていた。
特に第二打席は首脳陣を失望させてしまう内容だった。
⇒⇒打(二)吉川尚輝
➆カウント1-1から真ん中ストレートを捉えて中犠飛(得点1、二塁走者は三進)、一死三塁。
➈カウント3-1から低めワンバンドのフォークを見切って四球、無死一二塁。
<短評>
途中出場ではあったが、二打席ともに中身の濃い内容で、レギュラーとしての意地を感じた。
同じ左内野手の中山の活躍を見て奮起したと思う。



【ジャイアンツ登板投手/雑感】
☆戸郷翔征
ストレート系の平均球速は140キロ超
変化球はスライダー、フォーク、ツーシーム
<雑感>
初回は、先頭の野村は右安⇒万波は中安⇒石井を二ゴロ(二塁封殺、一三塁)⇒五十幡は一襲適安(失点1、一二塁)⇒宇佐見を遊併打。
制球重視でストレートとスライダーに関してはライン出しを意識していた。
特に勝負球に使っていたフォークのキレがいまいちでファールで逃げられていた。
二回は、先頭の今川を遊ゴロ⇒難波を一ゴロ⇒細川を空三振。
この回は三人で簡単に片づけたが、やや結果オーライの内容。
ローテ投手として課題を持ちながらの投球なので評価するのは早いが、今日に関しては日ハム打線の超積極打法にハマってしまった。
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☆赤星優志
ストレート系の平均球速は140キロ超
変化球はツーシーム、カットボール、シュート、カーブ
<雑感>
三回は、先頭の佐藤は中安⇒野村を空三振⇒万波は右安(一二塁)⇒石井は左中適二(失点2、二塁)⇒五十幡を空三振⇒宇佐見を一ゴロ。
安打を許したボールも失投とは言えないコースに投げているが、纏まっている投手なので打者目線で考えれば狙い球は絞りやすいので拾われる。
前回登板の雑感で指摘したが、緩急が使えていないので特に左打者は対応が難しいタイプではない。
四回は、先頭の今川に右中二(二塁)⇒難波を投ゴロ(二塁)⇒細川を一ゴロ(三進)⇒細川を見三振。
この回は緩いカーブを使い始めたが、ボール先行の苦しい投球が続いてしまった。
それでも岸田が高めのボールを上手く使って打者の目線を変えつつ、勝負処でキッチリとコースに投げ切って何とか抑えた。
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☆戸田懐生
ストレート系の平均球速は140キロ超
変化球はスライダー、フォーク系、カットボール
<雑感>
五回は、先頭の野村を中飛(秋広の好プレー)⇒万波を空三振⇒石井を一ゴロ。
野村に対しては勝負球のストレートがやや甘くなったが、万波には力勝負で三振を奪い取る。
ストレートを意識させているので変化球も活きていた。
六回は、先頭の五十幡を左飛⇒清水を空三振⇒松本は左安⇒高濱を遊飛。
この回は変化球でカウントを稼ぎ、前の回とは違う奥行きを感じる内容を見せた。
但し、勝負球の力を入れたストレートが逆球になるケースが多いので、一軍に定着するにはそこを修正しないといけない。



☆直江大輔
ストレート系の平均球速は140キロ前後
変化球はスライダー、カットボール、チェンジアップ系
<雑感>
七回は、中島を左飛⇒佐藤は左安⇒野村は二直(廣岡の好プレー)⇒バッテリーエラーで二進、万波を遊飛。
無失点で抑えたが、ハッキリ言って結果オーライの内容。
ストレート系、スライダー系、チェンジアップ系、いずれも制球がかなりバラついていた。
八回は、先頭の杉谷を三ゴロ⇒五十幡を投ゴロ⇒清水を一直。
今回は一転して制球が良くなった
若干ボールが浮いていたが、ストレート系、スライダー系ともにライン出しは間違っていなかった。
この内容なら今後も期待が持てるので、是非とも継続して欲しい。
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☆平内龍太
ストレート系の平均球速は140キロ超
変化球はカットボール、フォーク、ツーシーム
<雑感>
九回は、先頭の郡は左安⇒高濱は左安⇒ダブルスチールで三盗失敗、中島は四球⇒水野は中越適二(失点1、二三塁)⇒野村は中越適二(失点2)⇒万波は左適安(失点1)⇒五十幡を中飛。
どうしてもストレート系がシュート回転して甘くなる。
ストレート系で空振りを奪えないなら、せめてファールを打たせてカウントを稼ぎたい。
その為にはボールの抜け癖を修正しないと一軍では通用しない。
一方で、カウント球で有効な変化球も無いし、勝負処で使えるフォーク系の精度も低いのでキャッチャーとしても攻め手がない。
課題はかなり多い。



【ファイターズ先発オーダー】
1番(一)野村
2番(右)万波
3番(二)石井
4番(中)五十幡
5番(捕)宇佐見
6番(左)今川
7番(三)難波
8番(遊)細川
9番(指)佐藤
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【スコア】
日ハム 102 000 005 8
巨 人 000 002 102 5
<P>戸郷(1~2)⇒赤星(3~4回)⇒戸田(5~6回)⇒直江(7~8回)⇒平内(9回)
<P>加藤(1~2)⇒立野(3~5回)⇒北山(6回)⇒谷川(7回)⇒望月(8~9回)



【総評】
<野手>
攻撃の1~2回は相手ローテ級左腕投手(加藤)の巧みなボールの出し入れに対応出来ていなかった。
3回は立野のストレートに対して各打者がタイミング的に差し込まれていた。
4~5回はやや制球を乱していた立野からチャンスを作るがあと一本が生まれず。
6回はカウント球に苦しんでいた北山に対して2点を奪うが、相変わらず140キロ超のストレートを捉えきれていない印象。
7回は同じく制球に苦しんでいた谷川を捉えてチャンスを作り、吉川の犠飛で同点に追いつくが、相手投手のデキからすれば逆転しないといけないイニングだった。
8回は望月の角度のあるストレートとフォークを捉えきれなかった。
9回は相手のミスとラッキーなヒットでチャンスを作り、中山が一発回答で結果を残す。
野手で高評価を与えられるのは中山礼都。
見事なバッティングもさることながら、ショートの守備でもまずまず合格点を与えられる。
一方で、廣岡、北村、大城、岸田、勝俣の中堅どころは不甲斐なさが目立っていた。
特に廣岡と勝俣は内容的に酷評せざるをえない。
秋広優人は実戦をを積んで打席での経験値を上げていくべき段階。
今はテイクバック云々を語る前に、立ち遅れてしまっているケースが多い。
<投手>
最後の平内以外はそれなりの投球は出来ていた。
序盤で失点を許した戸郷も赤星も悲観する内容ではない。
前者は明らかに調整途上で、後者は光るモノを感じる投球を見せてくれた。
あとはプロでの経験値を上げていけば、彼のようなボールの出し入れが出来るタイプの投手は必ず台頭してくると思う。
その他、戸田も直江もまだまだ要所で甘さを感じるが、こちらも「次回の登板を見てみたい」と感じさせる内容ではあった。
平内についてはここで落ち込んでいる場合ではない!
もっと練習して課題を克服するしかない!!

以上 敬称略
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