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オリックスバファローズvs読売ジャイアンツ オープン戦レポート 2022.3.12

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オリックスバファローズvs読売ジャイアンツ オープン戦レポート 2022.3.12

【ジャイアンツオーダー/攻撃経過/野手短評】
1番(遊)坂本勇人
➀カウント0-1から外角ストレートを捉えて中安、無死一塁。
➁カウント1-1から真ん中チェンジアップに泳がされて中飛、チェンジ。
➃カウント1-2から内角ストレートに差し込まれて右飛、二死一塁。
➅カウント0-1から真ん中カットボールを打ち損じて一邪飛、チェンジ。
<短評>
まだまだミスヨットが目立つ状態だが、徐々の自分のポイントでボールを捉え始めている。
⇒⇒(遊)増田陸
➈カウント1-1から真ん中ストレートを捉えて左安、一死一塁。
<短評>
イージーゴロをミスした後に、それを取り返す好プレーを見せた。
バッティングでも好球必打が徹底されて、巨人にはあまり見かけないタイプではある。
是非ともこのままの勢いで開幕一軍を掴み取って欲しい。
石川慎吾が精彩を欠いている中で、貴重な対左の代打として台頭して欲しい。
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2番(二)吉川尚輝
➀カウント1-2から外角スライダーを引っかけて二ゴロ(併殺崩れ)、一死一塁。
➂カウント0-2から外角ストレートを空三振、一死。
➃初球の真ん中ストレートを捉えて左線二、二死二三塁。
➆カウント1-2から外角スライダーを空三振、一死。
<短評>
厳しい言い方をすれば同じ4打数1安打でも、三振2つは二番打者としては評価できない。
何とか粘ってフルカウントに持って行くような形を作って欲しい。
⇒⇒(右)若林晃弘
➈カウント2-2から外角低めのフォークを空三振、二死一塁。
<短評>
スイングを見ると決して状態は悪くないが、最後は相手のウイニングショットに屈する。
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3番(中)丸佳浩
➀カウント1-2から外角高めのスライダーを引っかけ一ゴロ(二塁封殺)、二死一塁。
➂カウント1-0から真ん中高めのスライダーを捉えるが一ゴロ、二死。
➃カウント1-1から外角ストレートを上手く捉えるが二ゴロ(ショートの好守)、チェンジ。
➆カウント1-2から外角スライダーを空三振、二死
<短評>
ノーヒットではあるが、どの打席も紙一重の内容だった。
締りのある体つきを見ると例年以上に体調は良さそうで今年は期待したい。
⇒⇒(三)北村拓己
➈カウント1-2からワンバウンドのフォークを空三振、ゲームセット。
<短評>
残念ながら打ちそうな雰囲気を全く感じない。



4番(三)岡本和真
➀カウント3-1から内角スライダーを見切って四球、二死一二塁。
➂カウント1-2から外角低めのストレートを綺麗に弾き返して中安、二死一塁。
➄カウント0-1から真ん中フォークに合わせるが二ゴロ、一死。
➆カウント0-1から外角低めのストレートをバットの先で左飛、チェンジ。
<短評>
こちらは1安打1四球ではあったが、他の打席も内容的には紙一重で申し分ない。
今年の彼の構えからは独特のオーラが生まれつつある。
⇒⇒(捕)喜多隆介
打席機会無し
<短評>
ややキャッチングで気になるポイントがあった。
この点についてはもう少し様子を見てから論じたい。
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5番(左)ウィーラー
➀初球の内角スライダーに詰まって二飛、チェンジ。
➂カウント1-1から真ん中チェンジアップを捉えて左安、二死一二塁。
➄フルカウントから真ん中スライダーを引っかけて遊ゴロ、チェンジ。
➅カウント0-1から真ん中カットボールを打ち損じて中飛、チェンジ。
<短評>
まだまだ打ち損じが多いが、彼も順調に仕上がっている。
⇒⇒(左)秋広優人
➇カウント0-1から外角ストレートを打ち損じて三邪飛、一死。
<短評>
積極的にスイングしていたが結果には結ぶつかなかった。
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6番(一)中田翔
➁初球の真ん中ストレートを完璧に捉えて中越本(得点1)
➂バッテリーエラーで二三塁、フルカウントからストレートが大きく外れて四球、二死満塁。
➄カウント1-0から真ん中スライダーをややバットの先で捉えて大きな左飛、チェンジ。
<短評>
昨日のコラムではバッティングの状態がやや下降線に入りつつあると指摘したが、どうやら筆者の見立て違いだった。
ボールをしっかり呼び込む事が出来ているし、緩急を使われても対応出来ていたので、今日の内容を見る限りは全く問題ない。
⇒⇒(一)中島宏之
➇カウント3-1から外角スライダーを捉えて左線二、一死二塁。
<短評>
久しぶりにヒットを放ったが、今年は去年以上に出場機会が減ることが予想される。
代打屋として生き残る術を磨いてもらいたい。



7番(指)大城卓三
➁カウント0-2から外角スライダーに泳がされて左飛、一死。
➂カウント1-0から外角スライダーを打ち損じて三邪飛、チェンジ。
➅カウント2-2から真ん中フォークに泳がされて中飛、一死。
➇カウント3-1から真ん中ストレートを打ち損じて二ゴロ、二死三塁。
<短評>
この試合に関しては課題の左投手への対応は今一つだった。
ストレートに押されスライダー系には泳がされていた。
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8番(捕)小林誠司
➁初球の真ん中ストレートを捉えて中安、一死一塁。
➃カウント1-1から真ん中高めのストレートを捉えて中安、無死一塁。
➅カウント0-1から真ん中スプリットを捉えて左本(得点1)
<短評>
攻守で非常に良かった。
特にバッティングは100点満点で、センター返し(センターにライナー性の打球を飛ばす意識)を徹底してしたことが好結果に繋がった。
三打席目のホームランも、引っ張る意識ではなく、センターに打ち返すつもりだったところに、半速球(フォーク系)が甘めに来たので上手く反応出来た。
是非ともこのバッティングを公式戦でも見せて欲しい。
⇒⇒(二)中山礼都
➇カウント0-1から高めボール気味のストレートにやや詰まって中飛、チェンジ。
<短評>
良い感じでフルスイング出来たが、やや差し込まれて打球にもうひと伸びがなかった。
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9番(右)松原聖弥
➁カウント2-2から外角ストレートに見三振、二死一塁。
➃フルカウントから外角低めのスライダーを当てただけの遊ゴロ(二塁封殺)、一死一塁。
<短評>
第一打席は最悪の内容だったが、第二打席は凡打ではあったが、バッティングアプローチ的には合格点。
あの場面は一塁に足の遅い小林を置いている状況だったので、最悪でもゴロアウトで走者が入れ替わることが求められていた。
足の有る松原が一塁走者なら、後続の打者が中長距離ヒッター(坂本)なので、長打で一気に本塁に生還できる可能性が高い。
⇒⇒(右⇒中)立岡宗一郎
➅カウント1-2から外角低めのフォークを当てただけの投ゴロ、二死。
➈カウント0-1から真ん中スライダーを捉えるが投ゴロ、一死。
<短評>
バッティングの内容は悪くなかったが結果はノーヒット。



【ジャイアンツ登板投手/雑感】
☆山崎伊織
ストレート系の平均球速は140キロ台中盤、最速で149キロ。
変化球はカットボール、ツーシーム、シュート、スライダー、フォーク
<雑感>
初回、先頭の福田を二ゴロ⇒宗を右飛⇒吉田を二ゴロ。
ややボールがバラついていたが、落ち着いたマウンド捌きで三者凡退で抑える。
二回、先頭の杉本を二ゴロ⇒太田を空三振⇒後藤は左中二⇒中山を一ゴロ。
ボール先行になっても慌てず騒がず簡単に変化球でカウントを稼げるのが彼の長所。
まだまだ制球にバラツキはあるが、四球で崩れそうな雰囲気は微塵も感じない。
但し、少し気になるのは、ストレート系、スライダー系ともにやや抜け気味のボールが多い事。
低めに決まっているうちは大怪我をしないが、高めに集まってくると長打を喰らう危険性が高い。
三回、宜保を空三振⇒若月は二安⇒福田は三失(岡本の捕球ミス)⇒宗は中適安(失点2)⇒吉田は中飛⇒
完璧に捉えられた打球はなかったが、コースヒットと味方の拙守で逆転を許してしまう。
内容的にはこの回が一番良かったが。。。。
但し、山崎がエースの道を目指すなら、ピンチの場面ではもっとストレート(内角)で押せるようにならないとキツイし、そうならないとフォークでも空振りを奪えない。
変化球でかわす投球だけでは失点を防ぐことは難しい。
四回、先頭の太田を遊ゴロ⇒後藤を四球⇒中川は右中適三(失点1)⇒三塁牽制死、宜保を二ゴロ。
この回は再び制球がバラついてしまった。
後藤の四球を悔いて、気持ちの整理がつかないまま中川と対峙して痛打を浴びてしまった。
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☆今村信貴
ストレート系の平均球速は140キロ強
変化球はスライダー、ショート、フォーク、カットボール、スローカーブ
<雑感>
五回、先頭の若月を中飛⇒福田を中飛⇒宗は右中三⇒吉田を二ゴロ。
彼が生き残るにはゴロアウトを増やすこと。
前回登板まではそれが出来ていたが、この回はボールが浮き気味でフライアウトが二つ。
宗には高めに浮いたストレートを完璧に捉えられてしまった。
それでも何とか無失点で抑えたが、厳しく言えば「結果オーライ」の投球で、最後の吉田を討ち取った形(低めのフォークを振らせてゴロアウト)が望ましい。
六回、杉本を空三振⇒太田を四球⇒後藤は左中二⇒中川は死球⇒紅林を空三振⇒若月は左適安(失点2、三塁走者はオーバーランでアウト)
この回は勝負球のフォークは効果抜群だったが、カウント球の甘いボールを一発で仕留められてしまった。



☆デラロサ
ストレート系の平均球速は150超、最速で156キロ
変化球はスライダー、カットボール、チェンジアップ
<雑感>
七回、元を一ゴロ⇒小田は遊失(増田の捕球ミス)⇒西野を遊ゴロ(増田の好プレー、二塁)⇒杉本は中適安(失点1)⇒牽制ミスで二進、安達を空三振。
スライダー系のキレ、チェンジアップの抜けはまずまず良かったが、以前のようにストレート系で空振りを奪えなくなっているので、コースヒットが生まれやすくなっている。
もう少し低めにボールが集まれば野手の間を抜けていかないが、高めに集まってしまうとキツイ。
まあ、それでも彼の仕上がり具合に関しては、間違いなく例年以上に順調に仕上がっている。
——————————–
☆ビエイラ
ストレート系の平均球速は150キロ台中盤
変化球はスライダー、フォーク
<雑感>
八回、先頭の後藤は左安⇒二盗、中川は三犠打(三進)⇒紅林は四球⇒松井は右適安(失点1)⇒二盗、元を空三振⇒小田は二塁適打(ピッチャー前に小フライが落ちる、失点2)、投手交代。
まあ、結果云々はどうでも良い。
彼もデラロサと同様に体調が良いことが大前提なのでその点は心配なさそう。
但し、課題となっている左の好打者タイプ(コンパクトなスイング)に対しては相変わらず分が悪い。
このタイプの打者目線では真ん中から外寄りに目付を置いているので、もっと内角を攻めていかないと討ち取れないし、更にレベルアップするなら変化球の精度を上げねば厳しい。
振ってくれる打者なら討ち取る事はさほど難しくないが、当ててくる打者には「振ってくれるボール」つまりフォーク系の精度を上げていかないとなかなか討ち取れないし、粘られて四球を与えるケースが増えてしまう。
————————————
☆鍬原拓也
ストレート系の平均球速は150キロ前後
変化球はスライダー、カットボール、シンカー
<雑感>
8回二死二塁で登場、西野は右適安(失点1)⇒佐野を見三振。
急遽のマウンドでやや気の毒だった。
タイムリーを許してしまったが、投げているボールの質は引き続き良い。



【オリックスバファローズ先発オーダー】
1番(中)福田
2番(三)宗
3番(左)吉田
4番(指)杉本
5番(二)太田
6番(右)後藤
7番(一)中川
8番(遊)宜保
9番(捕)若月
——————————–
【スコア】
巨人 010 001 000 2
オリ 002 102 14X 10
<オリP>宮城(1~5回2/3)中川(5回3/3)阿部(6)山田(7)吉田凌(8)
<巨人P>山崎(1~4)今村(5~6)デラロサ(7)ビエイラ(8回~8回2/3)鍬原(8回3/3)



【野手総評】
初回、先発宮城に対して二死一二塁のチャンスを作るがウィーラーが倒れて無得点。
宮城は去年の同じ時期にも対戦したが、その時と比べるとボールは来ていない。
二回、先頭の中田が初球の甘いストレートを完璧に捉える。
更に一死から小林がクリーンヒットを放つが後続が凡退する。
三回、二死からの連打でチャンスを作るが、大城が打ち損じて無得点。
四回、再び二死二三塁のチャンスを作るが、丸のヒット性の打球を相手の好守に阻まれる。
五回、この回はやや甘いボールを打ち損じるケースが多かった。
二死から登場した二番手中川から放った中田の大飛球はフェンス前で失速。
六回、三番手の阿部から小林が一発を放つ。
七回、四番手の左腕中川のキレの良いボールに完全に封じられる。
八回、やや制球を乱していた五番手の吉田に対して、中島が二塁打を放つが後続が倒れて無得点。
九回、六番手の黒木に対して一死から増田陸がクリーンヒットを放るが、その後が続かずゲームセット。
——————————
<低評価>
吉川尚輝
理由は前段で指摘している。
——————————
<高評価>
小林誠司は文句なしの内容。
主軸に関しては坂本以外いつ開幕しても良い状態になりつつある。
その坂本も徐々に調子を上げている。
若手中堅で結果に関係なくスイングに見どころがあったのは、中山礼都、若林晃弘、増田陸。



【投手総評】
<低評価>
今村信貴
今日は良いボールと悪いボールの落差が激しかった。
オリックス打線のバッティングアプローチが秀逸だったことは間違いないが、カウント球で甘いボールが多かったことは否めない。
まあ、そこまで悲観する内容ではないが、ローテ入りするには前段で指摘したようにゴロアウトをもっと増やす必要がある。
——————————
<高評価>
なし
山崎伊織にはもっと高いレベルの投手になって欲しいので、その為にはストレートをもっと磨いていく必要がある。

以上 敬称略
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