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阪神タイガースvs読売ジャイアンツ 4~6回戦レポート 2022.4.15~17

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阪神タイガースvs読売ジャイアンツ 4~6回戦レポート 2022.4.15~17

【スコア】
4/15 4回戦
巨人 100 000 000 1
阪神 000 020 02X 4
勝利投手 青柳 (1勝0敗0S)
敗戦投手 菅野 (2勝2敗0S)
セーブ  岩崎 (0勝0敗1S)
本塁打  佐藤輝 4号(5回裏2ラン) 、 ロハス・ジュニア 2号(8回裏2ラン)
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4/16 5回戦
巨人 000 001 000 1
阪神 001 100 00X 2
勝利投手 ウィルカーソン (1勝0敗0S)
敗戦投手 シューメーカー (0勝1敗0S)
セーブ  岩崎 (0勝0敗2S)
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4/17 6回戦
巨人 000 300 000 3
阪神 p1p 000 000 1
勝利投手 赤星 (2勝1敗0S)
敗戦投手 ガンケル (0勝3敗0S)
セーブ  大勢 (1勝0敗9S)
本塁打  ウォーカー 1号(4回表3ラン)、糸井 3号(2回裏ソロ)



【ジャイアンツ出場野手評価/状態チェック】5点満点
☆吉川尚輝
4/15 3打数3安打1死球(得点1)、評価4点
4/16 3打数2安打1四球(得点1、失策1)、評価3点
4/17 3打数1安打1四球、評価2点
この三連戦、彼はトップバッターとしての役割を十分に果たしていたが、他の打者が彼の出塁を活かすバッティングが出来ていなかった。
[バッティングの状態]
前回DeNA戦終了時は(↗)
今回三連戦終了時は(↗)
バッティングの状態は相変わらず良い
ギリギリまでグリップが体から離れないので、バットの軌道が自然とインサイドアウトになっている。
つまり、俗言う「体に牧るいているように見えるスイング」になっている。
内角寄りのボールに対してはセンターからライト方向に、外角寄りのボールに対してはセンターからレフト方向に素直に弾き返している。
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☆坂本勇人
4/15 4打数2安打1打点(失策2)、評価1点
4/16 4打数0安打(失策1)、評価0点
4/17 4打数1安打(得点1)、評価1点
攻守で精彩を欠く三連戦にばってしまった。
特に守備では彼らしくないプレーが続き、それが勝敗に直結してしまった。
[バッティングの状態]
前回DeNA戦終了時は(➡)
今回三連戦終了時は(↘)
かなりタイミングを合わせるのに苦労し始めている。
特に第二戦以降はそれが如実に感じる打席が多かった。
タイミングが合わずに慌ててテイクバックするので、バッティングに「間」がなくなり、自分からボールを迎えに行く(体がボールに向かっている)
つまり下半身を有効に使えていない。
こうなるとストレート系には「間」の無い衝突スイングになるので、芯で捉える確率が大きく下がりミスショットが増える。
更に緩い変化球に対しては体が前に出されて当てにいくようなバッティングになっている。
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☆ポランコ
4/15 3打数2安打、評価3点
4/16 3打数1安打1四球、評価2点
4/17 4打数1安打、評価0点
3番打者としてチャンスメイクの役割はまずまず果たしてはいるが、長打ゼロの打点ゼロはいかにも寂しい。
[バッティングの状態]
前回DeNA戦終了時は(➡)
今回三連戦終了時は(➡)
4月初旬はバットが外回り傾向だったので、右方向しか打球が行かないバッティングになっていたが、今は徐々にバットの軌道がインサイドアウトに修正されている。
しかし、まだまだ彼のバッティングはこの程度では終わらないだろう。
日本の投手の攻め方に慣れてくれば、左中間方向に強い打球を飛ばせるようになると筈だ。



☆岡本和真
4/15 出場せず
4/16 4打数1安打1打点、評価2点
4/17 3打数0安打1四球、評価0点
4番打者としては物足りなさは否めない。
[バッティングの状態]
前回DeNA戦終了時は(ー)
今回三連戦終了時は(➡)
病み上がりという影響かもしれないが、ゲームに入りきれているようには感じなかった(打席での集中力をイマイチ感じなかった)
技術的には若干体の開きが早かったので、甘いボールを捉えきれていなかった。
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☆丸佳浩
4/15 4打数1安打、評価0点
4/16 4打数1安打、評価1点
4/17 3打数0安打1四球(得点1)、評価1点
この三連戦はチャンスの場面で悉く凡打に終わってしまっていた。
特に第一・第二戦は非常に痛かった。
[バッティングの状態]
前回DeNA戦終了時は(➡)
今回三連戦終了時は(↘)
前回のコラムで「ヒットゾーンが真ん中から内寄りに限られていること、外角のストレートと変化球の出し入れに対応出来ていない事」を指摘したが、その傾向が更に強くなっている。
今は彼の悪癖である踵体重によって右肩の壁が壊れやすい状態にあり、体が早く開いてスイングが外回りになり、引っかけ気味のゴロを量産してしまっている。
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☆ウィーラー
4/15 4打数0安打、評価0点
4/16 1打数0安打、評価0点
4/17 出場せず
久々の先発出場も良いところなく終わってしまった。
[バッティングの状態]
前回DeNA戦終了時は(ー)
今回三連戦終了時は(↘)
第一戦は久しぶりの先発出場だったが、バッティングの状態はかなり悪化していた。
彼が調子を落とすときは「打ちたい」という欲求が悪影響を及ぼし、ステイバックの意識が希薄になり、下半身と上半身の連動性が消えて上体だけでボールに向かってしまう。
やはり、ウォーカーの出場機会が増えたことで、彼なりに焦りを感じたことが調子を大きく崩した原因だと思う。
そして今日付けで二軍降格が決まったが、これについては逆に首脳陣がウィーラーの重要性を認識していることの証明だと考える。
勿論、チームからムードメーカー役(新外国人の相談相手役)が居なくなるのは痛いが、彼にはもう一度ファームでしっかりと打ち込んで調子を上げて欲しいと願っているからこその処置だと考える。



☆大城卓三
4/15 3打数0安打、評価0点
4/16 1打数0安打2四球、評価2点
4/17 3打数0安打1四球、評価1点
バッティングはノーヒットだったので厳しい評価。
キャッチャーとしては第二、第三戦のリードは評価したい。
[バッティングの状態]
前回DeNA戦終了時は(➡)
今回三連戦終了時は(➡)
彼については繰り返して言う事になるが「器用貧乏」がどうしても気になる。
バットコントロールが良いので、どうしても下半身よりも上半身でボールと捉えようとしてしまう。
もっと下半身をボールにぶつけにいく感覚でバッティングして欲しい。
彼のパワーとバットコントロールが上手く融合すれば2割8分、20本程度の数字は残せるはずだ。
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☆中田翔
4/15 3打数0安打、評価0点
4/16 1打数0安打、評価0点
4/17 3打数1安打1四球、評価1点
ほぼ良いところなく三連戦を終えてしまった。
[バッティングの状態]
前回DeNA戦終了時は(ー)
今回三連戦終了時は(↘)
相手バッテリーの度重なる内角攻めにムキになってバッティングを完全に崩してしまった。
無駄に力んでしまっているので、テイクバックからインパクトまでの過程で右肩が下がる悪癖が顔を覗かせ、更に体の開きが早くなるので、甘いボールまで打てなくなってしまっている。
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☆中島宏之
4/15 出場せず
4/16 3打数0安打、評価0点
4/17 出場せず
第二戦で先発出場も良いところなく終わってしまう。
[バッティングの状態]
前回DeNA戦終了時は(➡)
今回三連戦終了時は(➡)
相変わらずストレート系に差し込まれるケースが多い。



☆ウォーカー
4/15 出場せず
4/16 2打数0安打、評価0点
4/17 4打数1安打3打点(得点1、本塁打1)、評価4点
第三戦の逆転3ランはまさに値千金。
[バッティングの状態]
前回DeNA戦終了時は(➡)
今回三連戦終了時は(➡)
ホームランはこれ以上ない甘いボールを仕留めたが、他の打席は技術的な観点ではまだまだ物足りない。
相変わらず始動が遅れ気味になっているので、ストレート系には差し込まれ、落ちるボールの見極めも出来ていない。
但し、スイング自体に欠点はないので、タイミングを合わせることに苦労しなくなれば劇的に良くなる可能性は秘めている。
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☆若林晃弘
4/15 3打数0安打1犠打、評価0点
4/16 1打数0安打、評価0点
4/17 出場せず
出場2試合で併殺打が3つ。
丸と共に打線を分断させた張本人になってしまった。
[バッティングの状態]
前回DeNA戦終了時は(↗)
今回三連戦終了時は(↘)
前回の調子判断は「右林」でのモノだったが、今回は「左林」。
その左林(左打席の若林)は前段で指摘した丸と同じ状態。
第一戦の二つの併殺は走者を一塁に置いた状況で、引っ張りの意識を相手に上手く利用されてツーシームを引っかけさせられてのモノ。
第二戦の併殺打は既に第一戦で調子を落とした状態での打席だったので、相手に打たされたようなバッティングになってしまった。



【ジャイアンツ登板投手総評】5点満点
★菅野智之
4/15 6回1/3、被安打6奪三振6与四球1失点2(自責点2、被本塁打1)、評価2点
全体的に抜け球が多く、特にストレートがシュート回転するケースが多かった。
それでも二種類のフォーク(カウント球で有効だったシンカー気味に落ちるフォークと三振を狙いに行くフォーク)を上手く使って何とか踏ん張っていたが、最後までピリッとしない投球が続いた。
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★シューメーカー
4/16 6回、被安打5奪三振3与四球3失点2(自責点1)、評価3点
まずまずの投球内容だった。
相変わらずフォークの精度が高い。
前回よりもやや制球に苦しんではいたが、粘りの投球は出来ていたと思う。
彼は典型的なゴロアウト投手なので、これからは内野陣の更なる堅守が求められる。
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★赤星優志
4/17 6回2/3、被安打4奪三振5与四球2失点1(自責点1、被本塁打1)、評価4点
調子はこれまでの登板の中では一番良くなかったと思う。
ストレート系はシュート回転が多く、カーブも高めに集まってボールになるケースが多かった。
しかし、逆の味方をすれば、調子が悪い時でもそれなりに纏まった投球が出来るのが彼の強みでもある。
終わって見れば、失点は糸井による先制弾のみだった。



★高梨雄平
4/15 2/3回、被安打0奪三振2失点0、評価2点
4/17 1/3回、被安打1失点0、評価1点
好リリーフが続いた。
特に第一戦はストレートの走り、スライダーのキレが抜群だった。
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★畠世周
4/15 1/3回、被安打1失点2(自責点1、被本塁打1)、評価0点
味方の拙守でリズムを崩し、気が付いたらアルカンタラにダメ押し弾を打たれてしまった。
あの場面は、もう少しバッテリーに慎重さが欲しかった。
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★直江大輔
4/15 2/3回、被安打0失点0、評価1点
完全に阪神サイドへ流れが傾いた状況での登板だったが、しっかりと試合を壊さず僅かに残る味方の反撃機会に望みを繋いだ。
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★山崎伊織
4/16 2回、被安打0失点0、評価2点
1点ビハインドでの登板だったが、しっかりと2イニングを打者6人で片づけた。
特に8回は味方の拙守にも動じずに後続を併殺で仕留めるナイスピッチング。
この後、再度登録抹消となったが、いずれ巡ってくる先発登板に向けてしっかり足場を固めた。
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★今村信貴
4/17 1回、被安打1奪三振1与四球1失点0、評価2点
先頭打者への四球は反省せねばならないが、投じていたボールは相変わらず切れ味抜群だった。
左打者へのシュートとスライダー、そして何よりもストレートがスピードガン以上に威力があり、打者をしっかり押し込んでいた。
彼が登板した8回裏は2番からの好打順で、ここをキッチリと無失点で終えたことが大きかった。
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★大勢
4/17 1回、被安打2奪三振2失点0、評価2点
大城とバッテリーを組んだ際には、外角ストレートを軸に投球を組み立てている。
その彼の生命線であるストレートをスタンドに放り込まれるイメージが全く湧かないので、無駄な四球を出さないことが前提ではあるが、2点差なら少々塁上を賑わせても安心して見ていられる。
ヒットの間に四球を挟まなければ、今の彼から2点以上奪うことは至難の業だろう。



【監督采配評価/試合総評】5点満点
原辰徳
4/15 評価1点
佐藤に一発を浴びる前までは、両チームの拙攻が続いていたが、この一発で流れが一変してしまった。
更に6回表のチャンスを逃したことで、完全にチームが浮足立ってしまった。
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4/16 評価1点
初モノのウィルカーソンとの対戦という事もあって、打線が前日の負の流れを変える事が出来なかった。
6回表に岡本のタイムリーで1点を返すが、それでも流れが変わらずに後続が倒れてしまう。
この試合も勝負処で守備にミスが出てしまった。
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4/17 評価4点
ウォーカーに値千金の逆転弾が生まれたが、相変わらず打線の重苦しさは消えていない。
高出塁率を維持している吉川を活かしきれていないのは、坂本と丸のところで打線が切れていることが最大の原因になっている(岡本不在時は若林も原因)
一方で、投手陣はキッチリと仕事をしている。
先発投手については、他球団のエースと比べると見劣りするかもしれないが、ほぼ全員が先発投手としての役割(ゲームメイク)を果たしている。
リリーフ陣の運用もほぼ思惑通りに推移しており、軸となっている今村・鍬原・大勢にも適度な休養を与えながら登板させる形が出来ている。
まあ、畠がやや登板過多になっているので、それくらいしか懸念することは見当たらない。
今は打線が湿っているのでなかなか厳しい展開が続いているが、この投手陣が崩れさえしなければ開幕ダッシュで得た貯金(6個)を大きく減らす可能性は低い。。
そして、ここで我慢出来れば、打線が再び上昇気流になった時に貯金を大きく増やすことが出来ると思う。
今は開幕当初の緊張感がやや薄れ、更に気候も寒暖差が激しく、移動距離が長い遠征が続いたので、選手も心身でかなり疲れが溜まっていると思う。
ここは目先の勝利も大事だが、しっかりと体調を整えておくことが何よりも肝要だと思う。
防ぎようのない怪我は仕方がないが、準備が出来ていれば防げる怪我は必ずある筈なので、それだけは絶対に怠らないで欲しい。

以上 敬称略
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