まず、事前に言っておかねばならない。
今回の記事の内容については、高橋由伸と井端弘和の引退に異を唱える方には違和感を感じる事が多々あるかもしれない。
しかし、あえて筆者はそこに踏み込んで「自分の思い」を書く事を御理解頂きたい。
一昨日、高橋由伸が読売ジャイアンツの監督要請を受託した。
そして昨日は、井端弘和が現役引退を表明し、一部マスコミはコーチとしてチームに残ると報じている。
まだまだ選手として余力を残して引退してしまうのは、ファンとしては非常に残念ではあるが、両選手の「決断」を断腸の思いで受け入れたい。
あえて本音を言わせて貰うと、来シーズンから暫くの間は巨人の低迷は否めないと思っている。
それについては、今後のブログで詳しく触れていくが、投打ともに大きな伸びシロを感じない現状は非常に不味い状況である。
そんな険しい道にあえて進んでいく事を選択した高橋由伸の決断を、周囲は様々な憶測で「懐疑的に見ている」が、筆者は彼の「決断」を、誰が何を言おうがマスコミが何を書こうが「支持」するし、この決断を憶測で語るのは彼に対して失礼だと思う。
それだけ「選手・高橋由伸」が引退した事実は重いモノであり、我々巨人ファンも彼の思いを汲まなければならないと思う。
40歳になる中年男性に対して「かわいそう」「読売の言いなりになるしかない」という言葉は、彼を侮辱する言葉以外の何者でもない。
同じことは井端にも言える。
彼も2000本安打まで僅かな状況で引退を決断し、まだ未発表ではあるが由伸と共に巨人のコーチとして背負う立場を選んでくれたようだ(読売と報知は未定と報道)
更に言えば、二人は賭博問題で大きく揺れている今の巨人を見捨てないで、支える事を決断してくれた訳である。
筆者は涙が出るほど嬉しいし、彼らのような人物こそ読売は大切にせねばならない。
この引退は、コアな高橋由伸・井端弘和ファンには受け入れ難い事実だと思うが、時間をかけてでも何とか受け入れて欲しい。
そして二人が指導者として成功する事を心から応援して貰いたい。
今後、筆者もブログの中で彼らを全力で応援する。
勿論、疑問に感じる采配や指示については、疑問を呈する事も有るとは思う。
だが、その根底には彼らへのリスペクトがある事を明言しておきたい。
———————————————————————————————–
さて、来シーズンのコーチ陣の顔ぶれについて、コメンター「なにわの巨人ふぁん」さんから質問を頂いたので、筆者の希望する陣容を考えていきたい。
ここまでマスコミで名前が上がっているコーチの顔ぶれは以下の通り。
投手総合コーチ 尾花(1軍?)
打撃コーチ 二岡(1軍?2軍?)
内野守備走塁コーチ 井端(1軍?2軍?)
この中で二岡と井端は特に有力だと思われる。
上記3人がいずれも1軍コーチに就任するとして、読売と高橋由伸が考えた1軍首脳陣の全容は以下の通り。
1軍監督 高橋
ヘッドC 川相 球団内の評価高く、新監督のサポート役に適任
投手総合C 尾花 2軍の投手を熟知し、投手陣の底上げに定評あり
投手C 豊田 球団内外でその手腕は高く評価されている
打撃総合C 内田 新監督とは師弟関係が長かった。
打撃C 二岡 長く巨人で時代を作った盟友
内野守備走塁C 井端 同学年で気心知れた良き友
外野守備走塁C 大西 明るいキャラクターでチーム内で信頼厚い
バッテリーC 秦 今シーズンのチーム防御率を見れば変える理由は特に無い
2軍監督 斎藤 今年の投手陣はリーグNO1の好成績、ポストの横滑りか?
残された時間と「原野球の継承」というキーワードから察すると、上記の陣容が有力と思われる(2軍監督は岡崎留任も可能性が残されてるが。。)
ハッキリ言って目新しさが乏しい陣容ではある。。。。
そこで筆者が希望する現実的に可能性がある陣容は以下の通り。
いきなり全員若返りは難しいので、徐々に由伸カラーを打ち出せば良いと考える。
1軍監督 高橋由伸
ヘッドC 川相昌弘(留任)
投手C 豊田清(留任・投手部門の統括)
投手C 高橋尚成(ブルペン担当)
投手C 田畑一也(留任)
打撃C 内田順三(1軍昇格・打撃部門の統括)
打撃C 二岡智宏
内野守備走塁C 井端弘和
外野守備走塁C 大西崇之(留任・いずれは金城へ)
バッテリーC 秦真司(留任・いずれは相川へ)
2軍監督 岡崎郁(留任)
高橋尚成の抜擢の可能性はゼロではないと思うが、現実性はかなり低い。
まずは2軍でコーチ修行という考え方や、本人が現場から少し離れるという考えを持っているかもしれない。
だが、個人的には左投手で伸び悩んでいる今村や高木京などと同じタイプの投手だったので、良いアドバイスを与える事が出来る可能性が大きい。
是非、彼を招聘して欲しい。
バッテリーコーチについては、若い人材で現代野球を熟知している人物が望ましい。
よって、現場での経験が長い人材が良いので、相川が最も適しているとは思うが、まだ現役選手なので引き続き秦に任せたい。
外野コーチの大西も留任で、その後は金城に任せたい。
彼は今季限りで引退だが、今後は未定のようである。
是非、2軍でコーチ修行して由伸政権の中核で支えて貰いたい。
彼はプロに入ってから本格的に外野手として腕を磨いた苦労人で、新人当時から年々外野守備が上手くなった選手である。
その経験と技術を若い選手に伝えて欲しい。
以上 敬称略