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あくまでも4連覇を目指すのならポレダを中継ぎに配置転換すべきだ【セ公式戦 DvsG 20回戦 8月16日】

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9回表の信じられない凡ミスで勝利を逃し、首位Tとの負け数が5と広がってしまったジャイアンツ。
4連覇達成が益々遠退く状況となった。

 123456789
巨 人0100001002
中 日00010200X3

問題の「あのプレー」については色々な方から感想を求められたが、個人的に思ったのは「意思統一が出来ていない事」

3塁コーチの勝呂の思惑は、鈴木を3塁に残して立岡アウトの形を作る事だった。
2塁走者の立岡は当然3塁に到達するが、勝呂からの指示でベースから離れた。 
3塁走者の鈴木は、打者走者の橋本を2塁まで到達させる事を最優先し、自分が塁間で粘る事を意識していた。

仮に勝呂の思惑通りに立岡アウトで3塁鈴木・2塁橋本という形を作るのなら、立岡が3塁ベース踏んでいる事を確認してから鈴木が3塁ベースに戻れば 、3塁走者に「3塁ベースの占有権」があるので鈴木は生き残って、2塁走者の立岡がアウトになる。
単純に、打者走者の橋本を含めた4者が、その事を考えていれば良かったのだが。。。

以前、坂本が3塁走者の時に同様のケースが起こり、あの時は坂本が先にタッチされた事で「自分がアウトになった」と勘違いしてベースから離れてしまい、既に占有権の喪失によってアウトが確定している2塁走者だけではなく、坂本自身もアウトになってしまった。

こういうケースでのプレーは、キャンプ時に「約束事」を作っておく筈で、それが徹底されていなかったという事である。
もしくは、それ以上のプレーを勝呂は選手に求めたのかもしれない。。
真相は藪のなかである。

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この敗戦で益々苦しい状況に追い込まれてしまった。。。。

 個人的な思いは別にある 「あくまでも優勝を目指すのならリリーフ陣を分厚くして、1点を守り抜く野球をするしかない」と思う。
そして、その為の切り札として、今日から始まるT3連戦からポレダを中継ぎ待機させるべきだ。

原監督は打線の奮起を促すような采配し、何とかチーム状態を上げようとしているが、ここまで試合数が消化している段階では現実的な方法ではない。
この期に及んで、阿部と村田を併用で使ったり、長野を外したりするのはマイナス効果しか生まない。
ここは良くも悪くもオーダーを固定して「先取点を何がなんでも奪いにいく」「6回終了時点でリードしている展開に持ち込む」
この事を最優先に考えるべきである。
そして、最後の3イニングをポレダ・山口・マシソン・澤村で何が何でも守り抜く。
確かにマシソンの状態はあまり良くないが、ここにポレダが加わることによって、有形無形の相乗効果も期待できる。

この姿勢を全面に打ち出して、チーム全体で共有する必要がある。

一方で、ポレダが中継ぎに回る事は先発陣の弱体化には繋がらないと見ている。
大竹・内海・田口は5~6回までの安定感なら、ポレダとそんなに大きな差はない。
それより彼らを含めて他の先発陣(菅野・マイコラス・高木勇)も最初から飛ばす事で、序盤の失点も減っていくと思う。

G逆転優勝への最後の望みは、阿部・村田・長野の復調ではない。
それは、手堅く先取点を奪いに行き、それを最後まで守り抜く鉄壁なリリーフ陣の構築にある。

以上 敬称略