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改めて考える「3タテ成功の意義」と「今後の展望」

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弊ブログでは8月16日の記事で「4連覇は厳しくなった」と指摘し、再浮上するためには「タイガースとの3連戦は全部勝たねばならない 」と主張してきた。

あの頃の不甲斐ない試合ぶりを見ていたら、とてもじゃないが3タテ出来るとは思えなかった。
しかし、結果はGファンの願望通りに3タテに成功した。  
Gファンのテンションも一気に上がってきたと思うし、私も間違いなく上がっている。

しかし、今一度冷静に現状を見つめ直すと「まだ数字上はタイガース有利である事には変わりない」

ここで現在の勝敗表と内訳を確認しておく【表はサンスポから引用】

8月20日のゲーム終了時点

セントラル・リーグ詳細 ▶︎
順位チーム試合数勝率
1阪神11057521.523
2巨人11358541.5180.5
3ヤクルト11155551.5002.5
4広島10750561.4725.5
5DeNA11252591.4686.0
6中日11148612.4409.0
対戦成績 De

7-13
(0)
11-8
(0)
6-7
(1)
10-9
(0)
13-7
(0)
13-7
(0)

10-6
(0)
8-12
(0)
10-9
(0)
10-9
(1)
8-11
(0)
6-10
(0)

9-9
(0)
13-8
(0)
11-8
(0)
7-6
(1)
12-8
(0)
9-9
(0)

7-12
(0)
6-12
(0)
De9-10
(0)
9-10
(0)
8-13
(0)
12-7
(0)

11-5
(0)
7-13
(0)
9-10
(1)
8-11
(0)
12-6
(0)
5-11
(0)

筆者は今後の展開を予想する時に最も重視するのは、ゲーム差ではなく「首位との負け数の差」なので、その視点で考えていきたい。

まず勝敗表を見て、4位カープから首位タイガースは5.5ゲームの差がついているが、負け数の差が意外にも4つしかない事に驚いた。
これはどういう事かと言うと、タイガースと比べてカープのゲーム消化数が少ないので、まだまだ自力で優勝戦線に浮上するチャンスが残されているということ。

逆に、2位ジャイアンツ・3位スワローズ・5位ベイスターズ・6位ドラゴンズの消化試合が、タイガースと同じかそれ以上なので、ゲーム差以上に苦しいことになる。

仮に残り試合をタイガースが五分で終えるとしたら、他球団の残り試合でタイガースを越えるには以下の勝敗が最低条件になる。 

タイガースの残り試合は33試合で、仮に16勝17敗で終えた場合の最終勝率は514
これを上回るには。。。

ジャイアンツは15勝14敗で順位は上にいく(数字上は同率だが、当該チーム同士の対戦成績で既にGが勝ち越している為)

スワローズは最低でも18勝14敗、更に当該チーム同士の勝敗次第では、19勝13敗という高いハードルを越えねばならない。

カープの場合は23勝13敗が最低ラインになる。
これだけ見るとかなり苦しいが、タイガースとの試合を多く残している(11試合)ので、可能性としては数字以上に高い。
一方で、直近のドラゴンズ3連戦で3タテを喫したのは痛かった。
これによって、Gとの差も広がってしまい更に苦しくなった。

残りの2チームについては、数字上ではかなり厳しいと言わざるを得ない。
ベイスターズは21勝10敗でチャンスが出てくるが、この数字はあくまでも最低ラインであって、現実的にはもっと高い勝率が必要になる。
ドラゴンズに至っては、25勝7敗という非現実的な数字なので優勝の望みは皆無に近い。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このように数字で考えていくと、あらためてタイガースに対して3タテした事は非常に大きかった。
前段で指摘した通り、 引き分け数で上位5球団が並んでいるので、最終的に同率になる可能性が十分考えれられる。
この場合は、勝ち星が多い方を優勝チームとするが、それも同じ場合は当該チーム同士の対戦成績で順位を決める事になる。
よって、昨日の試合で対タイガース戦の勝ち越しを決めた事は、1勝分のアドバンテージを得た事に等しい。

このように、数字上では他力本願的な要素が無くなったので、自力で優勝への道を開く事に成功した。
だが、本当の勝負はこれからになる。

恐らく、3タテ成功の反動は有ると思うし、首脳陣は心に留めておかねばならない。
それが今日からのカープ3連戦で出てくるかもしれないし、9月の甲子園3連戦で出てくるかもしれない。
ここで大事になってくるのが、それを最小限に抑える事だと思う。
つまり3連敗以上の大型連敗は絶対避けねばならない。
ここから我慢の戦いが続いていくので、そこを全員で凌ぎきり、再び上昇気流に乗った時に一気にライバルを突き放したい。

今日からのカープとの3連戦は、カープにとっては崖っぷちの戦いになるので、全力で立ち向かってくるだろう。
今日が前田、明日が福井、明後日は黒田が噂されている。
いずれも今シーズン苦戦している投手なので、僅差の戦いにしていかないと勝ちきれる相手ではない。
G先発陣は、全力で初回から飛ばして失点を最小限に食い止め、打線はチャンスで1点でも多く貪欲に奪い、勝ちパターンのリリーフ3枚を惜しげもなくつぎ込んで逃げ切る。
これしかないだろう。。。。

菅野に負けるな! 頼むぞ澤村!!
小林のリードを信じて全力でぶつかっていけ!!!
 


以上 敬称略