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頑張れジャイアンツ! 頑張れ長野久義!

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今日から9月に入り、優勝争いも佳境を迎える。
ここまで来たらジタバタ騒いでも仕方がないので、選手を精一杯応援するしかない。
少なくとも筆者はそんな心境に変わっている。

そして、まさに本当の勝負は今夜のヤクルト戦から始まる。
この2連戦で連敗するとかなり苦しくなるので、両軍総力を結集した戦いになる。
そこで今回はこの2連戦を展望する。

★先発 
1日 G菅野  ー S石川
2日 Gポレダ ー S小川

先発の顔ぶれで判断するなら五分五分と見る。
しかし、地方球場とはいえホームゲームなので、Gから見れば悲観的になる部分は少ない。
神宮以外の球場では、S相手に苦戦しているイメージはあまりない。

第1戦の菅野に関しては、状態そのものは確実に上がっているので、あとは打線との兼ね合いだけ。
この部分で上手く噛み合えば問題ない。
確かにS石川には「やられている」イメージは強いが、序盤で大量リードを許さずに僅差で中盤を迎えれば怖い投手ではない。
第1戦は序盤の2イニングが大きな鍵となる。
ここを菅野が乗り越えれば、Gが勝つ確率はグ~ンと上がる。

打線は出来れば先取点を取って欲しいが、石川の状態が良ければ「粘る姿勢」も大事になってくる。
そうすれば80球を越える5回前後に必ずボールが浮いてくるので、そこを一気に叩きたい。

2戦目については正直かなり分が悪い。
ポレダが前回の神宮での投球を続けてくれれば、僅差の勝負が出来るかもしれないが、序盤で制球を乱すケースが出てくると、相手に主導権を与える展開になってしまう。

又、投手戦になった場合でもかなり苦しい。
ポレダの場合、100球前後でガクンと球威が落ちるので、どうしてもリリーフ陣に頼らざるを得ないが、この見極め(替え時)が難しい。
ここは前回の神宮登板時のようにピンチを招いてから替えるのではなく、早めの継投の方が望ましい。
登板前にポレダとしっかり話し合って、序盤から全力で飛ばしてもらって、6回辺りでスパッと交代させる旨を伝えておくべきである。

又、個人的にはGリリーフ陣のSに対する相性は、そんなに悪いとは思わない。
特にマシソンは山田に対して相性が良いので、彼の使い方を間違わなければ十分封じ込める可能性はある。
もうここまで来たら開き直って、勝ちパターンのリリーフ投手3人を早めに注ぎ込んで、S強力打線の導火線を湿らせておきたい。

★鍵を握る打者
5番長野のバッティングがG打線の鍵を握っている。

1番立岡の出塁率が相変わらず高いので、3番坂本と4番阿部を迎える場面では真っ正面から勝負するよりもボール球で誘う配球になるので、結果的に四球が増えてくる。
つまり5番長野の前には走者が溜まるケースが多くなるので、ここで彼から1本が生まれるか否かで勝負の流れは大きく変わってくる。
逆に彼で攻撃の糸が切れると、打線の流れが一気に悪くなる。

幸い、一昨日の試合で復調の兆しを見せているので、何とか今日から爆発してほしい。
彼がGの運命を握っていると言っても過言ではない。

 
以上 敬称略