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ここで終わってしまうのか?【セ公式戦 広島vs巨人 24回戦 9月15日】

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昨日、福岡ソフトバンクホークスがパリーグ優勝を決めた。
2位以下を大きく引き離し、その強さを天下に示した。

工藤監督が胴上げされてる姿を見ながら思い出したのが、現ホークスバッティングコーチの大道の言葉だった。
それは巨人の2軍打撃コーチを去ってソフトバンクに入団した少し後のTVインタビューで「ソフトバンクには巨人以上に若い有望選手が多い」という発言。
この時は「そんな事は無いだろ!」と何の根拠もなく思っていたが、その後の柳田や中村の活躍を見ると「なるほど」と認めざるを得ない。

もしかしたら大道は「今のG若手野手の伸び悩みを予期していたのかもしれない」と。。。
そんな事を思いながら工藤監督の優勝インタビューを聞いていた。。。

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巨 人0000000000
広 島01000000X1


試合は「ほぼ盛り上がりが無いまま」終わってしまった。

敗因は誰から見ても明らかで「G打線がジョンソンを攻略できなかった事」に尽きる。
「中4日の登板」という事で若干球威が落ちるかと思っていたが、全くそんな感じを受けなかった。
殆ど巨人打線は無抵抗のままだった。
まあ、今まで打てなかった打線には「無理な要求」だとは思っていたが。。。

唯一の見せ場は8回表の1アウト・ランナー1~3塁の場面だけ。
ここで岡本が登場したが残念ながらダブルプレーでチャンスを潰してしまった。
この「代打岡本」については賛否分かれると思うが、個人的には「大賛成」である。
結果は残念だったが、内容は悪くなかった。
しっかり自分の間合いでバッティングが出来ていたし、ボールの見極めも良かった。
つまり「十分可能性を感じるバッティング内容」だったと思う。
ベンチにはアンダーソンや高橋由など実績のある左バッターが控えていたが「岡本の可能性」に賭けた監督の思惑は間違っていなかったと思う。

菅野については、危惧していた「立ち上がり」が全てだった。
今年はどうしてもゲーム序盤に隙を見せてしまう。
特に制球がばらつくので、相手にここを突かれると失点してしまうケースが多い。

決勝点になった坂本のエラーは、勿論アウトにして欲しかったが「まあ仕方がないかな」と思っている。
石原に完璧に捉えられた打球なので、捕球の際に「少し差し込まれてしまった」

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さて、今日から首位ヤクルトとの直接対決(2連戦)が始まるが、優勝争いに踏み留まるには連勝が絶対条件となる。
ここでヤクルトに対して負け数の差を「1」にしておかないと、自力で現状を打破する可能性が小さくなってくる。
だが、残念ながら連勝は難しいと言わざるを得ない。

先発が予想されるマイコラスとポレダへの期待は大きいが、序盤で捕まる危険性もかなりあると見ている。
色々頭の中でシミュレーションしたが、どうしても不安の方が先行してしまう。。。。
特に特殊な神宮のマウンドに慣れていないマイコラスは、いつも通りの制球力を発揮できるのか?
地方球場で実績を残している彼だが、果たして神宮ではどうなのか?
仮にボール先行のケースが増えてしまうと、かなり厳しくなる。

又、接戦に持ち込んだ場合でも不安の方が大きい。
マシソン・山口には不安感が先行するし、先発の時に神宮で結果を残せていなかった澤村も心配である。

やはり、この難しいミッションを達成するには、巨人打線の爆発が必須である。
しかし、ここでも小川を打ち崩すシーンが想像できないのが辛い。。。
立岡が出塁し、坂本がチャンスを広げて、阿部と長野のロングヒットに期待。。。
う~ん。。。厳しい。。。

さて、報道ではバレンティンが巨人戦から復帰するようだ。
個人的には「スタメンで起用してくれた方が巨人にとっては望ましい」と思っている。
「どこまで動ける状態なのか?」にかかってくるが、仮に守備に不安を抱えた状態なら有り難い。
彼にHRを連発されるようなら「ジ・エンド」だが、接戦なら逆に弱点にもなる。
つまり、彼をスタメンで起用しない場合は接戦になっても苦しいが「彼をスタメンで起用した場合で接戦に持ち込む事が出来れば勝つチャンスは広がる」と見ている。
恐らく、Gバッテリーにとっては「ここぞの場面での代打起用」の方が嫌だと思う。

最後に一言。
ここまでネガティブな話ばかりしてきたが「筆者の予想が的はずれである事を証明してほしい」と切に願うばかりである。
そして、最後までドキドキさせて欲しい。。。

以上 敬称略