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【試合総評】エース菅野 意地の完封勝利!【セ公式戦 DvsG 14回戦 7月5日】

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エース菅野の完封と亀井のHR2本で、何とか勝ちを収めた。
一方では相変わらず拙攻が多く、腑に落ちない部分が多々あるが。。。

 

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巨 人0000101002
中 日0000000000


G菅野は、立ち上がりから「絶対に先取点を奪われない覚悟」を感じる投球を続けていた。
だからこそ、初回は「過剰すぎる慎重さ」を感じる投球で、招いたピンチを最後まで集中を切らさずに抑えきった事が大きかった。
だが一方で、初回だけで40球近く費やしたので、中盤以降のガス欠をGファンは心配していただろう。

そんな状況で、菅野にとって有り難かったのは「D打線の早打ち」だった。

この2連戦、Dは「若手野手のお試し期間」とも思われてしまう程、キャリアの浅い選手で打線を構成した。
勿論、3番平田・4番ルナは驚異だが、前後を打つバッターに「ロングヒットの怖さ」が無いので、菅野は2回以降、初球からストライクゾーンで攻める事が出来た。
そして、そのボールを相手打線が打ち損じていたので、回を追う毎にペースが良くなってきた。

アピールで必死になっている野手が積極的に初球からスイングしていたが、結果は凡打の山だけが残り、菅野に対してプレッシャーを与える事が出来なかった。
彼らには失礼だが「格が違う」という対決が多かった印象は否めない。
結果論だが、菅野にとっては、和田・森野・大島が居ない打線は有り難かった筈である。

そんなD若手野手の中で、1番ショートの遠藤については好印象だった。
守備については、ややグラブ捌きが雑だが、スローイングは強いし安定感もある。
バランスのよい体つきで、打撃も「しっかりスイング出来る」選手なので、今後の伸びシロを感じる。

さて、G打線については相変わらず不満が残る結果だった。
亀井以外の打者で、山井のボールをしっかり芯で捉えた選手は皆無に等しく、タイミングすら合っていない選手も多かった。
俗に言う「打たされている」内容が多く、緩急に相変わらず脆い打者が目についた。

売り出し中の立岡も7回のチャンスの場面で、カウントノースリーからサードファールフライで終わった。
この場面で打ちに行くのは大賛成だが、内容が情けない。
フルスイングなら納得するが、当てにくスイングなら打ちに行く必要は全くない。
彼は恐らくショートの頭を狙ったのだろうが、その打球を打つには外の直球を叩かないと難しい。

他の選手については次回で詳しく触れていくが、亀井は前日指摘していた「形への拘り」が消えていた事が大きい。
第1打席のレフトフライからバッティングが素直になり、外のボールは流して、内のボールは引っ張るスイングになっていた。

阿部については最終打席で「兆し」を感じたので次戦は期待したい。

村田は2安打したが内容的には良くない。

坂本はスイングの形は悪くないが、集中力を感じない打席が目立つので不満が残る。

以上 敬称略

☆コメンター「pugさん」からの御質問

「今のメンバーだと誰を4番にするのがベストだと思いますか?」

~筆者回答~

適任者ですか。。。居ません。。苦笑

あくまでも目先の勝利に拘るなら阿部しか居ないでしょうね。。
結果は別にして、純粋に技術的な視点だけから見れば、阿部以上の選手は見当たりません。
「新外国人獲得に動いている」という噂がありますが、仮にその選手を獲得して4番として機能し、阿部が5番や6番に座るような打線にならなければ、優勝は厳しいと思っています。

個人的には「改革元年」にして欲しいのですが。。。無理でしょうね。