先週はナゴヤドームで中日ドラゴンズに3タテを喰らいながらも、東京ドームでの阪神タイガース3連戦を何とか2勝1敗で凌いだ読売ジャイアンツ。
ここまで通算4勝5敗でセントラルリーグ5位。
今日から敵地で、最下位に低迷している広島東洋カープと3連戦を行う。
今回はCvsG3連戦の展望を行うが、その前に今朝の新聞報道から気になる記事を引用したい。
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結局、この二人に頼らざるをえない事を露呈したG3連戦。
「気分屋」の両者が乗ってこなければ、チームの上昇はありえない。
【CvsG3連戦展望】
※先発予想
ジャイアンツ ①杉内 ②マイコラス ③菅野
カープ ① 大瀬良 ②野村 ③前田
恐らく上記で間違いないと思う。
このメンバーであることを前提に話を進めたい。
★第1戦
先発投手の比較では五分と五分。
両者共に大崩はないと思うが、杉内は立ち上がりと80球超えで試練が待っている。
Gが勝つパターンとしては、大瀬良の立ち上がりを捉えて、2点以上のリードで中盤まで進み、後半に加点し終盤をリリーフ陣で凌ぐケース。
大瀬良は決して勝負強い投手とは言えないので、接戦に持ち込めば十分勝機はある。
但し、敵地で雰囲気が盛り上がるような戦い方は出来れば避けたい。
ポイントは絶対にビックイニングを相手に作らせないこと。
逆にC側から考えると、杉内の立ち上がりを何とか攻略したい。
ここで2~3点リードすれば、先発大瀬良も乗って来る。
仮に立ち上がりの杉内を捉えられない場合は、杉内の球威が落ちてくる80球から100球前後で一気に勝負を賭けたい。
ここでビッグイニングを作って終盤を迎えれば、勝機も見えてくるだろう。
★第2戦
C野村・Gマイコラスともに、相手からすれば難しい相手ではない。
やはり1戦目の結果次第で大きく変わってくる。
Gにとって野村は悪いイメージはない。
序盤に打ちあぐねても、中盤以降で一気に攻略するという展開が去年までは多かった。
1戦目で「打線の流れ」が生まれていれば十分攻略できる。
逆にCにとってマイコラスは未知の相手となる。
1戦目を仮に落とすと、焦りが生まれてボール球に手を出す状況も考えられる。
そうなると、マイコラスは乗ってくるので、中盤までしっかりとゲームメイク出来る。
★第3戦
エース対決となるが、現状では安定感で前田健が僅かに有利とみる。
但し、菅野も前回のピッチングを修正する能力を持っているので、僅差で終盤を迎える事が予想される。
そうなると、リリーフ投手の状態次第となるので勝敗を読むことは難しい。
※打線のキープレーヤー
ジャイアンツ 坂本・ 阿部・亀井
カープ 丸・ロサリオ・會澤
Gは坂本がどれだけ出塁してチャンスを作っていくか?
これに尽きると思う。
そして阿部がキャッチャーとして先発すると、下位でチャンスを作るケースも出てくるので 、ポイントゲッターとしても大きな期待がかかる。
カープはGキラーのロサリオが去年同様に爆発してくれるか?
恐らく、菊池・丸あたりは、 それなりにチャンスを作ってくると思うので、ここでロサリオがポイントゲッターとして機能すれば、一気にカープに流れが来る。
【3連戦勝敗予想】
Gの3連勝 5%
Gの2勝1敗 35%
Cの3連勝 15%
Cの2勝1敗 45%
やはり、地の利を活かしてカープの方が有利とみる。
3連戦の先発投手力量も 、安定感でややカープが有利。
Gが勝ち越すには打線が活発にならないと厳しい。
この3連戦の最大のポイントは、第1戦での杉内対ロサリオの対決になる。
ここでロサリオが波に乗ってしまうと、一気にカープに流れが行き、Gは菅野頼みで何とか3タテを阻止しなければならなくなる。
以上 敬称略