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【試合総評】完全な力負け【セ公式戦 BvsG 6回戦・5月8日】

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悔しいが、現状の力関係はベイスターズの方が上だった。
勿論、これからGも怪我人が戻ってくるので、この先も同じ力関係という事はないかもしれないが、それでも昨日の試合は「ねじ伏せられた」印象が強かった。 

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巨 人2011100005
DeNA00013020X6

確かにG先発ポレダは、得意のクロスファイアーが決まらなかったが、3勝しているT戦と比べても特別悪かった訳ではないと思う。

前回の試合展望で、ポレダがB打線を押さえ込む鍵を握るのは、石川・梶谷・筒香の左打者という指摘をしたが、梶谷は別として石川・筒香には完全に踏み込まれてしまった。
ほぼ完璧に捉えられていたので、ポレダは最後まで自分のボールに疑心暗鬼になっていたように見えた。

Tファンには申し訳ないが、同じ4番でも、ゴメスと筒香を比較するとかなり実力差を感じる。
筒香は確実にゴジラ級への階段を上っている。。。

ポレダ交代のタイミングについては意見が分かれると思う。
個人的には「仕方がない」という思いが強い。

但し、6回表の小山に送りバントを命じた場面は「代打」でも良かったと思う。
結果論と言われるかもしれないが、筆者はそうは思っていない。
バントを命じて初球の失敗を見た瞬間に、このチャンスは生かせないだろうと確信した。

確かに送りバントを選択するなら小山で良いかもしれない。
しかし、考えてみて欲しい。。
小山は今季1軍登板が初めてで、開幕からずっと2軍で投げていた投手なのである。
これはどういう意味なのかというと、全く打席に立っていないという事である。
そう。。ファームはDH制なので投手は打席に立たない。
勿論、バント練習はしていると思うが、1軍投手の生きたボールは別次元である。
そして、彼は元々バントは上手くない。

結果的には、単なるバント失敗に留まらず、走者が飛び出して一気に2アウトという最悪の結果となった。

連勝中で勢いに乗ってるチームに対して、1度でも相手に流れを渡してしまうと、そう簡単には挽回できない。
その挽回のチャンスが、上記の場面だったように筆者は感じた。

結局、この試合に登板したBリリーフ投手の中では、力がやや劣る安部が投げている時しかチャンスが無かった。
エレラの防御率は悪いが、G打線が殆ど対戦経験がないので、ボールの質を考えると苦戦必至と思っていた。
抑えの山崎も同様で、最近の内容を見ると、かなり自信を持って腕を振っている状態なので、攻略はかなり難しい。
長田や小杉なら対策はあったと思うが・・・。
そう考えると、エレラをイニング跨ぎで起用したB首脳陣の継投は見事だったと思う。

結果的に決勝点を奪われた山口については、筆者は全く責める気はない。
ラッキーなヒットが続いてチャンスを広げられたが、タイムリーを打たれたボールもそんなに悪いボールではない。
これは素直に相手の井手を誉めるべきだろう。
山口が痛かったのはバルディリスへの死球だった。
これで満塁になってしまい、ボール球を有効に使うことが難しくなってしまった。
あの場面、小林が勝負を急ぎすぎたという指摘もあるかもしれないが、筆者はそう考えていない。

やはり、筆者には6回表の攻防が全てのような気がしている。
あそこで流れを変えなければならなかった。。。 
そして、変えた後の6回裏は高木京や戸根、宮國でも良かったと思うが。。。 

以上 敬称略


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