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【G】期待高まる2人のルーキーと課題を残した2人の新外国人【超激辛GvsEオープン戦雑感2月22日】

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読売ジャイアンツのオープン戦2試合目は、東北楽天ゴールデンイーグルスを迎えて行われた。

★G出場野手雑感
①ショート 坂本
3打数1安打
*やや強いゴロの内野安打
*引っ掻けてショートゴロWプレー
*引っ掻けてサードゴロ
外のボールを引っ掻ける場面が多かった。
だが、状態が悪くなってるとは感じていない。

②セカンド 井端
2打数1安打1四球
*厳しいコース見送り三振
*きっちり捉えてセンター前ヒット
*ストレート四球
コンディションの良さを感じる。
バッティングは相変わらず簡単に終わらない。

③ライト 亀井
3打数1安打
*詰まってレフトフライ
*ややバットの先で左中間ツーベース
*合わせただけレフトフライ
左投手の直球に差し込まれる事が多かった。
若干タイミングも合っていない。

④センター 大田
3打数 無安打
*詰まってセカンドフライ
*ハーフスイング空振り三振
*引っ掻けてショートゴロWプレー
積極性が影を潜め、打席で迷いを感じる。
嶋のリードに翻弄されて、完全にバッティングが崩れてしまった。
ここからが正念場である。

⑤DH 高橋由
2打数 無安打2四球
*見切って四球
*当てただけショートゴロ
*合わずに空振り三振
*ストレート四球
この時期に4打席立つのは体調が良い証拠。

⑥サード 村田
*泳いでサードゴロ
*豪快に空振り三振
*当てただけセカンドゴロ
*引っ掻けてショートゴロWプレー
ボールを迎えにいってしまっている。
タイミングも全く取れていないし、まだまだ良い兆しが見えてこない。

⑦ファースト 中井
4打数1安打 二塁打1
*引っ掻けてショートゴロ
*やや差し込まれてライトフライ
*巧く拾ってレフト線ツーベース
*詰まってショートゴロ
今日はヒットが1本でやや不満足な結果だった。
しかしバッティングの内容は悪くない。
去年までならファールになっていたインローの変化球に対して、バットが内から出てるのでフェアゾーンに落ちる。

⑧レフト 金城
2打数1安打1四球
*叩いてレフト線ツーベース
*合わせただけセンターフライ
*ストレートの四球
内角球に対しては左右の打席問わずに巧く捌く。
このコースに強い打者はチャンスで期待できる。

⑨キャッチャー 相川
2打数1安打
*しぶとく右打ちライト前ヒット
*落とされて空振り三振
バッティングは井端と同じでしぶとい。
右打ちは職人芸と言える。
リードでは外国人二人に対して、彼らが投げたいボールを投げさせていたように感じたし、色んなボールを試していた。
まだ、彼が積極的にリードする前の段階だと思う。

⑩センター 松本哲 途中出場
1打数1安打
*叩いて一二塁間ヒット
少ない打席で今日も結果を残す。
守備でも大飛球を難なく処理する。

⑪キャッチャー 小林 途中出場
2打数 無安打
*差し込まれてセンターフライ
*バットの先でショートゴロ

⑫セカンド 片岡 途中出場
1打数1安打 二塁打1
*しっかり叩いて左中間ツーベース
このところバットのヘッドが効いてる打球を飛ばしている。
状態は良い。

⑬レフト 堂上 途中出場
1打数 無安打
*詰まってショートゴロ 打点1

⑭ショート 寺内 途中出場
1四球
*見極めて四球

⑮ライト 橋本
1打数 無安打
*中途半端なスイング空振り三振


☆G出場投手雑感
①マイコラス
*3回4安打1四球2失点 披本塁打1
直球のスピードは平均144キロ、最速147キロ。
変化球は多彩で、カーブとスライダーを中心にカットボール、チェンジアップを投げていた。
今日は変化球の制球がやや乱れて、ボール先行になる苦しい投球だった。
新外国人にHRを打たれた場面も変化球が決まらず、フルカウントで甘い直球を痛打された(シーズンでは外国人に対してフルカウントで直球という選択は殆ど無い)
ただ、TV解説者は厳しい評価をしていたが、筆者はそこまで悲観していない。
理由としては、故障明けの投手なので、これから徐々に調子を上げていくと考えている事。
そして、確かに派手さは無いが、討ち取る引き出しを持っている事。
牽制が上手くないので足の速い走者を出すと苦しくなる等、課題も露呈しているが評価を下すのはまだまだ早い。

②ポレダ
*3回3安打1失点1奪三振
直球のスピードは平均で146キロ、最速で148キロ。
メジャー時代と比べると、まだまだボールは本来のモノではない。
変化球はスライダーを投げていた。
懸念材料だった制球の乱れはなく纏まっていた。
スライダーが低めに集まっていたのは良かった。
だが、キャンプ中から指摘していたクイックやフィールディングの不安が露呈した。
クイックについては、かなり楽天に積極的に走られたので、最後はかなり意識していたが、問題は「走者無しと同じ程度の球威を保って打者へ投げられるか?」という事。
但し牽制は巧く、よく工夫している。
フィールディングは、特に投げてから三塁方向に体が大きく流れるので、一塁へのベースカバーがかなり遅い。
また動作も俊敏性に欠けるので、バント処理も今後に不安が残る。
また、セットポジションで静止せず、ボークを取られる場面があったので、投球以外のプレーで大きな課題が生まれた。
球種が少ないので、どちらかと言えばリリーフ向きだと思うが、これらを修正しないと、1点を争う場面で起用することはできない。

③高木勇
*1回 無安打 無失点
直球のスピードは平均で142キロ、最速で144キロ。
変化球はスライダーとフォークを投げていた。
キャンプ中と比べると、かなり腕が振れてきている。
直球のスピードを落とさずに、しっかり厳しいコースに制球されてる。
スライダーも抜群の制球だったが、フォークはやや抜けていた。
明らかにプロの雰囲気に慣れてきたように感じるし、マウンド上での落ち着きと投げっぷりは素晴らしい。
彼の場合、内と外にボールを出し入れする制球力があるので、緊迫した場面でも十分やっていける下地がある。

④戸根
*1回 無安打 無失点
直球のスピードは平均で138キロ、最速で141キロ。
変化球はスライダー・カーブ・チェンジアップ。
今日は完璧だった。
勝負球が若干高かったが、しっかりコーナーに制球されていた。
前回の登板では対左打者に対して、腕の振りが少し鈍いと指摘したが、今回は全く感じなかった。
高木勇と同じく、E各打者にまともなスイングを許していなかった。

⑤マシソン
*1回2安打1四球 無失点
直球のスピードは平均で147キロ、最速で152キロ。
変化球はスライダーを投げていた。
結果を見るとヒットを2本打たれているが、いずれも不運な形。
直球のキレと制球は、今の時期なら上々のデキで問題ない。
スライダーを投げるときに、好調時より若干腕の振りが弱くなるが、ここは修正ポイントになる。
(元々スライダーを投げる時は腕の振りは鈍くなる)


※E注目選手雑感
①サンチェス(ファースト)
3打数 無安打
*泳がされてサードフライ
*サードライナー
*詰まってセカンドフライ
若干バットが外回りで、ヒットポイントは少ないかもしれない。
どちらかというとスイングは長距離砲だが、ホームランより打点を期待したいタイプだろう。

②ウィーラー
4打数1安打1打点 本塁打1
*強く叩いてレフト越えホームラン 打点1
*タイミング合わず見送り三振
*ハーフスイング空振り三振
*やや詰まってセンターフライ
スイングに柔らかさは感じない。
パワータイプだがスイングは意外とコンパクトで鋭い。
ボールの見切りが早いので三振が多そうだが、ホームランと打点をどこまで稼げるか?


※総評
E 011 010 000 3
G 000 000 010 1
試合はE投手陣が要所を抑えて勝利した。
この試合ではE嶋の好リードが光っていた。
G打線に的を絞らせていないし、まともにフルスイングさせていなかった。
近年は交流戦や日本シリーズで、彼にやられっぱなしのG打線だが、苦手意識があるのかもしれない。
今日もチャンスは作っても、あと1本でなかった。
逆にG側も明らかに疲れを感じるが、若手はここを乗り越えていかないと、レギュラー陣を追い越すことは出来ない。
特に打席で迷い始めている大田は、正念場を迎えている。


以上 敬称略

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